おうちが欲しいと思って、いろいろなことを調べて行く中で、
「実際に何から順番にしていけば良いの?」
と疑問に思う方は多いです。
今回は実際に何をしないといけないかということを考えてみましょう。
今回は一番多い土地も家も住宅ローンで購入する場合を考えてみましょう。
おうちを買うまでの全体の流れ
おうちを買うとなると、大きく分けると3つのことを決めないといけません。
家、土地、お金です。
まず、家を建てる住宅会社を決めます。
そして、どの土地を買うか決めます。
そして、お金についてはどこの銀行で住宅ローンを借りるかです。
実際に家を建てるとなった時、この三つのうち、どれか一つでも決まっていないと困ったことになります。
特に土地を買う時に、他の2つが決まっていないと少々厄介なことになります。
というのも、土地を買うには住宅ローンが必要です。
住宅ローンを組むには借入金額が決まらないといけないですが、住宅会社が決まっていないといくらの家を建てるか予算が分かりませんので、いくら住宅ローンを組めば良いか分かりません。
また、どこで住宅ローンを借りるか決めていないと金利などが分かりませんので、月の返済金額が分かりません。
さらに言えば、自分がいくらまで借りられるか分からない状態では、困ったことになります。
このように家、土地、お金の三つを決めないと困ったことになってしまいます。
家を建てるには何からすれば良い?
さて、この三つを決めて行くのに、何から決めるのが良いかというと、住宅ローンをどこで借りるか、住宅会社をどこにするかのどちらかでしょう。
一番、問題になるのは土地を最初に決めてしまうことです。
土地を先に決めてしまうと、契約日、決済日と支払う期日が決まってしまい、それに間に合うように住宅ローン、住宅会社を急いで決めなくてはいけなくなってしまいます。
なので、住宅会社をどこにするか、住宅ローンはどこでいくらくらい借りるかを先に決めるのが重要です。
一番決めるのが簡単なのは住宅ローン
住宅ローンを決めるのは、この三つの中では一番簡単です。
住宅ローンを借りるには、銀行に行って事前審査というものをしてもらいます。これで自分たちが借りられる金額と金利が分かります。
住宅ローンはどこで借りたら良いかについては、別の記事でも書いていますので良ければ参考にして下さい。
また、住宅会社に相談すれば、どこの銀行がオススメか、どういう傾向があるかなども教えてくれますので、住宅会社に相談するのも良いと思います。
住宅会社をどこにするか?
住宅会社を決めるのが一番悩むポイントでしょう。
いろいろな方法はありますが。
まずは大手ハウスメーカーにするか、地域の工務店やローコスト系の住宅会社にするかを考えてみるのが分かりやすいと思います。
金額帯が全く違いますので、ここは自分たちの価値観によって変わります。
土地にお金をかけたい場合は、価格帯の安い地域工務店などの方が向いているでしょう。
逆に住宅本体は、全国展開している有名な大手ハウスメーカーが良いという場合は、土地の値段は抑えて、駅から少し離れるなどの工夫をするのも良いでしょう。
価格帯の高い大手ハウスメーカーにするか、比較的リーズナブルな会社にするかは、実際にモデルハウスや見学会に足を運んでみるのが一番分かりやすいです。
基本的には同じ仕様で家を作る場合、一般的な木造住宅の場合は、地域の工務店などの方が中間マージンが少ないので安く建てられます。
オススメは大手ハウスメーカーのモデルハウスを何軒か見てイメージを掴んで、その後、地域の工務店の見学会などに行って、そこで自分たちの理想の家の写真などを見せて、そういうことが出来るか聞いてみるのがオススメです。
その中で気に入った会社に具体的な金額の相談をします。
注文住宅の場合、家族構成、希望の暮らしなどによって、サイズ、部屋数などが変わって来ますので、そういった希望を相談していって金額が出ます。
住宅ローンについても、そのときに一緒に相談に乗ってもらえます。
いつから土地を探し始める?
家を建てるには土地が必要です。
しかし、先に住宅会社とどこで住宅ローンを借りるか決めておかないと土地を探すのは難しいです。
では、いつから土地を探し始めるのが良いのでしょうか?
絶対的な答えはありませんが、総額の予算が決まって、家をどのくらいの金額にするかが見えた辺りからが分かりやすいと思います。
総額と家の予算が見えて来ると、必然的に土地にかけても良い金額が見えてきます。
さらに言えば、土地探しのノウハウを持っている住宅会社とつながっておけば、土地探しで失敗することはないでしょう。
土地探しの失敗の代表例は、土地の金額が高くなり過ぎて、家にかけられる予算が少なくなり過ぎて、希望の家を建てられないということです。
土地にかけても良い予算を住宅会社と考えて、その予算の中で土地探しの上手い住宅会社に教えてもらいながら土地を探していくのがポイントです。
総額の予算はどう考えれば良いの?
総額の予算が分かれば、家を建てるのは楽になります。
しかし、具体的にいくらにすれば良いか分からないという人も多いです。
安ければ安い方が良いけれど、安過ぎるのも不安ですよね。
また、住宅会社に相談しても会社によってオススメされる金額が違うと、本当にその予算が正しいか分からないという方も多いでしょう。
そういう場合には独立したFPさんに相談するのも一つの方法です。
FPとはファイナンシャルプランナーの略で、言うなればお金の専門家です。
どこの住宅会社にも所属していない独立したFPさんは、純粋にお客様の収入と支出から、住宅にかけても問題ない予算を計算して提案してくれます。
松本、諏訪地域ですと独立FPで住宅ローンにも強い独立FPさんだと甲斐FP事務所などがあります。
最初の相談については無料でしてくれることもありますので、総額で悩んでいる人は一度問い合わせてみると良いでしょう。
まとめ。家づくりは正しい順番で進めれば安心
家を作るのに実際どういうことをしていかないといけないのか、というお話でした。
家、土地、お金の三つを正しい順番で進めて行けば家づくりは安心して進められます。
難しいポイントとして、この三つがバラバラになっているので分かりにくいんですね。
土地は不動産屋。
お金は銀行。
家は住宅会社。
この中でも住宅会社は、不動産屋さんにも、銀行にも詳しいですので、住宅会社に聞けば、土地の探し方も住宅ローンをどこで組むか、総額の予算の立て方なども幅広く相談に乗ってくれるので、早い段階で、そういったことを総合的に相談に乗ってくれる住宅会社を見付けられる家づくりはスムーズに進みます。
ただ、家だけを売るという住宅会社も中にはありますが、家は人生の中でも大きな支出です。
広い視点で家づくりをサポートしてくれるパートナーを作れるかが重要なポイントですね。