家づくりの順番④-2資金計画 知識編

1年後に良い家を手に入れるために!

資金計画①では銀行から借り入れをする総額についてでした。

資金計画②ではもう少し詳しい、家を建てる時に知っておきたいお金の知識についてお話しておきましょう。

▽資金計画以外の全体の家づくりの流れはこちらから
いつから始めればいい?家づくりを成功させる正しい手順と期間

④-2資金計画 後編【正しい家づくりの順番シリーズ】

総額=家本体=土地??

ここまで順番に進めている方の場合、すでに住宅会社の人と相談して進めてきているでしょうから、すでに分かっているかもしれませんが、実際に家を建てるのに必要なお金は家の本体価格だけではありません。

坪単価50万円×35坪=1750万円
土地1000万円
→総額1750万円ではありません。

まず、どこの住宅会社でも必ずかかる諸費用、例えば銀行からローンを借りるための借り入れ手数料や、土地や建物の登記のための費用、水道の加入金、火災保険など。
住宅会社、不動産屋さん以外に払う費用があります。

また、標準装備に含まれていないものはオプション金額としてかかります。

また、地盤が弱いところでは地盤改良工事が必要になります。

また、住宅会社によっては、本体価格以外に、以下の費用が別にかかる場合もあります。
・宅内給排水工事→敷地内の水道工事の費用
・現場管理費→現場で使う電気代や水道代、現場監督のガソリン代など
・仮設工事費→足場や周辺の仮囲いなどの費用
・確認申請費用→役所に図面などを提出して建築基準法に適合した建物という届けをするための費用
・カーテン、照明→カーテンや照明なしで新居に住むわけにはいきません。カーテンや照明は別料金という会社も中にはあります。

単純に坪単価だけ確認して、後からプラスになる費用がたくさんあったということで失敗する方もいます。
実際に支払うことになる金額をきちんと確認するのが重要です。

ここの金額をきちんと教えてくれるか、安心して支払いの金額を計画できるかというのも住宅会社を選ぶ重要なポイントになります。

住宅ローンの金利の種類 長期固定金利と変動金利

住宅ローンは金利の種類や銀行の種類など、選ぶポイントがいくつかあります。

ずっと金利が固定されて、将来の支払いの計画を建てやすい長期固定金利。
金利が、経済の動向などで変わっていく変動金利。金利が変わるので、将来的なリスクはありますが、借り始めの最初の期間については変動金利の方が金利は低いです。
その2つを組み合わせた期間固定金利。10年間は金利が固定ですが、その後は、変動にするか、また期間固定にするかなど選びます。

また地域の銀行や信用金庫、労働金庫、JA、メガバンクなど、どこで借りるかでも特色があります。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

これは地域柄も影響します。
住宅ローンは金額も大きいので、窓口で詳しい説明を聞いて手続きしたいという方が多いですので、その地域にある金融機関や住宅ローンの会社によって変わってきます。
昨今はネット銀行などの住宅ローンを使う方もいますが、やはり金額が大きいこと、注文住宅では支払い回数が複数に分かれることなどから店頭で直接やり取りのできる住宅ローンを使う方が多いです。

団体信用生命保険の特約は?

住宅ローンを組む際に団体信用生命保険(以下、略して団信)という住宅ローンのための保険にも加入するのに、特約を選べます。例えばガンや三大疾病にも対応できますよ、などです。

特約を増やすと、もしもの時に保険がおりやすくなりますが、その分、金利が上がったり支払う金額も増えます。

現在すでに加入している保険で、がん保険などがしっかり入っていれば、団信に特約を付ける必要はないでしょう。
あるいは団信の特約をしっかりつけて、現在入っている保険を減らすという考え方の人もいます。

団信というと分かりにくい響きですが、結局は保険です。
保証が多ければ、掛け金も多いです。

分からない場合はFPさんなどお金のスペシャリストに相談してみると良いでしょう。

自己資金で払うか積立NISAなどを始めるか

自己資金を住宅購入で使うか、自己資金はできるだけ使わず貯金として取っておくかというのもポイントの一つです。

最初の自己資金を多く払うメリットは住宅ローンで支払う利息を減らすことが出来ます。

しかし、当然ながら、一旦払ってしまったお金は戻って来ません。
極端な話ですが、自己資金を支払わず手元に残しておけば、家を建てた5年後にキャッシュで車を買い換えられたのに。。。という人もいるでしょう。
住宅ローンと自動車のローンだと住宅ローンは圧倒的に金利が安いです。

また積立NISAや投資信託などで資産運用するという選択肢もあります。
特に銀行の金利が低い今の時代、物価の上昇などにも対応できるよう、資産の一部は運用をかけていくなどの工夫も大事になってくるでしょう。

縁起でもない話ですが、会社が倒産した時など、もしもの時のために余裕資金があると人生は安心です。

また、最初に自己資金として払わなくても、後から繰り上げ返済で早く返していくことも可能です。

まとめ。せっかくなので家づくりのタイミングでお金に強くなる

資金計画2ではお金の知識の話でした。
別にこのお金の知識の部分は知らなくても、家は建てられます。
ただ、家は人生の大きな支出ですので、せっかくなので家を建てるタイミングでいろいろ勉強してみるのがおすすめです。

勉強したすべてを実践するのは大変ですが、勉強して新しく知ったことをいくつかだけでも実践すると、これから先の人生のお金が大きく変わってくるかもしれませんよ。

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