注文住宅を建てるなら高断熱じゃないといけませんか?

高断熱の家 住宅

こんにちは、編集長の福田です。
最近頂いた相談で、
「今から家を建てるなら高断熱高気密じゃないといけませんか? 高断熱高気密じゃない安い家にするくらいなら今は建てずに、貯蓄が出来るまで待ってから建てる方が良いですか?
というご質問を頂きました。
松本、諏訪地域は寒いですので、高断熱高気密の家が気になる方は多いでしょう。
今回はそのことについて考えてみましょう。

高断熱じゃないといけませんか?その1

長期で考えると高断熱の家の方がトータルのコストは良い

このご質問ですが、答えはその人の予算によると思います。
予算があるならば、やはり高性能な家の方が良いです。
しかし、無理をしてまで高断熱にこだわる必要はないと私は思っています。

家が高断熱で高性能であるとは、少ない冷暖房費で家の中が快適に保てるということです。
なので、最初の建築費が高くても、長く住むほど初期コストが回収できるということになります。

30年以上住む人が多数派

一般的に日本では、家は30年以上住むという人が一般的です。
特に今の日本の現状として、家の中古市場があまり有効に成立していないです。長期で使った後も中古の家を買う、借りるのが普通のヨーロッパと違い、日本では後から売っても資産としての価値が低すぎるので、建てたからには死ぬまで住むしかないという現状があります。
(これは本当に問題です。はっきり言って住宅業界は本当にこういうところは駄目だと思います)

なので、家を建てたら長く住まざるを得ない日本の状況を考えると、家は高性能な方が長期的な目で見ると得だと言えます。

毎年50万円貯金して6年間待つか?

しかし、問題になるのが、初期費用の差です。
現実問題として、高断熱の住宅にすると最初の建築費用が高くなります。私の働く比較的リーズナブルな値段帯の地域工務店のエルハウスでも、200〜300万円程度の差になります。
(家の大きさによっても変わります)

この金額をどう考えるかですが、現実問題として300万円貯めるために、毎年50万円(月に四万円ちょっと)を6年間頑張るか?という問題になります。

はっきり言ってしまうと、これは現実的じゃないと思います。
毎月4万円を6年間貯蓄出来るかというと、無理があるんじゃないでしょうか。

さらに言えば6年間アパートの家賃も払い続けることになります。
月に家賃が6万円だとしても、6×12ヶ月×6年+更新費用2ヶ月分=444万円です。
アパートの家賃は当然ですが、いくら払っても何も戻っては来ません。

当初から、
「まだ子どもが生まれていないので、いずれ子どもが生まれて3歳になる頃に家を建てたい」
というように、建築の計画が何年も先で、その時のためにコツコツ勉強しているというなら話は別です。
しかし、今現在、家を買おうかどうしようか考えていて、しかも、具体的に金額面で迷っているという人の場合、6年間、爪に火を灯して節約してお金を貯めるのは少し現実的じゃないと言えるでしょう。

断熱性能の低い家では暮らせないほど寒いか?間欠空調と連続空調

では、断熱性能の低い家には寒くて住めない、電気代が高くて生きていけないか?という論点になります。

この問題を考える際に大事なのが、間欠空調という言葉を知っているのが大事です。

間欠空調というのは、私たち日本人の場合、多数派の冷暖房の使い方です。
エアコンは必要なだけ使って、温度が快適になったら切って、電気代を節約するという使い方です。

間欠空調は断熱性能の低い家では正しい方法です。

断熱性の低い家ではエアコンをずっと付けっぱなしにしても、どんどん熱が逃げてしまい、もったいないので、ある程度使ったら切る、ましてや一つのエアコンで家全体を暖めようなどとは誰も思いませんよね。

間欠空調では、今いる部屋だけを、今使うのに不都合ない温度にするという考え方です。
昔の日本の家では高断熱の家はほとんどなかったので、多くの日本人は空調=間欠空調というのが常識です。

高断熱の家では連続空調、全館空調

これに対して連続空調は、エアコンは付けっぱなしにします。
「え、電気代もったいないじゃん」
と思われそうですが、断熱性能の高い家の場合、一度家の中が全て温まるとなかなか熱が外に逃げていきません
家全体を温めて、外に熱を逃さないという考え方が高断熱の家です。
ですので、エアコンはずっと弱運転でかけ続けてもそんなに電気代がかかりませんし、快適です。

高断熱の家で、連続空調にすると、快適で、電気代もかからないので、やはり最初の予算さえ無理がなければ高断熱の家は良いと言えます。

間欠空調でも、一部屋は温まる

しかしながら、高断熱じゃない家でも、人間、生きているのが事実です。

確かに予算のことを考慮しなければ、快適な暮らしのためにも、地球のためにも高断熱の家が良いのは間違いありません。

そうは言っても、全員がガソリン節約のためにプリウスを新車で買うわけにもいきません。

昨今、インターネット上では、性能を追い求め過ぎて、
「高断熱の家じゃないなら家は買わない方が良い」
とまで言う人もいますが、それは間違っています。

人によって給料の違いもあるし、育った環境の違いもあります。
大学に行って順風満帆、高所得の大企業に勤める人もいますし、そうじゃない人もいます。

賃貸だと狭いし、庭がないので一戸建てに住みたいと思う人には一戸建てに住む権利があります。
ましてや、高断熱じゃない家は家としてダメだという考え方は間違っています。

家はその中に住む人が幸せなことが一番重要です。
無理のないローンで、頭金も抑えて、手元に現金を残して、子どものためにいざという時のためのお金として持っておく。そのために、高断熱じゃない方の家を選ぶというのも選択肢です。

また、私は注文住宅専門の会社で勤務していますが、その人にとって必要であれば、より安い規格住宅専門の会社を選ぶというのも、人生の中では正しい判断だと思います。また、中古住宅を購入して住むのも選択肢でしょう。
ただ、あまりに安すぎて、逆に将来的に維持コストがかかってしまいそうというのは問題はありますので、安心して暮らせる最低限のラインというのがあるというのも事実です。

30年後の300万円か、今の300万円か

長期にわたって住むほど、高断熱の家は金銭的なメリットも大きくなってきます。
これは太陽光発電などでも共通する考え方です。
初期費用は高くなるものの、長期的なメリットがあるものをどう考えるかが高断熱の家を選ぶかどうかのポイントでしょう。

しかし、ここで考えて欲しいのは今の300万円か30年後の300万円かという問題です。

これは一概に答えはありませんが、やはりもらえるなら、今もらいたいという人の方が多いんじゃないでしょうか。

投資などの資産運用で30年かけて増やしても良いでしょうし、自分の勉強のために使っても良いでしょう。

高断熱の家のために300万円多く出すのは、30年間の家の快適な環境に投資するということでもあります。
しかも、長期的には得になるのですから、初期費用の問題さえクリア出来れば高断熱の家にするのは良いことだと言えます。

300万円を先に家に投資するか、別のことに投資するか、価値観によると思います。

家を小さくして、その分のお金で高断熱にするか?

高断熱の家を無理なく買う方法の一つとして、家を小さくする方法もあります。
家は小さくすることで金額を安く出来ます。

家を小さくしてでも高断熱の家にする価値はあるかというと、ここは無理のない範囲で小さくするのが重要でしょう。

無理なく家をコンパクトにする方法

例えばですが、無理なくコンパクトにするという点では、
過度に大きなリビング
シューズクローク
ウォークインクローゼットなど
昨今の注文住宅では人気がありますが、いずれも面積効率は良くありません
リビングは過度に大きくなくても生活には困りませんし、シューズクロークは普通の下駄箱があれば事足ります。ウォークインクローゼットについては、クローゼットの中に歩いて入らなくても、普通のクローゼットでも同程度の収納は出来ます。

収納については不要なものは捨てるというのが一番大事です。使わないものはメルカリに出して、また使うときにはメルカリで買い直すことも出来る時代です。
また、子どもの三輪車などは家の中にしまわなくても、外に物置を買って入れておけば事足ります。
家の中に三輪車のための収納を作るより、外に物置を買う方が遥かに安く済みます。
そもそも三輪車はあと何年使うかという問題もあります。

実際、300万円分家を小さくしようと思うと、かなり小さくなってしまいます
それでも、場合によりますが、
・ウォークインクローゼットをやめて普通のクローゼットにすれば2畳くらい
・リビングを2畳減らす
・シューズクロークをなくして1畳減らす
とすれば、合計5畳、1.25坪減らせます。坪単価にもよりますが、50万円以上安くなるでしょう。

また、一番は廊下です。
・玄関からすぐにトイレが見えるのが嫌だ
・リビングから直接、洗面、お風呂につながるのは嫌だ
となると間に廊下を挟むことになりますが、廊下の分を減らせばかなりの面積が減ることもあります。

300万円まで削るのは難しいにせよ、お客様の考え方と間取りを作るプロの技術さえあれば、間取りの無駄をなくして、予算を抑えることは可能です。

そうは言ってもウォークインクローゼットもシューズクロークあったら便利というのもまた事実です。
ここが難しいポイントではあります。
間取りを設計する人の腕も重要ですが、「これは不要」とお客様が判断できるかがとても重要になります。

実際に収納するものを具体的に考えるのが、大事です。

無理して小さくしてしまうのは良くない

もちろん、本当に必要なものまで削って家を小さくすると不便です。

例えばですが、子供が2人いるのに、子供部屋は6畳で一部屋を二人で使うとなると、これはやはり少々無理があるでしょう。
子供部屋は眠るだけにして、別で階段ホールなどを広くしてスタディスペースを作るなどの方法もありますが、そういった工夫なく、ただ部屋数を小さくするとなると、将来的に困る可能性があります。

また、収納についても、やはりそれぞれの部屋に一つは欲しいです。
収納がない部屋は現実的に使いにくいです。

とは言え、これも割り切って、コンパクトな家ならコンパクトな家なりに住んでいけるのも実際のところです。
実際に広くないアパートや団地で育つ人もいます。
不可能ではないです。

広さの不便は我慢してでも高断熱の家にしたい、デメリットを理解していれば、それも選択肢の一つです。

高断熱の住宅のために土地を安くするか?

また、もう一つ出てくるのが、高断熱の住宅を建てるために安い土地にするかという問題です。
例えば
・1000万円の土地に2000万円の家を建てるか、
・2000万円の土地に1000万円の家を建てるか
という極端な数字で考えると分かりやすいかもしれません。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

土地は金額が高いほど立地条件はよく便利になります。

ここで大事なのは、当初の目的、理想と大きくずれないかということです。

松本市の市街地の土地が欲しかったけれど、安いという理由で、塩尻の峠の上の土地を買うとなると、元々の目的とかなり離れてしまうことになります。

松本市の土地の中でも、松本駅から徒歩5分の土地にするか、自転車で20分の土地にするかとなると、これは考慮しても良い範囲内じゃないでしょうか。
(人によると思います)

ただ、後の売却などのことを考えると、駅から近い土地は売却しやすいですし、賃貸として出すのもしやすいです。
土地を優先させて、家は高断熱じゃない通常の家にするというのも選択肢です。

借入可能額いっぱいまで借りてでも高断熱にすべきか?

また、借入可能額いっぱいまで借りれば高断熱の家を建てられるけど、ギリギリまでは借りたくないという人もいるでしょう。

この場合は手元に残る貯蓄も考慮すると良いでしょう。

高断熱の家は、光熱費が安くなるので、月の住宅ローンの支払いは増えますが、ローンの増えた分は最初のうちは相殺まではいかないにせよ、長い目で見ると得になります

ただ、やはり問題になるのは手元に残る現金でしょう。

手元にきちんと余裕のある金額の現金が残せるようであれば、借入可能額いっぱいまで借りても、いざ支払いが苦しいとなった時にはその、お金が使えます。この場合は、限界いっぱいまで住宅ローンを組むというのも一つの選択肢になります。

手元に現金を残すか、頭金として払って住宅ローンの月の支払いを減らすかについては、考え方にもよりますが、やはり手元に現金があった方がいざという時困らないです。
もちろん、借り入れが増えると金利で払う金額は多くなりますが、住宅ローンは金利がとても低い借金です。
数年後に車の買い替えで車のローンを組むかもしれないという可能性があるなら、現金は手元に残して、住宅ローンを多く借りるのも一つの方法です。

手元に現金をあまり残せないという場合には、借入金額は余裕のある金額で借りる方が安全です。

頭金で貯蓄を全額出して、住宅ローンも限界いっぱいにして高断熱の家は危険

なので、一番問題になるのは、手元にある現金(貯蓄)をほぼ全額を頭金で出してしまい、その上に住宅ローンも限界いっぱいにしてまで高断熱の家を買うことはリスクがあると言えます。
人生、何があるか分かりません。

これは高断熱タイプかどうかの問題だけじゃなく、住宅ローンを組む際にはとても大事な考え方です。
大手ハウスメーカーの高い家を買うか、建築設計事務所に依頼して高額な設計費用を払うか、太陽光発電を付けるかなど、金額で迷うポイントはいくつもありますが、手元に残る現金によっては、借入する金額は無理をしないということが大事です。

高断熱の家で、太陽光発電を付けて、家庭用蓄電池を付けて、
「将来的には必ず得になります」
そういうことをオススメされることもあるかもしれません。

しかし、住宅ローンは余裕ある金額で組むのが原則ですし、借入可能額限界いっぱいまで借りる場合は、手元に残る現金なども考慮して慎重に決めるべきです。
将来的に得になることも重要ですが、その将来がやってくるまでにお金がなくてどうにも困る、家を手放さないといけないとなっては本末転倒です。

余談、日本ではどうして住宅の高断熱、高性能化が遅れているか?

少し余談になりますが、日本で高断熱など住宅の高性能化が進まない理由は、まさに今回書いた内容があるからでしょう。

断熱のUA値の規定が義務化にならないことが問題にもなっていますが、現実問題として、金額的な理由で持ち家を持てない人が増えてしまうのは国としても望ましくないからです。

他にもいくつか理由はあるでしょう。

住宅業界で一番売り上げのある大手ハウスメーカー各社が、断熱の基準をクリアできないところが出て来ると問題になります。
大手ハウスメーカー、特に鉄骨系の家は断熱は不利なんですね。

また高断熱化があまりに進んでしまうと、電気や灯油などのエネルギー系の業界にはダメージになります。
日本の1番のビジネスは自動車であり、石油系のダメージは困ったことになるなど。
そういった大人の事情もあるでしょう。

でも、やはり一番は金銭的な理由で家を建てられない人が増えてしまう可能性があるということが大きいんじゃないでしょうか。

ただ、地球環境のためにも住宅の高性能化は必ず進めていかないといけないことです。住宅の高断熱にかかる費用の一部は国が補助金を出すなどしていかないと実現が難しい問題かもしれません。

お金をかけずに家の断熱性を上げる方法

お金をかけずに断熱性能を上げて、家を快適にする方法もいくつかあります。

窓を少なくする

家の熱の半分近くが窓から抜けると言われています。
単純に窓を少なく、小さくすると断熱性は上がります
また、窓の種類でも断熱の性能が違います。引違い窓という、いわゆる日本の昔からある普通の窓は隙間が多くなりやすいですので、縦すべり窓、横滑り窓という、普通のドアのように開くタイプの窓の方が隙間が少なくなるので断熱気密の点では有利です。
(ただ、引違いより少しお高くなります)

また窓の数が少ない方が、筋交いなど、地震に対しての補強が入れやすくなるので、耐震性としても有利になる場合もあります。
特に家の角の近くについては、筋交いなど耐力壁が入るほうが構造的には有利です。

日射遮蔽と日射取得を考える

日射遮蔽と日射取得を考えるのも重要です。
夏の暑い時期には日射を遮蔽して、冬の寒い時期には日射を取得出来るというのが理想的です。

屋根やひさし、シェード

夏と冬では太陽の高さが変わりますので、軒の出(屋根の出ている幅)を長くすることで、夏の高い太陽を遮って、なおかつ冬の低い太陽からの光を窓に取り込めるようにします。

しかし、この方法は、春分と秋分に問題があります。春と秋は太陽の高さが同じですが、春分はまだ寒い時期ですし、秋分はまだ暑い時期です。
この問題をクリアするには、屋根、ひさしだけで解決しようとせず、外によしずやシェードを取り付けて対応すると良いでしょう。

窓ガラスの断熱タイプか遮熱タイプ

また、窓ガラスを遮熱タイプにするか断熱タイプにするかというのも大事です。
遮熱タイプは日光を遮りますので、夏の暑さを防ぐことが出来ます。
断熱タイプは日光は取り入れますので、冬に家を暖めるのに向いています。

方位によって、太陽の光の入り方が違うので、それに合わせて断熱、遮熱、そして窓の大きさも考えます。

特に長野県の場合は冬が寒いので、南面の窓から日射を取得するのも重要です。

南の窓

冬、家を暖かくするため、南の窓は大きく、日射を取り入れられる断熱タイプにするのが理に適っています。
断熱の観点では大きい窓は不利ですが、日射取得の観点では大きい窓は有利です。
夏の日差しについては、屋根やひさしやシェードでガードして、冬の日光は取り入れるのがセオリーです。

北の窓

これに対して、北側の窓についてはあまり日射取得を期待できませんので、小さくするのが原則です。
遮熱にしなくてもあまり日射は入りませんが、真夏は早朝、夕方と日射がいくらか入るので遮熱にするという考え方もあります。

東の窓、西の窓

東西の窓については夏場の日光も考える必要があります。
どちらも太陽の高度が低く、家の奥まで日が入ります
ひさしなどで夏の日光をガードできません。

西側の窓については、夏の夕方、暑い中で日がどんどん指してくると困るので、小さい窓にして、遮熱タイプの窓にします。
東側の窓については、冬を優先させるか、夏を優先させるかにもよります。西側と違い、東は朝、まだ涼しい時間なので、冬を優先させて日射を取得するという考え方もありますし、太陽が家の奥までさすので、西側同様小さい窓にして遮熱にするという考え方もあります。
今は断熱性能のことを考えると東の窓も小さくする方が多いんじゃないでしょうか。

家をコンパクトにする、外に接する面積を小さくする

家が小さいほうが冷暖房の効率が良いですし、外に接する面積が少なくなり熱の移動も少なくなります。

外に接する面積という点で考えると、できるだけ凸凹していない、総二階で上から見て正方形に近い形状の家の方が有利です。

優先は暮らしやすさ

窓の大きさや種類屋根や家の形状などは断熱性能の観点では重要ですが、窓が少な過ぎて暗い家になったり、理想の間取りにならなくなってしまうと本末転倒です。
あくまでセオリー、理想ですので、実際には家の形状、隣接する家との距離などでも変わってきます。

ただ、明らかに意味不明な西側の大きな引違い窓などについては、小さい窓に変えて欲しいということを伝えてみても良いでしょう。

余談ですが、建売の欠点はこういう点のリクエストが出来ないということも一つあるでしょう。

まとめ。最低限必要な広さは必ず。断熱については、優先順位は後

家は高断熱じゃないといけないですか?という質問から、土地や、間取り住宅ローンの借り入れ可能額手元に残せるお金の話などまで、随分と長いてんこもりの話になりました。

家は性能、も大事ですが、家は住む人の幸せです。
性能が良い方が快適で幸せになることもありますが、無理して建てて、支払いがしんどいとなると、これはちょっとどうなんだろうと思います。
じゃあ、安ければ良いかというと、やはりそういうわけじゃないです。

ただ、立派で豪華な家だけど、住宅ローンで家計がカツカツよりは、普通の家だけど、子どもが小さい間に毎年いろんなところに家族旅行にも行けるという方が楽しいんじゃないかなと個人的には思います。
もちろん、松本駅から近くて、豪華な家で、お金も余っていて、ゴールデンレトリバーが庭を走り回っていて、フリスビーを投げて遊んだりして。
なかなかそんなにお金に余裕がある人は少ないんじゃないかなと思います。

やはり、家は性能も重要ですが、トータルの人生とのバランスが一番大事じゃないかなと思います。

松本諏訪地域で良い家をコスパ良く建てるならエルハウス
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