こんにちは!
「諏訪・茅野地区に100歳まで生きる住環境を創る!」
エルハウスneco部の前島です。
近年防災意識が高まっています、エコや暖かいだけでなく災害に強い、安心な家に注目が集まっています。今回は住宅を建てる上で大事な地震のマグニチュードのことや、ハザードマップなどについてのお話です。
家で重視したポイント上位は災害でも安心
スーモ注文住宅2020のアンケート結果によると、上位は「長く安心して暮らすための住宅性能」でした。
また、耐震性が気密・断熱を抜いて1位になりました。
いくら暖かくても、倒壊してしまっては意味がありませんからね。
耐震、断熱と来て、その後に間取りや家事動線(家事がしやすくなるか)、収納と言った暮らしやすさなどが続いています。
また、リクルート住まいカンパニー社の2019年注文住宅動向・トレンド調査によると、住宅の建築済または検討をしているご夫婦の関心のある事の上位1位2位は地震災害についての事でした。
また、建築にあたり防災を「かなり意識していた」「意識していた」という人が7割以上とかなり高い割合になっています。
また、収入の多い、少ないに関係なく、すでに住宅を建築されたご夫婦が重視したのは耐震性に優れているという調査もあります。
様々な機関で住宅に関する調査がされていますが、どの調査でも共通しているのは、多くの方が住宅を建てる上で重要だと考えているのは、災害への対策、特に地震への対策が上位に来るということですね。
特に近年、その傾向は顕著です。以前は水害についてはあまり高い数字ではなかったのですが、昨年の水害から自らの距離を気にする人も増えているようです。
茅野市から配布されたハザードマップを読む
災害への対策として、一番有効な資料として、市町村など自治体から発行されているハザードマップですね。
エルハウスの場合、茅野市の会社ですので、今回は茅野市のハザードマップを読んでいきましょう。
地震に備えて
「地震に備えて」というページがあり、ここに非常に詳しく書かれていますね。
茅野市の場合は糸魚川-静岡構造線断層帯の地震が一番予想されているところですね。
その他にも近辺の断層帯で発生するであろう地震の想定される地震規模などが書かれています。
また、木造建築物で耐震性が高いものと低いもので、各震度ごとに想定される被害も出ていますね。
例えば深度6強ですと、耐震性が高い建物で「壁や柱がかなり破損するものがある」耐震性が低い建物で「倒壊するものが多い」という表示になっています。
揺れやすさマップ
また市内の揺れやすさマップというものも付いていますので、土地選びの際には目安にしたいですね。
茅野市ですと、太古の諏訪湖の跡、地盤の弱いところが揺れやすいのが解ります。
危険度マップ
地震の揺れと家屋調査の結果から地域による家屋倒壊の危険度を表しています、
地盤の悪い地域の危険度が高いのが解ります。
このほか、液状化、土砂災害、水害マップなども調査されているので、
興味のある方は茅野市災害マップからご覧ください。
茅野市の場合は市民には無償配布されました。他地区の方は最寄りの市役所等にお問い合わせください。
国土地理院からも同じような全国版の災害マップがUPされているので、ご確認ください。
意外と知らないマグニチュードと震度の違い
マグニチュードは、地震そのものの大きさ(規模)を表すものさしです。
一方、震度は、ある大きさの地震が起きた時に、わたしたちが住んでいる地面に到達した揺れの強さを表します。
震度は計測する場所によって違います。
マグニチュードと震度の関係は、例えば、マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、「震度」は大きくなります。
また、マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、「震度」は小さくなります。
知らないと怖いマグニチュードの大きさの違い
では、知らないと怖いマグネチュードの大きさの違いについてご説明します。
マグニチュード値は対数なので1増えると地震のエネルギーが32倍になります。
つまりマグニチュード7の地震は、マグニチュード6の地震の32個分のエネルギーを持っていることになります。
そしてマグニチュード8の地震は、マグニチュード6の地震の約1000個分のエネルギーを持っていることになります・・・知らないと怖いですね。
- マグニチュード1以下は極微小地震
- マグニチュード1~3は微小地震
- マグニチュード3~5は小地震
- マグニチュード5~7は中地震
- マグニチュード7以上は大地震
- マグニチュード8クラスは巨大地震
図にするとマグニチュードの違いによるエネルギーの違いが分かりやすいですね。
まとめ。ハザードマップで地震に対する正しい知識を。
茅野市のハザードマップを見ながら、地震を中心に災害のことを考えてみました。
今回はエルハウスの所在する茅野市で見て行きましたが、実際に家を建てる地域のハザードマップをきちんと見るのが大事です。
長野県ですと山も多いので、土砂災害警戒区域なども重要な点ですね。
ハザードマップを見て、地震に弱いなどが分かれば、制震ダンパーを入れるなどの対策も有効です。
制震ダンパーについての記事も書いていますので良ければチェックしてみて下さい。