こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。
昨今、平屋の人気がすごいですね。
その中でも、先日お客様と話していると、
「25坪の平屋は小さいですか?」
という質問を頂きました。
今回は25坪の平屋は小さいか?ということについて考えてみましょう。
↓26坪の3LDKの平屋の実例はこちらも参考にしてください
四人家族の平均的な坪数は35坪?
今回の質問は、
「見学会などでいろいろな家を見ていると35坪くらいが多いですが、25坪の平屋って小さいですか?」
ということでした。
答えは部屋数と部屋の広さにもよります。
五人家族で、子どもにはそれぞれ個室が欲しいとなると、4LDKになるので、25坪の平屋は小さいでしょう。
逆に2LDKで、LDKについても一般的なサイズであれば十分という場合は25坪あれば十分でしょう。
じゃあ3LDKは?となると、部屋の大きさによりますが、間取りの工夫次第で25坪でも問題ないと言えるでしょう。
あとは収納をどうするかなどの問題にもなってきます。
なので、25坪の平屋=必ずしも小さいというわけではありません。
百平米マンションと今のアパートと25坪の平屋
25坪の平屋が狭いかに関して、一つの目安として百平米マンションを考えてみるのも分かりやすいかもしれません。
百平米マンション、100㎡と言うと、マンションとしては比較的ゆったりしている広さと言えるでしょう。
百平米というと、30.30坪になります。
マンションの場合、表示方法にもよりますがベランダ部分も含めての広さということも多いですので、実際の居室はもう少し狭くなります。
こう考えると平屋の25坪というのは百平米マンションと同等か、それより少し小さいくらいと考えられますので、極端に狭いわけではないと言っても良いんじゃないでしょうか。
また、マンションと違い、平屋は庭もあるので、外に物置を置くことなども出来ます。
また広さの比較として、現在住んでいるアパートの面積と比較するのも分かりやすいでしょう。
2LDKのアパートですと60平米=18.18坪程度の大きさが一般的でしょう。
25坪になれば、7坪=14畳近く大きくなります。
今住んでいるアパートの広さと比較して、プラス何畳増えるかと考えるのも分かりやすいと思います。
平屋と二階建てだと坪数の目安が違う
平屋の広さを考えるときに注意したいのは、二階建てと坪数の目安が違うということです。
二階建ての場合、階段があります。
階段は一階に1坪、二階に1坪、さらに階段の前のスペースが必要です。
階段周りは意外と面積を使うゾーンでもあります。
平屋では階段がないので、単純に階段の2坪分少なく考えることが出来ます。
また二階建ての場合、吹き抜けを付けたいという人も多いので、吹き抜けのことなどまで考えると、場合によっては平屋は二階建てより3坪〜5坪程度面積を節約することも可能です。
家をコンパクトにするメリットとデメリット
家をコンパクトにするのにはメリットとデメリットがあります。
まず、デメリットとしては、当たり前ですが、無理にコンパクトにし過ぎると狭くて困ります。
逆に、メリットとしては必要な居室、収納を確保出来ていれば、坪数は小さいほど安くなります。土地も小さくても大丈夫になるので、土地の金額も安く出来ますね。また、掃除も楽です。
また、コンパクトにして金額を抑えた分、内装や設備にこだわることもしやすくなります。
また、その分のお金で太陽光発電を設置するのも良いでしょうし、玄関周辺や庭にお金をかけても良いでしょう。
特に昨今は、リビングを快適にオシャレにしたいという方も増えています。
不必要な広さをなくすことで、リビングの内装やキッチンをグレードアップして、豪華な雰囲気のリビングにするのも良いでしょう。
当たり前のことのようですが、使わない部屋があるのは本当に無駄です。
収納として使うことは出来ますが、使うか使わないか分からない部屋は思い切って無くして、その分、他のところにお金をかけるというのも賢い方法の一つです。
特に平屋の場合、土地の広さの問題も
コンパクトな家のメリットとして、土地もコンパクトにしやすいです。
特に立地条件の良いエリアに家を建てたい人の場合、土地の坪単価が高くなりますので、小さい土地にするのは方法の一つです。
特に平屋の場合、あまり大きくすると、土地探しで難儀します。
30坪の平屋=60坪の二階建てと同じくらい広い土地が必要になります。
60坪の二階建てってかなりの大きさです。
平屋にこだわりたいけれど、希望の地域で大きい土地が見付からないという場合には、コンパクトな平屋を検討してみるのも良いでしょう。
坪数に捉われず、実際の間取りの部屋数と広さを
25坪の平屋は小さいかという問題についてでした。
坪数だけで考えようとすると、逆に分かりにくくなります。
実際に必要な部屋数、部屋の広さが取れるかで考える方が現実的でしょう。
間取りも同じ25坪でも廊下が多いと部屋は少なくなります。
大きい家ほど、部屋をつなぐための廊下がたくさん必要になりやすいので、コンパクトな家は面積効率が良い間取りを作りやすいとも言えます。
寝室は何畳欲しいか、子供部屋は何畳の部屋がいくつ欲しいか、そういう点で家の広さは考えていくと良いですね。