こんにちは、編集長の福田です。
「家の金額って、結局、何が違うんですか? どこの会社も同じようなものなんですか?」
そんなご質問を頂きました。
そうですよね、おうちの金額って分かりにくいですよね。どこの会社に聞いてもはっきりした金額ってすぐには教えてくれませんし。
家の金額の違いって大きく分けると5つのポイントです。
広さ、性能、装飾、設備、ブランドです。
この5つの意味か分かれば、何に重点を置いてお金をかけるかなどを考えやすいです。
もちろん、どれも大事ですが、優先順位を決めないと、とんでもなく高い金額の家になってしまいます。
じっくり優先順位を考えるのが大事です。
それぞれのポイントを考えていきましょう!
広さ
金額に一番影響するのが広さです。
当然ながら広いと高いです。
多くの会社が坪単価を設定していて、家の広さ、坪数をもとに家の金額を計算します。
こんな人は広さを優先するのがオススメ
・子どもが多いので部屋数がたくさん欲しい
・広いリビングが欲しい
・それぞれが自分の部屋で過ごせるよう家族全員に広めの個室が欲しい
・親族やお客さんが泊まることも多いので、予備の部屋を多めに欲しい
・とにかく収納が多く欲しい
性能
昨今人気なのが高性能な家です。
家の性能とは、断熱性、耐震性が代表的です。他にも外壁の耐久性や制震ダンパーなども入ります。
太陽光発電や省エネのエコキュートなども入れてもいいかもしれません。(これらは設備の方に入れても良いですが)
耐震については割とシンプルで耐震等級3の証明をとると良いです。標準の会社もありますし、別途オプションの会社もあります。
コストを抑えたい人は証明書を取らずに金額を抑える方もいます。
最初の建物代金は高くなりますが、断熱や太陽光については、住んだ後の電気代が安くなります。
住む年数が長いほど電気代のメリットが受けやすいです。
こんな人は性能を優先!
・とにかく数値が好き!
・予算に余裕がある
・環境問題を何とかしたい
・長く住む
装飾
モデルハウスみたいなオシャレな家に住みたいという人は装飾的な部分に予算を取りましょう。
例えばキッチンの壁をタイル張りにしたり、天井などを板張りにする、壁紙ではなく漆喰や珪藻土の塗り壁にする。梁を見せる。無垢フローリングにする。扉をオシャレなものにするなど。
表面の部分をこだわることで、室内の雰囲気が大きく変わります。
カフェやホテルみたいな雰囲気にしたいという人や、インスタ映えする家にしたいという人はこの部分をこだわると良いでしょう。
設備
キッチン、お風呂、洗面、トイレなどを住宅設備と呼んだりします。
メーカーの違いもありますし、それぞれのメーカーの中でグレードもあります。
良い設備は便利な機能などもあり日々の暮らしが便利になりますし、見た目も良いです。
ただし、設備は消耗品でもあります。将来的に交換することも考えると、極端に高いものを使うのも考えものです。
昨今の新築の設備はどれもそれなりにしっかりしています。
住宅会社によっても違いますが、一般的には高すぎないけれど、日々の暮らしが便利に過ごせるようなものを標準採用している会社が多いです。
ブランド、接客
意外と大きい金額差になるのがブランドです。
大きく分けると、有名設計事務所、大手ハウスメーカー、ローコスト系メーカー、地域工務店といった分け方になります。
一番ブランド感があるのは、有名な設計事務所さんにお願いするということでしょう。
もちろん、素晴らしいデザインなどブランド以外の部分もあるにせよ、ブランド的な部分も少なからずあります。有名な建築家の先生に建ててもらったとなれば、やはり満足度が高いです。
金額が高めの日本全国で名前の通っている大手ハウスメーカーなどもブランドと言えるでしょう。
やはり有名な大企業というのは安心感もありますし、人に自慢もしやすいでしょう。
またそういう会社は接客サービスの質も高いところが多いです。
高級な待遇、接客を受けたい人には良いでしょう。
その地域でしか聞いたことのない小さな工務店などはブランドはないと言って良いでしょう。
ブランドがない上に、工務店なので高級な接客というより作業服の人も事務所にいるようなイメージです。
それでも、実際の家はきちんとしている会社も多いです。
小さい工務店と一口に言っても、会社によって大きく差がありますので、実際に建てた家などをしっかり見せてもらうのが重要になります。
まとめ。優先順位を書いてみよう
家の金額の5つの要素でした。
人間、生きている限り時間もお金も有限です。
5つの要素をすべて限界までお金をかければ、家以外の他のことを我慢しないといけなくなるかもしれません。
広さや装飾は気にしないので、性能とブランドにこだわって全国展開している大手ハウスメーカーで建てる人もいます。
ブランドなんかは気にしないという方もいます。
その中でも、とにかくオシャレを大事にしたいので、そんなに広くない代わりに凝った家を建てる方もいます。
その逆に、装飾性はこだわらない代わりに広さを優先する方もいます。
トイレの時間が好きなので、トイレにはしっかりお金をかけるという方もいます。
何にお金をかけるか、自分たちは何を大事にしたいか。
一度、書き出しておくと、迷ったときには、この5つの要素を考えやすくて良いかもしれません。
みなさまのおうち作りにお役立て下さい。