ウッドデッキを付ける費用の相場は?

住宅

こんにちは、長野県の工務店エルハウスのふくだです。
一軒家の庭にちょっとしたウッドデッキが欲しいという人は多いですよね。友人を呼んでBBQをしたり、天気が良い日に少しお茶でも飲みながらのんびりしたり、子どもや愛犬とゆったりできる空間は良いですよね。
今回は一軒家ウッドデッキを付ける費用について書いてみようと思います。

ウッドデッキを取り付けるのに必要なもの

まず、ウッドデッキを取り付けるのに必要なものから考えてみましょう。

まずはウッドデッキ本体の材料ですね。自然の木を使うか、人工木材を使うかに分かれます。
自然の木を使う場合は、木の種類によってかなり金額が変わります。また耐久性なども木の種類で違います。木の種類によっては定期的に塗装するなどのメンテナンスが必要になります。
ウッドデッキに使う自然の木で人気があるのはイペ、ウリンですね。とても固い木なので、屋外でウッドデッキとして使ってもそうそう腐ることのない強い木材です。
人工木木粉とプラスチックを混ぜた樹脂のようなもので、手入れなしでも傷みにくいという特徴があります。

また手すりを付ける場合は、費用がさらにかかります。

次に基礎ですね。ウッドデッキの材料を地面にそのまま置くと、傾いたり、木が腐ったりしますので、何かしらの基礎を作ってやる必要があります。
値段が安いのは束石を地面に設置し、ウッドデッキを設置する方法です。ただ、ウッドデッキの下が地面になるので、虫が出たりするのが気になるという場合には、ウッドデッキ部分全体に基礎を打つという方法になります。これは基礎だけでそれなりの金額になります。

新築住宅の場合、屋根と壁を付ける人もいます。屋根がかかっていると雨の日でも使えます。家の屋根を伸ばして、ウッドデッキなどのテラスの上部を覆ったものを「カバードポーチ」などと呼ぶこともあります。日本の昔からの言い方ですと「縁側」ですね。
基礎、屋根とすることになるので、金額は高くなります。

ウッドデッキの費用の相場、人工木か天然の木か。

気になるウッドデッキの費用の相場ですが、自然の木の場合は1平方メートルあたり2〜3.5万円程度、人工木の場合は3〜4万円程度です。天然の木は樹種によってかなり金額が違います。
1畳が約1.65平方メートルですので、6畳の部屋くらいのサイズのものを作ろうと思うと、約10平方メートルといった計算になります。

ただ、面積が大きくなると、平米あたりの施工費用がもう少し安くなる場合もあります。
また、ウッドデッキを設置する場所が普通の地面か、すでにコンクリートなどで舗装されている場合とで費用も変わります。
なので、あくまで目安です。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

新築物件の場合、庭をコンクリートで舗装するのは結構値段のかかる工事ですので、家の建築費用とのバランスを考えて下をコンクリにするか、束石で設置するかを検討すると良いでしょう。

屋根もついているウッドデッキの費用相場は?

新築物件でウッドデッキまで屋根をかける場合は、単体で屋根だけ売っているタイプのものの場合、さほど高くはなりませんが、家と一体になった屋根の場合、それなりの金額になります。

家の一部として作るので住宅会社によってかなり金額が変わります。
特に屋根と手すりが付いた、サーファーハウスのカバードポーチのような場合には、基礎、屋根と両方付きますし、家の屋根を伸ばして設置するので、施工床面積として家の一部として計算する場合もあります。
家の一部として作ることになりますので、住宅会社によってかなり金額が変わりますので、はっきりした相場がないですね。

屋根をどの程度出すか、屋根じゃなく、上をベランダのように作るかによってかなり変わります。
2階建ての家の1階部分にウッドデッキを作るのに、家の内側に食い込むようにウッドデッキを作るか、家から出っ張るようにウッドデッキを作るかで金額は変わります。

屋根が付いているウッドデッキを作る際には、屋根を出し過ぎると部屋の中まで陽が差しにくくなることもありますので、住宅会社の人とよく相談して決めるのが大事ですね。

ウッドデッキとタイルデッキの費用

木で作るテラスをウッドデッキ、タイルで作るテラスをタイルデッキなどと呼びます。
ウッドデッキの方が木の柔らかさがあります。
対してタイルデッキはカチッとした雰囲気、高級感があります。
耐久性の面ではタイルデッキの方が強いです。

費用面で見ると、タイルでテラスを作るタイルデッキの場合は一般的に基礎を打って、その上にタイルを貼るので、かなり高額になります。コンクリートの基礎も高額ですし、タイルも高額ですからね。
リクシルで出ているタイルデッキはウッドデッキのようにフレームを組んで、その上にタイルを貼るというものもあります。この場合は基礎の費用を削れるので、タイルデッキのテラスとしてはかなり価格を抑えることが出来ます。
とは言っても、やはりウッドデッキの方が価格は抑えられます

まとめ。ウッドデッキは費用だけじゃなくメンテナンスまで考えて

ウッドデッキの費用の相場などについてでした。
安いウッドデッキも中にはありますが、安いウッドデッキは耐久性がなかったり、メンテナンスが大変な場合が多いです。
また、DIY用のキットを使えば安価に作ることも可能ですが、しっかりと地面を固めたり、水平を出したりが難しいです。それでも、今はDIY用のキットも増えていますので、DIYが好きな人はトライしてみても良いかもしれません。
キットを使わずに木を切って作る場合には、ウッドデッキに向いている木はハードウッドと呼ばれる固い木ですので、普通の丸のこやインパクトでは歯が立ちません。逆に加工が楽な柔らかい木ですと、傷みやすいので注意が必要です。
金額だけじゃなく後のメンテナンスまで考えて取り付けるのが大事ですね。

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