住宅ローンは繰り上げ返済?最初から短期間で借りるべき?

住宅ローンの借入期間と繰り上げ返済 住宅ローン

こんにちは、編集長の福田です。

今回は住宅ローンに関することで、
「繰り上げ返済するのと、最初から短い期間で借りるの、どっちが得なの?」
というお話です。
特に超低金利時代、ローンの借入年数の考え方はとても大事です。

住宅ローンの金利は複利計算なので、長いほど支払い総額は多くなる

まず、みなさん知っていることかもしれませんが、住宅ローンに限らず、借りているお金の金利は支払い期間が長くなるほど、支払う利息が高くなりますので、可能な限り早く返して、支払う利息、総額を減らしたいところです。

住宅ローンの借入は30〜35年でする方も多いです。

しかし、実際には35年で組んで35年間まるまる返済し続ける人は少ないのも事実です。
というのも、やはり定年までには払い終えたいという方が多いですので、みんなアレコレやりくりして、繰り上げ返済を合わせて、出来るだけ65歳までの返済を目指します。65歳までの返済が難しくても、出来る限り、老後の返済が少なくなるようにするのが一般的です。

どうせ繰り上げ返済するなら、最初から短く借りた方が良い?

ここで、問題になるのが今回のお話です。
「じゃあ、最初から短い期間にした方が支払う利息は抑えられそう!どっちが得なの?」
というポイントです。

これは、実際に計算してみると分かるのですが、
Google先生にお願いしたところ、分かりやすく動画で解説してくれているFPさんがいました。

住宅ローン 20年で組むのと、35年を繰上するのどっちが得?

いやはや、便利な世の中です。

詳しい金額などについては、動画をごらん頂くとしまして、
結論だけ言うと、確かに最初から返済期間を短くした方が支払う利息はいくらかは安くなります。
ただ、繰り上げ返済していくのと比較して、そこまで大きい金額になるわけでもないんですね。

ただ、注意点として、実際の繰り上げ返済では、最初から大きく返済する方は少ないですので、金額はもう少し変わってくるでしょう。
あくまで、20年返済と同等のペースになるよう繰り上げ返済するとしたらという仮定でのお話ですので、参考程度にお考え下さい。

借入期間が短くなるデメリット、月々の支払いはかなり変わる

逆に借入期間を短くすると、月々の返済額は劇的に変わります。
例えばですが2500万円の借入で30年返済だと約8万円、35年だと約7万円
5年短くするだけで月額が1万円も変わってしまうんですね。

この月々の1万円をどう考えるかがポイントになります。

繰り上げ返済についてはいつでも、自分たちの好きなタイミングで出来ます。
逆に後から借入を長く伸ばすことは難しいです。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

最初からギリギリの月々の支払い金額に設定してしまうより、余裕を持って支払える金額にして、余裕を計算しながら繰り上げ返済を計画していくことが大事です。

繰り上げ返済にするデメリット、ついつい繰り上げなくなってしまう

「そうは言っても、繰り上げ返済しようと思っていても、ついつい使ってしまって、繰り上げ返済できないかも。。。
そのとおりです。
期間を長くして繰り上げ返済にするデメリットは、ついつい繰り上げ返済せずに使ってしまう可能性です。

そういう方は、最初から固い意思を持って期間を短くする方法も一つの選択肢です。
あとはすぐに使ってしまわないように、別の形にしてお金を貯めるという方法も良いですね。
一例ですが、貯蓄型の保険なら、満期までに早期解約すると損してしまうので、半分強制的にお金を積み立てていけます。
また、積立NISAなど、投資信託や株で運用するのも、心理的に手を付けにくくなりますし、運用益も狙えます。

ここの問題が難しいのは、強制的に貯蓄していけるタイプのものは、もしもの時に動かしにくいという、メリットとデメリットがある点です。
ただ、住宅ローンと違って、縛りの年数が何十年も長くないので、5〜10年程度の保険商品を選んで、その都度、積み立てる金額の見直していくのもいいですね。

住宅ローン控除(減税)のことも考慮する

あとは住宅ローン減税のことを考慮することも大事です。
10年間はローンの残りが多いほどたくさん減税してもらえます
なので、数字の損得だけで考えますと、住宅ローン減税のある期間が終わってから繰り上げ返済をしていくというのがトータルではお得になるかな、というのが2020年現在、超低金利時代の住宅ローン事情でございます。

 

住宅ローン控除については、こちらの記事もどうぞ
住宅ローン控除で所得税っていくら戻ってくる?

お金の相談は住宅会社、銀行だけじゃなくFPさんに相談するのも安心

 

また、お金のことは専門のFPさんに相談するのが一番です
住宅会社を検討して回る前に、専門のFPさんに相談して、自分たちに無理のない住宅の予算を考えてみるのも大事です。

また、FPさんに相談する時のポイントとしては、住宅会社の中のFPさんではなく、住宅会社とは別で独立しているFPさんに相談するのが重要です。
どこかの住宅会社に肩入れすることなく、純粋に、その人の収入、支出から住宅にかけても良い予算を計算してくれます。
住宅の予算と同時に、人生の中での大きい支払いになる保険の見直しや、支出の見直しなど、トータルで見てくれるのが、独立しているFPさんに相談するメリットです。

諏訪地域ですと、甲斐FP事務所が個人の住宅ローンなどの相談にも丁寧に対応してくれます。
甲斐FP事務所のHPはこちら

住宅は人生の中でも大きい支出になります。
家、土地の金額だけじゃなく、どこでどのように住宅ローンを借りると有利か、団信と生命保険の兼ね合いなど、人生のお金全体のことを考えて予算を考えていくことが大事ですね。

 

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