【間取り】ウォークスルーシューズクローク、土間収納はいらなかった?

住宅

こんにちは、編集長の福田です。
注文住宅間取りで昨今人気があるのがシューズクローク土間収納とも言いますね。玄関のところに収納があって、靴やベビーカー、コートなどをしまえるというものです。
通過できるタイプのものをウォークスルー型のシューズクロークと言ったりもします。
さて、そんなシューズクロークですが「金額も高いのかな」ということで気にされる方も多いです。
便利な面も多いですが、失敗したという声も中にはあります。

「実際に暮らしてみるとそんなに使わないし、いらなかった
「大きいものを置いておけて便利!」
賛否両論、たくさんありますね。

今回はそんなシューズクロークメリット、デメリット、よくある失敗なども合わせて考えてみましょう。

シューズクロークのお話。ウォークスルー?いらない?!

シューズクロークのメリット

まずはメリットから考えていきましょう。
やはりメリットは収納力ですね。特に子育て世代の家庭だとベビーカー問題があります。筆者の家も赤ちゃんがいるのですが、ベビーカーが玄関にあるのは邪魔ですよね。
またゴルフの道具など趣味の道具で大きなものがある場合も便利です。
靴もたくさん収納できますし、コートなどもかけられます。

また、シューズクロークを通過して第二の入り口として、お客様用の玄関と分けるという方法もあります。
ウォークスルー型通過できるタイプなどと呼ばれます。
このタイプのメリットは来客時に美しい玄関でお迎え出来るのは素晴らしいですね。

また、パントリーなどと直結させて、お米などを買って帰って来てもすぐに収納できるようにすることも可能です。

具体的に何をしまうか決まっている人の場合、シューズクロークはとても便利ですね。

シューズクロークの金額は?

さて、そんな便利なシューズクローク、土間収納ですが、みなさん気になることの一つに金額があるんじゃないでしょうか。

シューズクロークの金額については、2つの面で通常より高くなる場合が多いです。

まず第一に広さが必要だということです。
ベビーカーを少ししまえるくらいの広さだけならそこまで大きくはなりませんが、靴やコートなど全てしまおうと思うとどんどん大きくなってしまいがちです。
特にウォークスルー型、通過型のものとなると、玄関と玄関ホールが余計にもう一つ必要なぐらいの大きさになることも多いです。
家の金額は坪単価で考える場合が多いのですが、ウォークスルー型は1坪以上大きくなる場合もあります。

また、通常の床よりも土間やタイルの方が施工の手間や材料代がかかり、金額が高くなる場合が多いです。

金額面のことを考えると、シューズクロークはあまりコスパの良い間取りだとは言いにくいでしょう。

靴だけなら普通の靴箱でも十分入る

アパートに住んでいると靴箱が小さくて苦労することも多いですが、一軒家の場合、靴箱も大きなものが選べます
収納するものが靴だけでしたら、シューズクロークにせず、大きめの靴箱を選ぶことでも十分という場合も多いです。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

シューズクロークとにおいの問題

シューズクロークにコートや上着などもかけたいという方も多いですが、忘れてはいけないのがにおいの問題です。

これは個人差がかなり大きいのですが、靴、足がにおう人が家族にいる場合は注意が必要です。
せっかくコートもかけられるように作ったのに、いざ使ってみると、足のにおいがコートに移ってしまったではもったいないです。

においのことまで考えて、シューズクロークに入れるものを考えるのが大事ですね。

シューズクロークはいらなかったという声も

実際に建築した後に、
シューズクロークはいらなかった
という声もインターネット上では多いですね。
特に多いのがウォークスルー型のシューズクロークです。

何となくお洒落な感じがしたので、ウォークスルー型のシューズクロークを取り入れたけれど、歩いて通過できる必要は全くなかったという声も多いです。
通過できるほどの面積を玄関の収納にあてるのなら、もう少しリビングを広くしたかった。
シューズクロークで区切らずに玄関自体を広くしても良かった。
汚れたものは結局、外の物置に置くので、シューズクロークは必要なかった。
普通の靴箱で十分だった。
ベビーカーを置くために作ったけれど、ベビーカーを使うのなんて人生のうち数年だけだった。

逆に二世帯住宅などで、入り口を分けられることで明確にメリットがある場合には非常に有効です。
玄関を二つに増やすよりも、コストも抑えられますし、2つの世帯が行き来しやすいというメリットがあります。

様々な声がありますが、実際に中に置くもの、目的をしっかりイメージして作ることで失敗は避けられるでしょう。

まとめ。シューズクロークは金額面のコスパが悪いからダメ?

シューズクロークの金額面のことなどを含めたメリット、デメリットのお話でした。
シューズクロークは金額の面ではあまりコスパが良いとは言いにくいでしょう。

ただ、明確な目的があればシューズクロークや広い玄関は非常に便利です。
私も自転車が好きなので、自邸の間取りは玄関をとにかく大きく取っています。自転車は外の物置だと劣化もありますし、家の中に持ち上がると砂などの問題があるので、土間収納が非常に相性がいいです。
ゴルフの道具やスキー用品アウトドア関係の道具の収納にはとても便利ですね。

シューズクロークの考えるポイントは、
・普通のクローゼットではいけないのか?
・外の物置ではいけないのか?
・大きめのサイズの靴箱ではいけないのか?
というところをじっくり考えると上手くいきやすいでしょう。

例えばですが、車のタイヤや雪かきのスコップなんかは外の物置でも問題ありません。
靴が多い場合も、大きめのサイズの靴箱を選ぶことで解決します。
服についてはシューズクロークよりも、普通のクローゼットの方が使い勝手が良いこともあります。

通常の買い物と違い、家は人生で大きな買い物です。
何となくの雰囲気や流行で考えず、本当に暮らしやすい家を考えるのが大事です。

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