3LDKは25坪の平屋で可能ですか? 金額はおいくらぐらい?

住宅

こんにちは、編集長の福田です。
25坪の平屋についてご質問が多いです。
3LDKで丁度良い坪数ということで25坪の平屋の質問が多いのでしょう。
更に突っ込めば20坪程度でも3LDKの平屋は可能ですか?という質問もあります。20坪くらいまでコンパクトに出来ると金額面でも安心ですね。
平屋について考えてみましょう。

3LDKの平屋は25坪以内でも十分可能?

私の自邸が約26坪で3LDKの平屋です。
人によって広さの感じ方は個人差がありますが、人が来てもリビングが狭いと言われることはありません。

実際の動画はこちら

【Web見学会】板張りの勾配天井×ロードバイクの置ける玄関【3LDK平屋】

これで、
LDK20畳
寝室6.1畳
子ども部屋4.5畳、5.3畳
各居室にクローゼットあり
トイレ、洗面、風呂という構成になります。

20畳のLDKは広めなので、その気になればもう少し削ることは可能です。実際にはLDKをもう少し小さくして。子ども部屋にはクローゼットがなくてもロフトベッドで収納は問題ありません。
そうしてサイズを整えて行けば25坪あれば3LDKの平屋は全く問題なく作れます。

つまり
LDK16畳
寝室6畳(クローゼットあり)
子ども部屋4.5畳×2(クローゼットなし)
可能であればリビングにクローゼットOR納戸
お風呂2畳 洗面2畳 トイレ1畳
玄関、ポーチ4畳程度?
合計45畳程度=22.5坪
という構成でしょう。単純な足し算なので、実際には前後はあるでしょう。

25坪で金額はおいくら?

さて、25坪ですと肝心の金額はおいくら?という部分ですが。
坪単価が60万円の会社ですと1500万円ですね。
70万円の会社ですと1750万円です。
80万円なら2000万円。
ものすごくざっくりですが、この程度の金額の値幅を考えておけば良いでしょう。

この金額以外に銀行や登記の費用といったコストがかかります。

坪単価は寒冷地かどうかでも、かなり違います。
寒冷地のほうが基礎を深く掘る必要があるなど、お金がかかります。
暖かい地域だともう少し安い会社もあるかもしれません。

実際には25坪ピッタリで考えず、もう少し面積を減らして金額を調整するなどの方法もありますので、最初の段階では概ねの金額の目安だけ分かっていれば大丈夫でしょう。

何に使う部屋で何畳必要ですか?

こうして坪数と部屋の畳数などを考えていくと、
「いやいや、子ども部屋は6畳必要です!
4.5畳にしたって、クローゼットは付けてあげたいです!
寝室は8畳欲しいです!
ウォークインクローゼットが欲しいです!
パントリーも欲しいです!」
などなど。

実際の家作りではいろんな要望が出て来ます。
この辺を考えていく時に、重要なのが、本当にそんなにお部屋って広くないと困りますか?ということです。

中途半端な広さは意外と使いづらい?

実際には中途半端な広さの部屋って使いにくい面があります。
例えば寝室にしても8畳って、意外と中途半端な広さです。ベッド2つ置いて、他にテレビを置く? ソファを置く?その気になれば置けないこともないのですが、なんとも微妙な広さです。10畳くらいまで広くするとセカンドリビング的な使い方が出来るので便利なのですが。
ベッドだけ置くと空間が余ってしまいますし、他の何かを置くには少し狭い。

そう、寝室って眠る以外にやることと言うと、寝る前にスマホをイジるくらいなんですよね。

そう考えると思い切って寝室はベッドが2つ置けるだけの5.3畳にしてしまって、その分リビングなんかを広くした方が暮らしやすい。
ベッドじゃなくて布団なら4.5畳あれば布団二枚は十分に敷けます。

子ども部屋にしても、眠る、学習する、ものをしまうというだけでしたら、4.5畳あれば十分です。収納がなくても、子どもはロフトベッドが好きな子も多いので、十分ものは置いておけます。

昔と違いタンスがなくなっている

部屋の広さを考えるときに、どうして多くの人がそんなに、広い部屋を欲しがるかというと、理由は大きく分けて2つでしょう。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

1つ目が、タンスがなくなったこと。
昔は部屋にタンスを置きましたが、今はクローゼットが付いていて収納が可能です。
昔のタンスを置く前提の広さがあるので、広めの部屋を考えてしまうのです。
クローゼットもありますし、昨今はベッドで寝る人も多いので、収納のついたベッドにすれば、物はかなりしまえます。
昔のようにタンスを置くスペースは考えなくても良くなっています。

2つ目が、何となく狭いより広い方が安心の考え方です。

コンパクトな方が良い部分は多いのです

実際には狭いより広いほうが安心というのは、あまり当てはまらないことが多いです。

まずは冷暖房です。
狭い家の方が冷暖房は電気代も安くよく効きます。
分かりやすく話すと、4.5畳の部屋なら小さい電気ストーブでもすぐ暖かくても、20畳の部屋は小さいストーブだとなかなか隅々まで暖かくするのは難しいですよね。
高断熱をこだわるのも大事ですが、家をコンパクトにする工夫も暖かい家では重要です。

最初のコストはもちろん、固定資産税も広いほど高いです。
修繕費についても広い家のほうがかかりやすいです。

また、広い家のほうがたくさん家具が必要になります。

収納にしても、たくさん物を置ける=たくさん買うということです。当然ですが、無料でモノをもらえることはありません。収納にしまっておくものも、お金を出して買ってきているものです。

本当に3LDK必要? 20坪以下で考えるのも

さて、もう少し坪数をコンパクトにしたいということでしたら、2LDKにするという選択肢もあるでしょう。
はたまた1LDKも良いでしょう。

実際に、こちらの動画の家は1LDKにすることで、ダイナミックな空間を作っています。

動画はこちら

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hちなみに筆者はまだ遠い未来ですが、自分の老後の家は、1ルームを考えています。
12畳のLDKで、真ん中に柱があって、その柱に丸い天板がくっついていて。リビングのわきに3畳程度の小上がりを付けて、そこで寝起きするくらいが気楽だろう、と。ものは小上がりの畳をめくったら、中に収納できるようにしておけば良いでしょう。
9坪の平屋のプランを書いて遊んだりすることがあります。
とは言ったって、9坪なんて、プランを書くにもほとんど選択肢がないのですが。(笑)
妻が自分の部屋が一部屋欲しいということであれば3畳の部屋をくっつけてあげても良いですが。
まだ遠い未来ですし、そもそも、老後にまた新築するのはお金もかかるので、今の家をそのまま住む方が確率は高いのですが。

そんなに大きな寝室を作ったって、結局、一番時間を過ごすのはリビングです。
何人で暮らすか、どんな風に暮らすかにもよりますが、そんなにたくさんの部屋がない方が暮らしはすっきりとシンプルになるという場合もあります。

9坪のワンルームは極端ですが、2LDK程度で20坪以内で建てるのがちょうど良い場合もあるでしょう。

まとめ。本当に必要なもの、本当に使うものは?

3LDK25坪の平屋の話でした。
ただ、実際に何坪必要かって結構難しい問題です。

25坪で十分余る人もいれば、30坪あっても足りない人もいます。

「家は人生で何回も建てるものじゃないから・・・」
と不安になる方も多いですが。
人生で一回の決断だからこそ、無駄なものはつけないのは大事です。

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