【Web見学会】吹き抜けと2階ホールが絶妙!【32坪3LDK2階建て】

30~35坪

編集長の福田です。
今回のWeb見学会は32坪3LDK+書斎、素敵な吹き抜け2階ホールのあるおうちの紹介です。

↓まずはこちらから動画でご覧下さい。

【web見学会】吹き抜けと2階ホールの美しいおうち【北アルプスも見える!】

とにかく吹き抜けと2Fをホールのつながりをよく作ることで、縦の空間の気持ち良さ、リビングに入った瞬間に光のあふれる感じ、そして2Fホールを気持ち良く。
素敵なおうちが完成しました。

家の見せ場を吹き抜けと2Fホールに集約する

家を考える上で重要なことは何なのか?
いっぱいあると思うのですが、一般住宅を建てる場合、とにかく優先順位を明確にするということが良いお家を作る上での必須条件だと私は考えています。

一般住宅は旅館やカフェとは違います。

人生、時間もお金も限りがあります。
おうちに大金を使いすぎるわけにはいきませんが、一生暮らすおうちはその人の人生を作ります。
本当に自分たちにとって大事なものを考えることが重要です。

↑2Fをホールから吹き抜け。吹き抜けを大事に。大きな窓で光を取り、化粧柱を見せることで木の雰囲気をしっかりと作りました。

こちらのおうちでは景色の良い立地を生かして、リビングの吹き抜けから2Fホールの流れをとにかく気持ち良く作りました。

吹き抜けは何畳くらい必要?階段との組み合わせで広々と

吹き抜けって作るとしたら何畳くらい必要ですか?」
もちろん、吹き抜けは大きければ大きいほど、広々と開放感があります。
しかし、当然ですが、広いほど家の金額は高くなります。
また、寒冷地で吹き抜けのある家を作るには家の断熱性能も重要です。

ホテルの受付などでしたら、予算をしっかり掛けて大きな吹き抜けとりっぱな階段を作るのもいいでしょう。
しかし、一般住宅ではそうはいきません。

今回の家の吹き抜けは単品で見ると3畳だけの面積ですが、階段と隣り合わせる位置なので、とても広く感じやすいです。
また、階段の位置も外壁の側にあるので、窓を取れるため、明かりをしっかりと取れます

吹き抜けと階段、そして、窓の位置関係、またLDKと2Fホールの位置関係が重要です。

一口に3畳と言っても、階段との組み合わせや、窓との位置関係などで、吹き抜けの印象は大きく変わってきます。
4.5畳あっても狭く感じる吹き抜けもあります。

 

 

実際の面積は小さいので金額を抑えながら、大きく感じてリラックスできる空間というのが理想です。

より開放感を作れるスケルトン階段(オープン階段)を使う方法もありましたが、通常の階段でも快適な空間を作ることができました。

柱と梁で木の雰囲気を

YouTubeで見られる家づくり勉強会

階段を登ったところに柱を見せることで、木の雰囲気をつなげました。
吹き抜けの真ん中にも存在感のある太い木の梁を入れています。

外観にもガルバリウムだけじゃなく木目調のサイディングを入れることで、木の雰囲気を取り入れています。
木とガルバリウムの組み合わせは近年非常に人気があります。
2種類以上の外壁を使う場合には、外観のどこに木を入れるかも意識して間取りを考えることが重要です。

↑和室の吊り押し入れ。地窓から入る外の明かりが癒やしを。黒系の天井の落ち着く雰囲気も素敵です。

↑LDKのカーテンはバーティカルブラインドを使用しました。光がやさしく抜けてくる感じが非常に素敵です。

吹き抜けの窓から落ちてくる光の雰囲気はもちろん、一階のLDKは大きな窓を並べることで、大きく光が入ってくる空間を意識しています。

まとめ。広くないのに広く感じられる家のコツがつまった家。

32坪に3LDK+書斎(3畳)に明るい吹き抜け、階段ホール、さらにウォークインクローゼットも、となると、リビングがダイナミックになりにくい場合も多いのですが。
このお家は、吹き抜けのつなぎ方を中心に、LDKが明るく、開放感を感じるように作れました。

LDKも写真や動画で見ると、すごく広々していますが、実は16畳。狭くはないものの、特別広くはないのです。
しかし、階段と吹き抜け、そして窓からの光をコントロールすることで、実際の広さ以上に、体感的に広く、気持ち良く感じられる家が完成しました。

「吹き抜けは面積の無駄」
と言われる方も多いですが、上手く使うことでとても快適な美しい空間を作ることが出来ます。


 

非常に個人的な感想なんですけど、自分がプランニングした家の中でも、この家はすごく好きです。
このお客様と初めてお会いしたときから、広い吹き抜けと2Fホールを大事にしたいということを言って頂いていました。

広い吹き抜け、2Fホールは最初はそう言っていても、途中から、
「やっぱり寝室を広くしたい」
など変わっていってしまうお家は多いです。
吹き抜けが広いより、部屋を広くしたい人は多いです。

でも、このお客様は明確に美意識がありました。
最初のヒアリングから一貫して、家、生き方に対して明確に考え方があり。吹き抜けと2Fホールを妥協しませんでした。
何度も間取りを練り直して、完成したのがこのお家です。

肌寒くなり始めた頃に完成したおうちに入ったとき、吹き抜けの窓からさんさんと暖かい太陽が降ってきて、
「なんと素晴らしいお家が出来たんだろう、お客様の希望の吹き抜けを大事にできたおかげで出来た素晴らしい空間だなぁ」
と、しみじみ思ったものです。

美意識、こだわりをしっかり持ち続けて、一緒に良い家を作って下さったお客様に改めて深く感謝です。

福田 健哉

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