こんにちは、編集長の福田です。
お金のことについて、松本、諏訪エリアでFP事務所をしている甲斐さんと一緒に考えて行く、甲斐FP事務所コラボシリーズです。
今回の甲斐FP事務所コラボは、 住宅ローンの借り換えについてです。
うまく借り換えすれば、支払う総額が大幅に安くなる場合もあります。
でも、借り換えばかりしていると、手数料などのデメリットが大きくなって損になってしまうので、ポイントを押さえて検討するのが重要です。 動画では借入すべきかどうかの3つのチェックポイントもご紹介しています。
特に、最初に借りる時によく分からないままに金利交渉や銀行の比較をしなかった人は、 借り換えで金利交渉するとお得になるかもしれませんよ。
住宅ローンの借り換えはした方が良い?
住宅ローンを借りた後に、金利などの条件がより良い別のローンに変えることを、借り換えと言います。
しかし、借り換えには手数料などもかかりますので、安易に何回も借り換えすると逆に損になってしまうこともありますので、トータルして得になるかどうかチェックして借り入れの判断をするのが大事です。
ポイント1 住宅ローンの残り金額が1000万円以上
住宅ローンの残りの金額が1000万円以上ある場合には借り換えによるメリットが大きい場合があります。
ただし、残債がたくさんあっても、金利があまり変わらないようでは得にならない場合もありますので、まずは金融機関に相談からしてみると良いでしょう。
ポイント2 金利が今より1%以上低くなる
銀行に確認して、金利が1%以上低くなる場合には、借り換えの効果は大きいです。
一般的に、借り換えの場合、現状より金利が安くなることが多いですが、それでも、金利が低くなる程度が少ない場合は、手数料や手間のことを考えるとメリットが少ないと言えます。
ポイント3 残りの返済が10年以上残っている
仮に金利が大幅に低くなっても、残りの年数が10年以内だったら効果は少ないです。
まとめ。住宅ローンの借り換えは金利交渉もしやすい?
住宅ローンの借り換えをした方が良いかもしれない3つのポイントについてでした。
住宅ローンというのは、銀行にとってもありがたい、利益のある商品です。特に不景気の時代には、通常の融資を出すのもリスクが大きいです。
これに対して住宅ローンは自分の家ですので、だれしも、そう簡単には手放したくありません。
住まいは生きていく上で必ず必要なものです。
住宅ローンはきちんと回収しやすいという性質と、長期間に渡ってのローンなので金利もしっかり取れる商品として、銀行は力を入れている商品だと言えます。
(かと言って無理な交渉は良くないですが)
その中でも、借り換えについては、すでに借りている人=審査が通っている人に対する融資ですので、銀行にとっては貸しやすい融資だと言えます。
今の住宅ローンの詳細が分かる資料を持って、近くのローンプラザなどに相談に行けば、すぐに詳細なシミュレーションしてくれるところが多いでしょう。
借りたばかりだと効果は少ないかもしれませんが、住宅ローン控除の終わる時期などに一度、シミュレーションだけでもしに行ってみるのがオススメです。