【Web見学会】吹き抜けと2Fホールでみんなが快適な共有タイプの二世帯住宅

5LDK

今回のWeb見学会は2世帯住宅です。
大きさと間取りは約45坪5LDKと、二世帯住宅としては大きくないですが、普通の一世帯の家より少し大きめというサイズ感の家です。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子ども2人の6人家族の家です。
2世帯住宅では、キッチンやお風呂を1つで両世帯が共有して使うか共有タイプと、それぞれの世帯に作るタイプ、そして玄関も2つつけて完全に中で分離できるタイプなどもあります。
今回の家は共有タイプの2世帯住宅になります。

親世帯も子世帯もリラックスするためのリビング以外の空間

見どころとしては、広めの2階ホールです。
吹き抜けに面する2階ホールを勾配天井で作ることで、リビング以外にゆったりできる空間を作りました。

二世帯住宅の場合、どちらの世帯も使うリビング以外にゆったりできる空間を作ることで、どちらの世帯もリラックスして過ごすことができます。
特に今回の家は、キッチン、お風呂などが1つだけで、どちらの世帯も使う共有タイプです。
リビング以外に、それぞれの世帯がゆったりできる空間を作ることが快適な二世帯住宅のポイントになります。

木目のクロスの勾配天井

2階ホールの天井は勾配天井で木目のクロスとしました。
無垢の木の板張りも検討しましたが、手でさわれる場所じゃないことと、みんなの集まる1階のリビングからは遠くて見えにくいこともあり、予算的なメリットを優先してクロス張りにしました。
1階からだとクロスか無垢の板張りか見分けは付きません。
2階ホールからでも、勾配天井で高さがあるため、じっくり見ないと分からないでしょう。(一般の人はじっくり見ても見分けが付かないと思います)

木目があると、空間に落ち着きが生まれます。

2階ホールの造作の木の手すりとあわせて、リビング、2階ホールという生活の中心に木のやさしい雰囲気を作ることができました。

東西に長くして南からの太陽を

今回の家でこだわったことの一つに東西に長いレイアウトにしたことです。
広い敷地だったので、当初はL字のレイアウトも考えたのですが、太陽がしっかり入ってくる明るい家というご希望が強かったので、東西に長い間取りを考えました。

特にリビングは東西に長い上に、吹き抜けの窓からもしっかりと太陽が入ってきますので、非常に明るい気持ち良い空間になりました。

L字のレイアウトは庭やウッドデッキを作りやすいというメリットもあるのですが、確かに建物自身の作る影で午後か午前が暗くなってしまう場合が多いです。

広い敷地ならではの、東西に長く、南からの太陽をしっかり取り込める家になりました。

明るい家を作るには窓の考え方も大事です。

こちらの記事も参考にして下さい。

窓の大きさや形、種類ってどう考えれば良い??

二世帯住宅は共有タイプ? 分離タイプ? どちらが良い?

二世帯住宅を考える上で重要になるのが、親世帯との距離感です。
親子と言えど、やはり距離感は重要です。
特に自分の親との距離ならさほど気にしなくても大丈夫という人も多いですが、配偶者との両親との距離感については気を使う方も多いです。また、そのことをストレートに口に出しにくいというのも難しいポイントです。

完全分離タイプの方がお互いにプライバシーを確保できる点では良いです。
しかし、共有タイプにはメリットが多いです。

どちらが良いかは家庭によってケースバイケースですので、自分達の家族に合った方法をしっかり会議して考えていくのが重要です。

水回りの設備の予算的メリット

まずは予算的なメリットです。水回りの設備が一つで良いので、最初の建築費を抑えられます。

広さ、面積を抑えられるメリット

お風呂や洗面などが一つで良いので、広さ、面積の面でもコンパクトに作りやすいです。広さ=金額に直結する部分ですので、広さを抑えられるのは嬉しいです。

電気代、水道代のメリット

キッチンやお風呂が1つで良い方が水道、電気(場合によってはガス)を節約できます。

将来的な空室の対策のしやすさのメリット

2世帯住宅では10年後、20年後、親世帯が他界した後のことも考える必要があります。
完全分離タイプですと、どうしても空いた世帯をどう使うかが問題になりやすいです。誰かに貸すにしても、親戚などで借りたい人がいれば良いですが、そうじゃないと全くの他人に、つながった家の一部を貸すのは気がひける人もいるでしょう。
また、将来的に貸すことも視野に入れるのでしたら、二世帯の分離タイプにせずに、完全に別の建物として建ててしまう方が良いでしょう。貸すことはもちろん、売却などもしやすいでしょう。

二世帯住宅についてはこちらの記事も参考にしてください

松本市で二世帯住宅の費用を安く抑える方法は?共有、分離で考える。