こんにちは、松本、諏訪地域の工務店エルハウスのふくだです。
薪ストーブに憧れるけれど、薪を置いておく場所を確保するのがちょっと。憧れはするけど、メンテナンスなんか大変なんでしょ?
そんな人に昨今人気があるのがペレットストーブです。
今回はペレットストーブのメリット、デメリットそしてオマケでちょっとだけバイオエタノール暖炉の話です。
ペレットストーブのメリット
ペレットストーブとは、燃料を木質ペレットという木を圧縮したものを使うストーブです。
木質ペレット木の屑などを圧縮するので地球にも優しいというのもメリットの一つですね。
一見すると薪ストーブのような外観で、炎も揺らぎます。
そして、薪ストーブと比較してメリットもあるので、ヨーロッパなどでは人気があり、昨今は日本でも薪ストーブよりもペレットストーブを選ぶ人も増えました。
ペレットストーブのメリット①薪より楽
ペレットストーブの一番のメリットは薪よりも燃料の保管が楽ということと、着火が楽ということじゃないでしょうか。
もちろん、他にもメリットはありますが、現実問題として薪ストーブの薪の保管場所問題って大変です。一冬分の薪ってかなりの量です。
さらに、薪は乾いていないと着火しにくいですので、雨が当たらない風通しの良いところで保管して乾かさないといけません。
薪に虫が住んだりすることもあります。
意外と薪の管理って大変なんです。
そして、薪は普通の灯油ファンヒーターなどのようにスイッチ一つでは着火しません。
この点、ペレットストーブは燃料である木質ペレットを購入すればすぐに使えます。ペレットは袋に入った状態で売っているので、薪のように外に大袈裟な保管場所を作ったりする必要がありませんし、乾かすなどを気にしなくても良いですね。
また、着火についても電動で着火するタイプのものが主流です。電動じゃないものも中にはありますが、一般的には灯油ファンヒーター感覚でボタン一つで着火できます。また、燃料のペレットを燃料を入れる場所へ補充しておけば自動で適量を燃やしてくれます。
ペレットストーブのメリット②煙突が短い
薪ストーブで大変なことと言いますと、設置するのに長い煙突が必要ということもあります。
屋根の上の方まで引っ張って煙突を出すので、設置の工事も大変ですし、薪ストーブは使っている煙突の掃除などのメンテナンスが必要になりますので、その時も大変です。高いところに煙突があるため、専門の業者をお願いするのが一般的です。
この点、ペレットストーブは煙突を上に引っ張らなくて良いため、比較的、設置やメンテナンスが楽になりやすいです。
ペレットストーブのデメリット
ペレットストーブにはメンテナンスや設置、着火が楽というメリットもありますが、デメリットもあります。
デメリット①灯油ファンヒーターと比べると
薪ストーブと比較するとメリットも多いペレットストーブですが、やはり通常の灯油ストーブと比べると、燃費も良くないですし、燃料の購入も大変です。
灯油のように気軽に近所で売っているものではないです。
とは言えど、昨今はインターネット通販で家まで届けてくれるので、ある意味ではガソリンスタンドなどにポリタンクを持って行って買う灯油より楽と感じる人もいるかもしれません。
言うまでもないですが、本体の価格も灯油ファンヒーターは圧倒的に安いですので、やはりコスパなどの面で言えば灯油ファンヒーターの方が優秀です。
デメリット②薪ストーブと比較しての炎の揺らぎ
薪ストーブと比較すると、ペレットストーブは炎の大きさが少し小さく、炎の揺らぎが少々地味です。やはり薪ストーブ、暖炉の炎の揺らぎっていうのは良いですよね。
薪のパチパチという音など、炎の揺れる暖炉に憧れがある人は薪ストーブの方がリアリティはあるでしょう。
とは言えど、比較すればという話です。ペレットストーブもきちんと炎が見えますし、揺らぎますので、ペレットストーブだけを見れば炎の大きさが極端に小さいなどは感じないでしょう。
デメリット③バイオエタノール暖炉と比較すると
薪ストーブより薪の管理などが楽で、煙突の設置や掃除などもいくらか楽というのがペレットストーブのメリットでしたが、昨今では完全に煙突のいらないバイオエタノール暖炉も人気が出てきています。
バイオエタノール暖炉はきちんと炎の揺らぎも見えますし、煙が出ないので煙突が必要なく、設置もビルトインタイプじゃない置き型のものであれば、買ってすぐに使えるとメリットが多いです。マンションなどでも使えるというのも大きなメリットですね。
手軽さ、便利さだけで言うと、バイオエタノール暖炉の方が楽ではあります。
まとめ。薪ストーブより手軽に炎を楽しめる
ペレットストーブのお話でした。薪ストーブや暖炉には憧れるけれど、現実問題として、薪ストーブは薪の管理や煙突のメンテナンス、薪への着火など大変なことが多いですよね。
ペレットストーブですと、そういったことが軽減出来て、なおかつ炎を楽しめます。
もちろん、炎を燃やすので、暖かさもしっかりあります。
昨今ですと手軽さですとバイオエタノール暖炉もありますので、それぞれのメリットデメリットを理解して、自分にあったものを選べると良いですね。