家づくりの順番②情報収集

1年後に良い家を手に入れるために!

家づくりの順序の2番目として情報収集があります。

▽情報収集以外の全体の流れについてはこちらもチェックしてみて下さい。
いつから始めればいい?家づくりを成功させる正しい手順と期間

特に注文住宅では、間取りはもちろん、壁紙などの内装、外観、キッチンなどの設備など、本当に様々なことが選べますので、情報収集は家づくりを思い立ったところから、家の工事が始まる直前のところまで、ずっと継続的に続けて行くことになります。

しかし、最初の段階で一番重要なのは、どこの住宅会社で建てるかということを絞っていくための判断材料としての情報を集めて行くことです。

インターネット

このサイトのように昨今は家づくりに関する知識がインターネットでも無料で見られますので、まずはインターネットを活用するのは一番身近な方法でしょう。

写真や動画などの情報が豊富に見られるのも良いポイントです。
写真を見る場合には、InstagramやPinterestなどのスマートフォンアプリが便利ですね。

また、最新の情報がチェックできるというのも良いことです。

ただし、インターネットで注意したい点もあります。

インターネットの情報で一番注意しないといけないのが、嘘の情報もあります。
また、正しい情報でも地域が違うと考え方が違う場合もあります。

一番分かりやすいのが、暖かい地域で住宅を作っている会社と寒い地域で住宅を作っている会社では、寒さ対策に関しての考え方が違う場合があります。
また、土地や建物の金額についての考え方も、地域や会社によって違うでしょう。

できるだけ自分が家を建てる地域に根ざした知識、情報を探すのが重要です。

チラシ

チラシは、実際に住んでいる地域でどんな住宅会社があるのか知るには一番分かりやすい方法でしょう。
チラシの雰囲気だけでその会社を判断することは出来ませんが、見るポイントはいくつかあります。

金額面の部分が全く書かれていなくて、イメージ写真だけのチラシの会社は、どちらかというと高級路線の会社の可能性が高いです。
逆にお金に関することが書かれている会社は、金額面で自信のある会社と言えるでしょう。

実際の建てた家の見学会などの情報がある会社は、完成した住宅に自信がある会社と言えるでしょう。
また、会社のポリシー、考え方などが感じられるチラシは信頼できる会社の可能性が高いです。

また、今の時代ですと、インターネット周りのことがしっかりしている会社かどうかもチェックするポイントでしょう。
これからの時代、インターネットがきちんと出来ていない会社は倒産する可能性もありますので、その会社の将来性を見ることにもなります。
チラシからQRコードなどでもっと詳しい情報が見れるように工夫されているか、オンラインでの打ち合わせも対応してもらえるかなどをチェックするといいでしょう。

ネットの時代でも雑誌や本は大事

インターネットの時代でも、住宅雑誌や本は重要です。
ネットと違ってお金もかかりますが、情報がまとまっているという点で本は良いです。
一冊、家づくりのための入門書みたいなものを購入して目を通しておくことはおすすめです。

例えば、このサイトでも土地のこと、お金のこと、住宅のことなど滝に渡って情報はありますが、本のようにパラパラと読んで、自分の欲しい情報を探すということは難しいです。(できるだけみなさんに見やすいように作ってはいますが)

情報の量、深さとしてはネットの方が多いのですが、一冊の形にまとまっているという点では本は良いです。
あとは、美しい建築の雑誌などは手元にあって大きい写真で眺められるのは良いものですね。

一般住宅とは少し違いますが、Brutas Casaなどは一般の人でも楽しめる美しい建築の特集もしているので、眺めてみると楽しいと思います。
家を建てる際に美しい建築に触れてみるのも楽しいと思います。

家づくり勉強会、セミナー

家づくりについて何から始めれば良いのか分からないという場合には、家づくり勉強会やセミナーに参加してみるのもいいでしょう。
本を買ったり、ネットで調べるのと違って、2〜3時間程度でわかりやすく要点をピックアップして家づくりのことを教えてもらえます。
住宅会社や建築団体などが主催するものが多いですので、いくらか自社製品の宣伝などもあるかもしれませんが、公平な情報や知識を発信してくれるものも多いです。

▽筆者もYouTube上で勉強会を配信しています。良かったらご覧下さい。

住宅展示場・モデルハウス・完成見学会

『百聞は一見に如かず』とは言いますが、住宅の場合、完成した家を見ても分からない部分が多いので、百聞が大事なところも大きいです。

そうは言っても、やはり完成した現物を見るのは重要です。
家本体も大事ですが、その住宅会社の姿勢や会社の雰囲気、住まいに対する考え方などを聞いてみるのも重要です。
ざっくり金額だけ見てみても、
「家は毎日過ごす空間なので無理をしてでも高額なものを建てるべき」という会社もありますし、
「家は中で過ごす家族の幸せこそが重要なので、35年の住宅ローンを無理な金額で建ててはいけない」という会社もあります。
どちらが正しいということはないですが、自分たちの考え方に合っている会社で建てるのが大事です。

全国展開している大手ハウスメーカーのモデルハウスが集まる住宅展示場(住宅公園)は、一日で様々なメーカーの家が見られるのがメリットです。
デメリットとしては、住宅展示場のモデルハウスは展示用の豪華な家なので建築費が高すぎて参考にならない場合も多いです。また、モデルハウスにお金を使っている分、家本体の金額も高級路線の場合が多いです。

これに対して、モデルハウスを持たずに実際に建てた家を見学会として公開するタイプの会社もあります。地域を限定した工務店など、広告宣伝費を抑えたいという会社に多いです。
実際にこれから人が住む家なので、現実的で参考になるということがメリットです。
デメリットは開催期間が限定されていることや、場所が分かりにくいこと、予約が必要なので少し勇気が必要などがあります。

まとめ。分からなくなったときには家族会議のノートに戻る

家づくりの順番の2番目、情報収集についてでした。
困ったときには1番目の家族会議で作ったノートに立ち返ることが大事です。

家づくりの第一歩!正しい家族会議!(入居から12ヶ月前)

△きちんとノートを作って家づくりについて家族で戦略を立てることが重要です

いろいろ調べていくうちに、ついつい、
「アレも欲しい、コレも欲しい!」
と思う方は多いです。
特にモデルハウスなどに行くと、住宅会社によっては、少しでも売上を多くするために、豪華な設備や内装をオススメする会社もあります。
プロの商品説明を聞いていると、どんどん良いものが欲しくなって、家が高額になってしまう方も少なくありません。

家族会議で話した理想の家の方向からずれていないか、チェックしながら、情報収集していくことが大事ですね。