注文住宅、ベランダって本当に必要？寒い長野県は部屋干し？

こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。

今回は注文住宅の間取りで、「ベランダって本当に必要？」っていうお話です。

ベランダと言いますと、洗濯物を干すために付ける方が多いですね。
都市部だと庭がないので「ベランダでBBQしたいので、広いベランダが良い」という方もいらっしゃるようですが、
長野県だと比較的土地も広いですので、BBQはお庭、あるいは少し行けばBBQが出来る場所も多いので、BBQ用のベランダというお話は少ないです。

ベランダにしても部屋にしても金額は同じ？

まず、ベランダを考える上でポイントになるのが、
ベランダにしても、壁を付けて部屋にしても、実は金額はそんなに変わらないということです。

会社によってもベランダの金額の考え方は違うのですが、
エルハウスの場合、ベランダも普通のお部屋も同じ金額で計算します。
（屋根、柱などは普通の部屋と同様に必要なことと、ベランダ部分は防水処理が必要だからという理由と、出来るだけお客様に金額が分かりやすく、混乱しないようにそういう金額のシステムにしています）
実際には会社によってかなり違いますので、建築する会社に必ず確認してみてください。

寒い長野県なら部屋干し？ベランダじゃなくランドリースペース？

ですので、ベランダのように屋外にしなくても、洗濯を干すための部屋として作っても金額的には同じなんですね。
なので、独立させた物干し部屋としてもいいですし、
階段ホールを広くして物干しゾーンにしたり、
寝室を広くとって、寝室の中に物干しゾーンにしたり。
はたまた、洗面所を通常より広くして、洗面所で洗濯して、そこですぐ干せるとする人もいます。

そういったランドリースペースを家の中の間取りで作っておくのも良いですね。

また、室内干しの場合には、注文住宅の場合、人気のオプションで着脱式の室内干し用のアイテムもあります。

あとは、最近は洗濯乾燥機がヒートポンプ式で電気代が安いものも増えていますので、
新築に合わせて洗濯機を買い換えるという方もいます。
金額面で言うと、洗濯を干すために家を大きくする金額を考えると、
最新の高性能洗濯乾燥機を買う方が安くて、しかも、楽ちんかもしれません。

ベランダを作るメリット、布団干し

そうは言っても、やはり天日で干したいという人も多いですから、
ベランダを付ける家の方が割合的には多いです。

ベランダなしでも布団が干せる、外壁に布団をかけるためだけの棒というのもあります。
例えばこんな商品ですね。布団干し用の棒、その名も「ホセ」、ネーミングが素敵です。
https://www.sanwacompany.co.jp/shop/p/EX03011/

ベランダは不必要、でも布団を干すのは大好きという方は、そういうアイテムを使うのも良いですね。
ただ、やっぱり布団の干しやすさで言えば、ベランダは優秀です。

ベランダは雨漏りの原因になりやすい？メンテナンスコストの問題

ベランダを付けないメリットとして雨漏り対策があります。

雨漏りというと、屋根に穴があいて水が入るイメージがありますが、実際の住宅での雨漏りは屋根以外でも壁などの横から入る可能性もあります。
その中でも、ベランダなどは雨漏りの原因になりやすいポイントの一つです。

雨漏りを防ぐためには、ベランダの床の防水処理を放置しないこと。
防水が傷んできたら、きちんとメンテナンスを依頼するということが大事です。
そうは言っても、メンテナンスも無料ではありませんので、やはりベランダがないということはメリットも多いんですね。

まとめ、実際の生活をイメージして間取りを考えるのが大事です

そんな形で、今回はベランダって本当に必要？
というお話でした。

家の間取りは実際に住む人のライフスタイルがとても重要です。
家を建てるときには担当者に要望をしっかり伝えて、使いやすい間取りを作っていくのが大事です。