32坪でも一階にLDK+6畳の部屋の間取り、メリット、デメリットは?

住宅

こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。

1階にLDK(リビング)以外にもう一部屋あると何かと便利ですよね。
出来れば4.5畳じゃなくて、6畳あると嬉しいですよね。

でも、1階の部屋数を増やすと、2階も広くなってしまって、家が全体的に大きくなっちゃって、予算オーバーしちゃいそう。

はい、そういうお悩みを抱える方は多いです。
今回は実際に32坪の家で、1階に6畳の部屋を作った場合の事例を動画でご紹介して、メリット、デメリットを考えてみましょう。

32坪の家でも1階に6畳の部屋の間取りは可能!

実際にどんな感じかは動画を見て頂くと分かりますが、実際に32坪の家でも一階に6畳の部屋を設置することは可能です。
(動画では1階だけですが、2階もちゃんと3部屋+ベランダがあります)

さらに、この家では洗面所が3畳と通常より大きくなっています。
動画では紹介しませんでしたが、この家はバリアフリーがテーマなので、トイレも通常より少し広く、玄関もほんの少しですがゆとりがあるように作っています。

ポイントは
・収納の奥行を通常の910mmより浅くすることでトイレを広く、
LDKを14帖と割り切った広さにすること
の2点で32坪でも1階に一部屋個室がある間取りになっています。

リビング以外に1部屋あることのメリット

動画の家では6畳の部屋は洋室にしましたが、昨今は子育て世代の方に和室も人気があります。
・和室は小さい子どもを遊ばせるにも安心ですし、
・お子様が大きくなるまでは、家族で6畳の和室に布団を敷いて眠り
大きくなったら2階の自分たちの部屋で暮らし、
・そして、老後にはまた1階の和室に布団を敷いて夫婦で眠る
というように1階のLDK以外のプラス1部屋は、ライフスタイルの変化に合わせて、役割を変えて使えるので便利なんですね。

2階の部屋に階段で登るのは、小さい子供や、年を取ってからは大変ですので、やはり1階に一部屋あると便利です。

14畳のLDK(リビング)は狭い?デメリットと対策

限られた面積の中で1部屋多く取る場合には、代わりにリビングを小さくすることになります。
今回の動画の部屋ではLDK(リビング)は14帖
14畳のLDKソファーを置くにはちょっとぎりぎりのサイズですが、食卓とテレビを置く分には全く問題ない広さです。
「んー、1部屋個室が増えるのは魅力的だけど、LDKはもう少し広い方が良いかな」
という方も少なくないでしょう。

このデメリットを解消する方法はいくつかあります。

予算をアップして、LDKを18帖まで広くする。

予算をアップして家の大きさ自体を大きくしてしまうという方法です。

実際には敷地の大きさ、形の問題もありますが、4畳=2坪ですので、坪単価50万円であれば、100万円アップとなります。
さらに、一階だけ大きくする場合は、1階と2階の広さのバランスによってプラスで金額が発生する場合もあります。

実際には、詳しい計算が必要ですが、エルハウスだと坪単価44.5万円~ですので、89万円と、1階だけ2坪大きくする場合は+20万円程度になる場合が多いですので、110万円ほど予算アップになるというイメージです。
(実際の金額は間取りにもよりますので、あくまでイメージです。詳細はお問合せ下さい)

ここは110万円をどう感じるかによります。
ずっと暮らす家のリビングですので、14帖だと自分たちには狭いと感じる場合は、家を大きくするのも良いですね。

個室とリビングを大きく開くタイプの扉にして、扉を開ければ続きの部屋として使えるようにする。

予算がアップするのは困るけれど、リビングをもう少し広々感じられるようにしたいという場合には、6畳の部屋との間の扉を3枚建ての片引戸などにして、扉を開ければ続きの部屋として使えるようにするという方法です。

この方法は昔の日本の家ではよく使われた方法ですね。
今の家は大きいLDKで部屋をくっつけます。
昔はリビングとキッチンって分かれている家が多かったです。さらに、リビングの隣に居間と。
つまり、今のLDKが3つの空間に仕切られている家が多かったです。

温故知新、昔のやり方は意外と悪くないんですね。

さらに、今風にするなら、普通の和室じゃなく、小上がり和室にするというのも人気があります。
小上がりにすると、段差が出来るというデメリットもありますが、空間にアクセントが付きます。また、段差の部分を収納にすることも可能です。

キッチンを対面じゃなく壁付けにする

これも温故知新的な方法ですが、キッチンを対面型じゃなく、壁付けにすることで、リビングの空間を広く取るという方法もあります。

対面キッチンの場合、キッチンの向こう側とリビングが明確に分かれてしまいますが、壁付けのキッチンの場合はキッチンの作業スペースとリビングの空間を共有させることが出来ます。

2階を狭くして、1階のLDKを広くする

2階を狭くして、その分1階を広くするという方法もあります。
ただ、この方法は、1階と2階のバランスが変わってしまうので、予算は上がってしまいます

どうしてその坪数?どうして1階の部屋が必要?

限られた広さの中でも一階にLDK+6畳の部屋の間取りは可能です。

しかし、その中でLDKも広くするために、家自体の大きさを大きくして予算オーバーしてしまうのは問題です。
家自体が大きくなってしまう=予算も増えてしまうということです。
自分たちがこれから先の人生で、ずっと支払っていく住宅ローン、無理のない金額できちんと予算を決めて、その予算の中で家づくりをしていく。

自分たちの希望の予算で家を建てられるかどうかで、その先の人生は変わると言っても過言じゃないでしょう。

重要なのは、予算の総額をきちんと決定すること。
そして、その予算の中で何を優先して作るかを明確にすることが重要です。

とは言え、何を優先させればいいかなどは分かりにくいところです。
エルハウスでは随時、無料の個別相談を行っていますので、お気軽にお問合せ下さい。