長野県なら賃貸?持ち家?マンション?比較してみた。

持ち家?賃貸?アパート?マンション? お金のこと

こんにちは、編集長の福田です。
今回は賃貸か、持ち家か、マンション、どれが良いの?というご質問を頂きましたので、そのお話です。特に長野県ならどうか?という視点で考えていきましょう。

土地の価格やその人の条件が重要

持ち家か賃貸マンションかの問題は土地の価格が重要になります。
土地の価格が高いエリアですと、土地、家と買うとかなり高額になりますので、どうしても賃貸の方がお得という場合もありえます。

また都市部では駅近くの便利な立地では価格の問題以上に空いた土地が出てこないという場合もあり、マンションという選択肢も多くなります。

また、土地だけでなく、そのご家族のライフスタイルなども重要になってきます。

長野県は東京とは違って土地は安い

まず、持ち家か賃貸かを考える際に、土地の価格の問題があります。

長野県は土地の金額がそんなに高くもないので、一軒家を建てやすい環境だと言えます。
逆に東京などはとにかく土地の価格が高いため土地を購入して一軒家を建てるのが難しいです。
現実的に東京で土地から買って家を建てると、かなりの金額になってしまいます。

土地を500万円で買って1500万円の家を建てるなんて東京などの都市部ではちょっと考えられないでしょう。
土地だけで2000万円することも珍しくありません。

長野県ですと、土地探しが上手く出来れば、アパートの家賃と大差ない月の支払い金額で家が建てられる場合も少なくありません

長野県のマンションの価格は安くはない?

土地が安いのでマンションの価格も安いかと思う方も多いのですが、意外と長野県のマンションの価格は安くありません。特別高いわけでもないのですが。
長野県は観光で人気があるので、セカンドハウスとして都市圏の富裕層がマンションを一室買うケースもあるのが一つの要因とも言われています。

松本市は特に顕著ですが、マンションの高層階から北アルプスを見ることに特別な価値を感じる方は少なからずいます。
松本市でも、市街地の一軒家だと、リビングから北アルプスが見えることは少なく、マンションの高層階は特に人気があります。

子どもがいるか?引越し、転勤はあるか?

子どもがいるかどうかも大きなポイントになります。
子どもがいて広さが欲しくなると、賃貸はデメリットが目立ってきます家賃の割に広くなく、音も抜けるし、寒いなどが気になります。

逆に子どもがいなければ、さほど広さも必要なく、大きな音も出さないし、寒さについてもある程度我慢ができるという場合もあるでしょう。

転勤の有無、転勤の際の移動範囲も大きなポイントです。日本全国に転勤があるか、県内のみで転勤があるかです。
転勤の度に子どもが転校するのは可哀想ということで、家を建てて、単身赴任するという方も少なからずいますし、家族全員で日本全国を転居する人もいます。
また、マンションを買って、転勤になったら人に貸す、あるいは売ると言う方もいます。

どういう住まいにどう暮らしたいか?

金額的な部分もそうですが、どんな住まいにどう暮らしたいかというのも大事です。

があって、家族でバーベキューなんかもしたいし、ゆったりしたサイズの家に暮らしたいという方はやはり一軒家が良いでしょう。

逆にマンションに憧れがある方は、マンションが良いですね。松本のマンションの高層階から眺める北アルプスは素敵ですし、諏訪湖の花火大会を一望出来るマンションも実に素晴らしいです。

賃貸は気軽に移動出来るので、家族が多い時期は広い部屋に、家族が少なくなれば小さい部屋にというように住まいを柔軟に変えていけます。
災害などで潰れても自分のものじゃないという気楽さがメリットでしょう。
老後の家賃をどう払うかなどまで考えられれば賃貸もすごく良いです。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

住宅購入時の年齢は?

また住宅を購入する年齢も重要です。

20~30代の方の場合

若い人の方が、長く住める分、購入する金銭的メリットは大きいとも言えます。
ローンの支払い終わりの年齢が早いと言うのは非常に魅力的です。
また、急いで購入しなくても、まだチャンスは多いので、気に入らなければ焦らず先に見送れるというのも良い点でしょう。
しかし、まだ子供が増える可能性などもあるので、子ども部屋を何部屋作るかなど悩む面もあります。
また将来的には収入が上がる可能性はあるにせよ、確定していることではありませんので、これも難しいポイントになります。

マンションの方が売却しやすいのがメリットになります。逆に長く住むことになるので、毎月かかる管理費や二台目以降の駐車場代などがかさむのがデメリットになりやすいです。

30~40代の方の場合

ある程度の年齢の人の方が、若い世代よりも人生の不確定要素が減ってくるという点では、どんな住まいが欲しいという判断はしやすいでしょう。
順調に貯金できているという人もいるでしょう。
ただ、住宅ローンの支払い終わりの年齢などの問題もありますので、マンション、あるいは一軒家の住宅を購入するか、ずっと賃貸に住むかの決断をしないといけないこともあります。

50代~の方の場合

定年退職前後のタイミングや子どもが家を出るタイミングで家を建てる方も多いです。

2人で住むので大きな家じゃなくて良いですし、通勤もなくなるので別に土地の利便性も必要ない、貯蓄もある程度できている、退職金もあるなどのメリットがあるので、自分たちの夢の住まいを建てやすいという方も多いです。

賃貸は老後の家賃の問題は避けて通れない

住宅購入の決断は大変です。人生の一大決心と言えるでしょう。
その点、賃貸は決断しなくて良いので楽と言えます。
気に入らなければ別の賃貸に引っ越せば良いのですから。

しかし、賃貸は老後の家賃問題がどうしても避けられません。
年金以外の収入がなくなった状態で家賃が払えるか、またそもそもに保証会社の審査が通るか、保証人がいないと借りるに借りられません。

日本の場合、民間のアパートに住めなくても公営住宅に住むなどの選択肢はあります。

老後の家賃を貯めるのは現実的に難しいことを考えると、持ち家かマンションを購入しておく方が現実的と考える方も多いです。

まとめ。自分の人生と照らし合わせて

持ち家、マンション、賃貸のお話でした。
長野県は土地の価格も高くないので、無理なく持ち家を購入しやすいですが、やはり大事なのは、その人の人生の価値観です。
「コスパが良いから、若いうちに一軒家を購入するのが良い」というのは安直です。
「マンションは売却がしやすいから良い」というのも安直でしょう。売りやすいとは言っても、希望の金額で必ず売れるとは限りません

お金の面だけで見るとどうしても、偏った選択になりがちです。

子どもが18歳になるまでは賃貸に住んで、その後、夫婦2人で暮らすのにちょうどいい住宅を買おうというのも人生の戦略です。

子どもが育つ時期=家の広さ、快適性が一番必要な時期なので、それ合わせて家を建てようというのも人生の戦略です。

新築を建てる予算は組めないけれど、ずっと賃貸は脱出して、老後を安心して暮らすために、中古の一軒家やマンションを購入しようというのも、やはり人生の戦略です。

金額だけでなく、その先の暮らしの目的を見据えて考えると、その人の人生に合った住まいを考えやすいですね。

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