土地探しのコツ。現地チェック編。

土地

こんにちは、編集長の福田です。
今回は土地探しのコツの中でも、実際に現地に行ってチェックするコツについてのお話です。
土地の良し悪しは専門的で難しい部分もありますが、何度も現地に足を運ぶことで、分かることも多いです。

曜日、時間を変えて見に行く

土地の現地チェックでまず大事なのは、様々な曜日、時間に行くことです。
たとえば、ゴミの日の朝のゴミステーション近くの様子や、昼は明るく良い雰囲気でも夜は意外と街灯が少ない、夜に隣の家の子どもがピアノの練習をするなど。
曜日と時間を変えて、現地に行ってみないと分からないということは本当にたくさんあります。

何日も朝から晩までずっといるわけにはいかないものの、売主さんに許可をもらえれば、テントを張って一泊過ごしてみても価値はあるでしょう。
実際にはなかなか一泊テントを張る許可はもらいにくいかもしれませんが、現地で観察をするのはそのくらい価値があります。

購入したら一生住む土地ですので、どこまで現地調査してもやり過ぎて困るということはありません。

天気の悪い日も見に行く

また、天気の悪い日に現地に行くというのも大事です。
土地の高低差から水が溜まりやすいだったり、水を含んで田んぼみたいになる土かどうかの水はけ、近くの用水路の水嵩が増すか。
雨の日に見ておきたいところもたくさんあります。

また長野県の場合、についても注意が必要です。可能であれば雪の日にも確認したいところです。
目の前の道がずっと影になって全く溶けない隣の家の雪の大半がこちらの敷地に落ちてくるなど、チェックしておきたいところです。

公共交通機関、病院、学校まで歩いてみる

また土地の現地チェックの際には可能な限り歩いて行くのも重要です。ついつい車で行ってしまいがちなのですが、特に公共交通機関からのアクセス、病院、学校については歩いておくことをオススメします。

通学の時間帯などに実際に歩ければ、子どもの通学路の雰囲気、その地域に住んでいる子どもがどんな感じで通学しているかも分かりますので安心できるでしょう。
会社を休んででもチェックしておく価値はあります。

もちろん、徒歩だけじゃなく、車が通りやすいか、近隣の道で運転しにくい場所はないかのチェックなども実際に運転して回ってみると良いですね。

反対の季節を想像する

反対の季節を想定するのも非常に重要なコツです。
夏であれば寒い季節の日当たり太陽の高さについてもイメージするのが重要です。
天気のところでも書きましたが、のことも想像して見て下さい。

近くに木がある場合には落葉する季節のことも考えると良いでしょう。
落葉樹の場合、雨樋に葉がつまるなどのリスクも知っておかないといけません。

また長野県で土地探しする場合、南に山があるエリアは冬場の日射時間が極端に短い場所もあります。

また、日当たりについて心配する方も多いですが、真冬の数週間、太陽の低い時期については影に入ってしまう家でも、それ以外の時期はちゃんと日当たりがある土地もあります。
他の条件と合わせて考える必要がありますが、冬の数週間の日当たりは諦めるというのも一つの選択肢になるでしょう。

長野県の場合、夏の暑さよりは冬の寒さの方が厳しいので、夏に家、土地を買う場合にはしっかり寒い時期のイメージをしてから買うのが大事ですね。

10年、20年後の可能性も考える

将来の可能性を考えることも重要です。
長野県ですと「リビングからの眺望の美しい土地」という要望も多いです。
ただ、今は畑でも、将来は建物が建つ可能性もあります。

また、今は綺麗に手入れされた程よい高さの木でも、伸びて来て影を作ったり、毛虫が付いたりする可能性などもあります。
特に購入する土地の中にがあるときには、自分が管理することになりますので、確認しておきましょう。

眺望を優先させたい場合、その方向は段差になっていて絶対に家が建たないなど、将来的なところまで見越して考えることも重要です。

また周辺の建物が新しいか古いかもチェックしておきたいところです。
古い家が多くても、解体して新しい家も建っているエリアなどであれば、そんなに気にしなくても良いかもしれませんが、新しい家がまったくないエリアは注意が必要です。

近隣の人に話を聞いてみる

これはしづらい、気が引けるという方も多いのですが。近隣の人に話を聞いてみるのは可能な限りしておきたいところです。

というのも、すべての時間、季節、曜日、見落とすところなくすべてのポイントなど、すべてを完璧にチェックするのは不可能だからです。
すでにそこに住んでいる人は、実際に暮らす上で不便なことなどもある程度知っていますし、その対策方法も知っています。

実際に購入したら一生、近所付き合いをしていく関係になりますし、挨拶も兼ねて、お隣さんくらいは会話してみると色々な情報を得られるかもしれません。
何よりもお隣さんの人柄、雰囲気が分かると、土地を買うのも安心しやすいでしょう。

住宅会社の人にもチェックに行ってもらう

自分たちでチェックしてみて、良さそうであれば住宅会社の人にチェックしてもらうと良いでしょう。一緒にチェックしに行くのも良いですね。
自分たちが気になっている部分を聞いてみると良いでしょう。プラスで一般の人には分かりにくい地面の傾斜擁壁がある土地などでのプラスでかかる費用や、安全面での判断などのアドバイスももらえるでしょう。

まとめ。現地チェックは良い土地探しには必須です

土地探しのコツ、現地チェック編というお話でした。
家づくりのための土地探しのコツは、その土地の好きな点、嫌いな点、気になる点をしっかり把握するということです。
もちろん、好きな点ばかりの土地が理想ですが、気になる点をどれだけ受け入れられるかも土地選びでは重要です。
残念ですが、実際の土地探しでは、気になる点が何一つない土地というのはありません。どの土地でも何かしら気になる点は出てくるでしょう。
そういった気になる点を、買った後に後悔しないようにするために重要なのが現地チェックです。

現地チェック、土地探しのコツを抑えて、ぜひ気に入った土地を見付けて下さい。