こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスのふくだです。
家を建てる時にぜひともやって欲しいのが、家計の見直し、節約です。
100万円の住宅ローン(35年)の月々の支払いは約3000円、逆を言えば、月の支払いを3000円安く出来れば100万円安く家を変えるのと同じなんです。
今回は保険見直しからお買い物の時に使えるちょっとした節約術などのお話です。
月額を根本から変える、保険の見直し。4つの方法
まず狙いたいのは保険の見直しです。
月額で数千円安くなるのも珍しくありません。
保険は完璧に把握しようと思うと難しいのですが、4つの方法を理解すれば結構簡単に出来ます。
特に家を買うときには団信に入りますので、このタイミングで保険を検討するのはとても効果的です。
保険見直し1 今の保険屋さんに相談する
保険見直しの方法その1として、今、担当してもらっている保険屋さんに相談してみることです。
でも、この方法は難しいです。
だって、今の保険は、この担当さんがプランしてくれているものですから、「今より良いもの」と言っても難しいんですね。
なので、この方法は今の保険の担当さんが勉強熱心で良い人だったら使えるというイメージですね。
それでも、保険契約したときと今では状況も違うので、保険契約したのがかなり前という場合には有効です。
また、この方法の問題点は他社の保険の方が自分にあっているものがあっても、紹介してもらえません。
保険見直し2 保険見直し専門店を使う
今までの保険の担当さんがうまく行かない場合には、保険を完全に乗り換えるという方法があります。
最近は、保険相談窓口のような名前の保険見直し専門店がありますよね。
これを使います。
専門のFPさんがいて、相談に乗ってくれます。
(FPさんとは、ファイナンシャルプランナーの略です。お金の専門家ですね)
しかし、この保険見直し専門店にも問題があります。
保険見直し専門店は、保険の紹介によって、保険会社からバックをもらって成り立っています。ですので、店によっては、バックの良い商品を紹介したいんですね。「売りたい商品」というものがあります。
例えば、店によっては外貨建ての保険をオススメされやすいなどがあります。(あくまで一例です)
なので、やはり、この方法も偏りがあると言えます。
保険見直し3 個人の独立FPに相談する
3つ目の方法が独立FPに相談するというものです。
保険屋さんや、保険見直し専門店にもFPさんはいますが、こういうFPさんは企業FPなどと言います。どうしても「今季はこの商品を売りたい」など会社の方針があると、企業FPはサラリーマンなので難しいところがあるんですね。
これに対して個人の独立FPさんはそういうしがらみが少ないです。
まず、FP相談業務自体で報酬がありますので、出来るだけ公平な視点でアドバイスをもらえます。
特に個人の独立FPさんは信頼をなくすと、仕事がなくなってしまいますので、良心的なアドバイスをもらえる可能性が高いでしょう。
もちろん、独立FPさんでも保険会社からのバックで生計を立てているという要素はありますので、100%公平なアドバイスがもらえるとは限りません。
しかし、ここまでの方法の中では一番、公平なアドバイスをもらいやすい方法です。
ただ、デメリットとしては、そういう良心的で腕の良いFPさんを探すのは難しいことと、相談料がかかるということです。
保険見直し4 自分で勉強する
4つ目の方法が自分で保険を勉強するという方法です。
自分のことは自分でやる、一番間違いないです。
ただ、これは少々難しいです。
まず、必要な保険の種類と額を考えます。
一般の人が入っておきたい生命保険は、死亡時の保障と、病気の際の保障でしょう。
あとは病気や怪我で働けなくなったときに月々いくらもらえると言った保険もありますね。
必要金額については、死亡保障の場合、自分が死んだ時、いくらお金が必要かです。
これは、実際に残された家族がいくら必要か、月額ベースで考えると分かりやすいでしょう。
さらに、この金額にサラリーマンの人の場合、厚生年金に加入していますので、死亡した場合には遺族厚生年金がもらえます。
そういった国からもらえる金額を考慮して保障額を考えていきます。
(この金額を考えないと、無駄の多い勿体ない保険になってしまいがちです)
これをどういうタイプの保険でもらうか考えます。
定期の掛け捨てにするか。もらい方は一括でもらうのか、年金形式で遺族が受け取れるか。
このタイプによって、保険料が大きく変わります。
でも、保険の種類、金額を理解した上で、さらに保険会社、商品を探すのは難しいんですよね。
ですので、やはりこの方法はちょっと上級者向けと言った方法になります。
スマホを格安スマホにする
スマホを格安スマホに乗り換えるというのは、結構手軽でなおかつ効果の大きい節約です。
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは、昨今、いくらか安くなってきましたが、まだまだ高いです。
安いスマホに乗り換えると、月額にして数千円単位で安くなります。
僕は楽天モバイルにしているので、この後出てくる楽天カードの支払いのポイントも使えますので、月に2000円以下でスマホを使っています。
究極に節約する場合は、電話番号のないデータ専用SIMを使うとかなりの節約効果があります。
ただ、電話番号がないと、現実的には不便もありますので、ちょっと難しいところです。ただ、仕事で使わない場合は、データ専用SIMを使うのもありですね。
電話番号がなくても、LINE OUTやSkype、050PLUSといったIP電話サービスを使って、ある程度までは電話番号代わりに出来ます。お子様のスマホなどはそういった方法を使うのも良いでしょう。
クレジットカード、キャッシュレスで月々の支払い方法を見直す
次に出てくるのがクレジットカード、キャッシュレス支払いによる節約です。
クレジットカードはいろいろ種類がありますが、定番のカードというのはある程度決まっています。
ポイント還元率の良いもの、支払い金額を管理しやすいものを使うというのが鉄則なので、僕は楽天カードを使っています。
楽天カードの良いところは、楽天ポイントの還元率がとにかく高いということ。
そして、使えるところが多いです。
エネオスのガソリンスタンドでも使えるので、
「ポイントはゲットしたけど、結局使わず消えてしまった」
ということがほとんどありません。
そして、キャッシュレスで楽天ペイとの連携があること。キャンペーン期間によっては、かなり大きいポイントバックがあります。
そして、スマホのアプリで簡単に明細が見られます。
楽天カード以外にも良いカードはありますので、調べてみると良いでしょう。
PayPayなどのスマホ決済、キャッシュレスの活用
スマホ決済、キャッシュレスは楽天Payに限らず、様々なところがやっていますね。
2020年現在ですと、LINE、メルペイ、ペイペイなど何種類か作っておくことをオススメします。
というのも、期間限定キャンペーンがすごくオトクなところが多いです。どこかしらの会社が何かしらキャンペーンをしています。
僕は基本は支払い金額をカードと合わせて管理しやすいので楽天Payですが、キャンペーンをしていればメルペイ、PayPay、LINE Payも使います。
牛丼100円引きなど、昼ごはんの味方です。
コツはメインのところを決めておいて、後のところはキャンペーンの時だけ使うという感じですね。
クレジットカードの家族カードを作る
さらに家計の見直しという面で、家族カードを作ることも重要です。
家族が使えるカードですね。
夫婦で別のカードでも良いですが、やはり家計の一元管理、見える化を考えると家族カードを作っておくといいでしょう。
楽天カードの場合、家族カードの支払いも、アプリで一目で分かります。
LINE、Yahoo、スマートニュースなどの電子クーポンを活用する
キャッシュレス、スマホ決済ともかぶりますが、電子クーポンを活用するのも手です。
ただ、僕の個人的な感覚としては、スマホ決済などの期間限定キャンペーンと比較すると、いまいちお得感としては弱いです。
また、注意したいのは、クーポンがなければ買わないものをついつい買ってしまうと、逆にマイナスです。
ただ、役に立つクーポンももちろんありますので、チェックしておきたいポイントです。
定額サービス、サブスクを活用する
定額いくらで使い放題というのもサブスクなどと呼びます。
有名なところですと、雑誌読み放題や音楽配信、映画見放題などですね。
また楽天で申し訳ないですが、僕は楽天マガジンがお気に入りです。
月額380円と、雑誌一冊分より安い金額でかなりの雑誌が読めます。
僕が読んでいるのは、ブルータス、Penなどのカルチャー系の雑誌。Zai、週間ダイヤモンド、週間東洋経済と言った株やお金の雑誌。山と渓谷、バイシクルクラブ、Tarzanといった趣味関係の雑誌ですね。他にもいろいろ気になれば読んでいます。
月に380円なので、一本でも自分に役立つ記事があれば儲けものです。
その他だと、車や家電なども昨今はサブスクが出てきていますね。
なんと月額1000円でダイソンが使えるというものもあります。
https://www.dysontechnologyplus.com/
車だとサブスクじゃなく、必要なときだけつかうTIMESのカーシェアも便利ですね。
サブスクで注意したいのは、不必要なものは契約しないこと
月額が安く見えても、毎月かかるお金は、積もると厳しいです。
それこそ、保険の見直しなどでせっかく浮いたお金が無意味になってしまいます。
僕自身、独身時代はAppleMusic、NetFlixなども使っていました。また車もTIMESのカーシェアでした。どれも便利でしたが、家族が出来て、今は楽天マガジンくらいでしょうか。
必要に応じて短期間だけYouTubeプレミアム(資格試験の勉強の教材としてはYouTubeプレミアムはすごく安いです)などを今でも契約はしますが、使い終わったらすぐに解約します。
本当に自分に必要なものだけ必要な期間だけ使うのがポイントです。
家電などモデルチェンジで価格の下がる時期を理解する
家電を買うときには価格が落ちる時期というのがありますので、その時期を狙うと良いですね。
例えば、洗濯機ですと5〜8月にモデルチェンジが多いので、4〜7月くらいが価格が下がりやすいです。
こういった情報はGoogle先生に「洗濯機 安い時期」と聞いてみると教えてもらえます。
ちなみに自転車だったら、メーカーによってモデルチェンジの時期が違いますが、夏頃に新モデルの発表があり、秋頃に新モデルが店頭に並びます。
店によって考え方が違いますが、新モデルが入るまでに在庫を売り切ってしまいたいところ、新モデルが入ってから旧モデルを値引きするところなどがあります。
服なら季節の終わりに来年の服を買うなどですね。アウターだと流行りが変わってしまうかもしれませんが、インナーの場合はさほど変わらないでしょう。
実際には使わないAI搭載モデルを外す
あとは家電の場合ですと、ついつい最新モデルを買いたくなりますが、AI搭載モデルを外すというのも手です。
実際に使う機能については良いのですが、実際には使わない謎のAI機能を搭載しているモデルって昨今多いですよね。
実際には自分は使わない機能は積極的に外すというのもテクニックです。
積立NISAなどの資産運用を始める
投資は減ることもあるので、リスクを理解して始めないといけませんが、うまく活用できれば、働かずして食べるということも決して不可能ではありません。
とは言え、完全に働かずして食うは現実的には難しいです(笑)
考え方としては、自分の代わりに働いてくれるお金を少しでも作るというのが大事です。
あくまで理屈ではありますが、年間5%の利息=年間に使うお金の20倍の資産があれば利息だけで生活ができます。
例えばですが、年間150万円で生活出来て、利息を5%出す運用が出来て、3000万円の資産がある人なら、働かずに利息だけで生活費を賄っていけるんですね。
ただ、実際には年間5%の利息を安定して出すのは難しいですし、20倍の資産を持つことも難しいです。
(さらに言えば、投資の運用益は税金もかかります)
ですので、多くの人は利息だけで生活することは難しいです。
しかし、年間1%の利息なら十分現実的ですよね。
さらに今すぐじゃなくても、老後までに1000万円貯めるということも頑張れば現実的な話じゃないでしょうか。
1000万円の1%は10万円です。
もちろん、これでは生活費を全額利息でまかなうのは無理です。
でも、助かりますよね。
実際には、その人の年齢、年収、支出などの問題もあるので、一概には言えませんが。
1%で良いから利息、運用を出来るようになる方法を覚えておくということが大事です。
年間3%、資産2000万円くらいまで作れれば、年間60万円。年金と合わせれば、けっこう助かる金額になりますよね。5%勝てる年なら100万円。調子が悪い年は1%にもならないかもしれませんが。
大きく勝つ方法ではなく、マイナスになりにくい資産運用、ポートフォリオの組み方などを勉強するのが重要ですね。
また、長期で運用する場合、基本原則として株などの金融商品の金額には波があります。
すぐには増えなくて、減ってしまっても、長く持っておけば、いずれプラスになる、最悪、マイナスにはならないようにもしやすいです。
積立NISAを長期でするというのは、比較的安全に資産を運用しやすい方法だと言われています。
この辺りは、難しい話になりますので、専門的な雑誌、本などに譲ります。
投資はリスクを理解して行うことが重要です。
まとめ。家を建てる時に人生を変える
少し極端な話に聞こえるかもしれませんが、家を建てるタイミングでお金のことを考えれば、人生のお金は変わります。
家は人生の3大支出の中で一番早い段階で必要になりやすい買い物です。
住宅、教育、老後。
ここできちんと家計を作るかどうかで、人生のお金は大きく変わります。
宝くじを当てるのは難しいです。
年収1000万円も難しいですよね。
楽して稼ぐも難しいです。
それが簡単なら、みんなやっていますから。
しかし、今回紹介したお金の話は意外と簡単なことが多く。
やっている人はすでにやっているという内容です。
逆を言えば、やっていない人だけ損をしてしまっていることとも言えます。
保険、投資の辺りが、どうしてもちょっと難しいところですが、家を建てよう、家族会議しようという時に頑張ってみても良いかもしれません。
エルハウスでは、そういった相談も含めて、みなさまの家づくりのお手伝いをしています。必要であれば専門の独立FPさんを紹介することもしていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。