セカンドリビングとは?用途、間取りは?

住宅

こんにちは、松本、諏訪地域の工務店エルハウスのふくだです。
セカンドリビングという言葉をご存知でしょうか?メインのリビング以外でもう一つ家族が集まれる空間のことをセカンドリビングなどと呼んだりします。
二世帯住宅映画を見るのが好きという方、来客が多い家などで取り入れられることが多いですね。
今回はセカンドリビングの用途と間取りを考えていきましょう。

セカンドリビングは用途が大事

まずセカンドリビングを考える上で大事なことは用途ですね。
だれが、いつ、何のために、どのように使うのかということです。
特に重要になるのが、メインのリビングでは出来ないことなのか、またはメインのリビングでもできるけれどもう一つあった方が便利なことなのか、といったことを考えると良いですね。

用途が決まると、必然的に場所も決まって来るでしょう。
例えば、お母さんが友だちとお茶するための空間で、普段のリビングだと日々の生活感があるし、片付けるのも面倒なこともある、また子どもを遊ばせているときにお客さんが来たと言った時に、ちょっとしたテーブルと椅子だけあるような客間のような具合でセカンドリビングがあると便利だなという場合ですと、寝室の奥にあると変ですよね。2階へ階段を上がったところのホールなどの方が自然です。

だれが、いつ、何のために、どのように使うのか。
用途を考えて作らないと、誰も使わない謎の空間になってしまうこともありますので、注意が必要です。

二世帯住宅のリビング横の和室

セカンドリビングの用途として一番多いのは、二世帯住宅ですね。
家族とはいえど、やはりおじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんの四人が揃ってリビングでテレビ番組を見るって、時々は良いにせよ毎日は無理がありますよね。サザエさん一家は偉大です。
なので、リビング横の和室をセカンドリビングとして使うように考えて間取りを作れば良いですね。
和室リビングとして使うのに必要なものと言えばテレビと座椅子とちゃぶ台でしょう。
メインリビングと隣接しているので、食事も別々の時間で取る時などにも便利ですよね。

もちろん、二世帯住宅じゃくてもリビング横の和室は、セカンドリビングとしても使えますし、泊まりの来客が来たときにも使えますので、使える用途は広いですね。

主寝室をセカンドリビングとして

また、主寝室にセカンドリビングの機能を持たせるというのも人気がありますね。
10畳程度の広さにすればベッドはもちろん、テレビと小さいソファを置くことも可能でしょう。ベッドに腰掛けながら見るというスタンスでも良いですね。
眠る前のゆっくりする時間を大事にしたいという用途に良いですよね。

また、日曜日に子どもが友達を連れてきてリビングで遊ぶという時に、お父さんが部屋でのんびり過ごすという用途にも便利ですよね。
特に昨今はリビング学習なども流行りですので、子どもがリビングを使う機会は増えていますので、親が静かなところで1時間ほど何かしたいという時に使える空間として考えると、主寝室をセカンドリビングにするというのも良いですね。

2階の階段ホールの部分をセカンドリビングに

2階への階段を上がったホールの部分セカンドリビングとして活用するのも人気があります。
特に吹き抜けスケルトン階段の家では効果的ですね。景色が眺められる窓があればさらに良いですよね。立地にもよりますが、二階は眺めが良い場合が多いです。

また、2階のホールってそれぞれの部屋に入るための通路として必ず必要な部分ですので、それをいくらか広く取るというだけです。4畳程度の空間でも、吹き抜け側にカウンターを一つ付ければ、ちょっとお茶しながらお話をするという用途としては十分すぎますね。
また、子ども部屋に勉強机を置かなくても、勉強はホールでするという習慣にする用途しても良いかもしれません。
家族がだれでも使える勉強部屋という用途でも良いですよね。

ウッドデッキやテラスをセカンドリビングに

セカンドリビングは家の中とは限りません。
簡単に言えば、リビングとはリラックスしてお茶が飲めればどこでもリビングなのです。特にお客さんが来た時にちょっとお話しできるという用途であれば、天気の良い日なら庭でお茶なんていうのもオシャレで良いですよね。
ですから、テラスやウッドデッキに机や屋外用のガーデンソファなどを置いてセカンドリビングとして使うのも良いですね。
ウッドデッキなどのテラスが無くても、防草シートを敷いて、人工芝でも敷いて、ガーデン用のテーブルとチェアを置けばあっという間にセカンドリビングの完成ですね。もちろん、こだわり派の人ならレンガを敷いていみても良いと思いますし、足元を少し手を加えてやれば、屋外にセカンドリビングを作ることはさほど難しいことではありません。

用途を明確にして良いセカンドリビングを

セカンドリビングに関してのお話でした。
とにかく用途を明確にするというのがポイントです。セカンドリビングに限らず、間取りを考える上で、「あってもなくても問題はないけど、せっかくのマイホームを注文住宅で建てるなら、ちょっと憧れる部分」というのは、用途を考えるのはとても大事です。
セカンドリビングスキップフロア屋上ミニバーミニキッチン
必ず必要じゃないけれど、あったら暮らしが豊かになりそうという部分。

でも、あっても使わないとマイナスしかありませんよね。
よく考えた上で、本当にそこがあった方が便利な場合は、ぜひ設置すべきでしょう。
筆者の場合は自転車が趣味ですので、ロードバイクを置いておける広めの玄関というのは外せません。これも、やはり人によってはあってもなくても良い、場合によっては全く使わないかもしれないポイントなのですが。筆者の場合、外せないポイントです。あるかないかで全く日々の便利さが違います。
用途を明確にして間取りを考える。そして、用途を住宅会社の担当さんにしっかり伝えるというのがとても大事なポイントですね。