200万円コストダウンしたい時に検討したい間取り10のポイント

住宅

こんにちは、編集長の福田です。
家を考える時に、
あと200万円ほどお安く出来たらいろいろ楽なのにな
そんなお悩みを抱えるご家族は多いです。

200万円コストダウンしたいときに検討したい10のポイント

コストダウンを狙う方法はいくつもあります。
しかし、200万円という大きな金額をコストダウンしようと思うと、あんまり小さいことをやっても200万円までは削れません。
ぜひ、次の10個のことを検討してみて下さい。どれも大きいです。
もし、全部、入っていたら、その間取りはちょっとお高い家になってしまっているかもしれませんよ。

1.ベランダ&室内干しスペース

実際のくらしの中で、どこで洗濯物を干すかをじっくり検討しましょう。
洗濯物を干すために室内干しスペース3畳=1.5坪=約100万円。さらにベランダも1坪=70万円程度。(仮に坪単価70万円だとする)
両方つけるのは経済的ではありません。

また、乾燥機を設置するのに、室内干しスペース、ベランダも付けると、
「乾燥機があるのに使わないんですか?」
ということにもなってしまいます。

そうは言っても、一般的にアパートではベランダがついていますので、一軒家でもベランダを付けたい人は多いです。
ただ、アパートと違い、一軒家には庭がありますので、2階で外に出る必要はありません
布団についても、室内の窓際で干したり、布団乾燥機を使ったり、いくつかの方法があります。
そもそも、家を建てる時にベッドも買うのでマットレスだよ、という人も多いです。

2.子供部屋の大きさと収納

  • 子ども部屋6畳+収納1畳
  • 子ども部屋4.5畳+収納1畳
  • 子ども部屋4.5畳+収納0畳(部屋の隅にハンガーをかけられるパイプのみ)
  • 子ども部屋3畳+ロフト

かける2です。
多くの家で子ども部屋は2もしくは3部屋です。
ですので、子ども部屋を上手に考えられると家の面積をぐっとコンパクトにすることが可能です。

さすがにまだ未来かもしれませんが。
ゲストハウスのような形で、自分のスペースはベッド周りだけでOK、あとは共有でOKという時代もありえます。
つまり、子どもたちのためのセカンドリビング8畳+自分のベッド(上下の段)だけというレイアウトもありえるかもしれません。
ゲストハウスやカプセルホテルのような感じですね。

実際、あまりに狭い子ども部屋なら、思い切ってプライベートスペースはベッドのみ、自由に使える子供だけのリビングというのは楽しいかもしれません。

まだ、未来でしょうけど。

3.大きすぎる吹き抜け、2階ホール

吹き抜けは延べ床面積には入りませんが、実際には工事する面積に入りますので、大きな吹き抜けは予算を圧迫します。
建築時には大きな吹き抜けに憧れて作ったけれど、実際に暮らし始めてから吹き抜けを潰して床を張るリフォームをする家も存在します。

とはいえ、吹き抜けがあることで、高さのある空間、高い位置の窓からのあかりで室内が明るくなるなど良い点も多いです。

合わせて2階ホールを多目的に使えるように広く取る家もありますが、実際にどういう使い方をするのか、しっかり検討するのが重要です。

4.ウォークインクローゼット

中に入るタイプの収納は、入って歩くための通路部分の面積が必要になります。
また、ハンガーパイプが交差する部分は荷物が起きにくくなる問題もあります。
ウォークインクローゼット3畳よりも、普通の1畳の収納×3つの方が収納できるものの量が多い場合もあります。

5.回遊動線

ぐるぐるまわれる動線を回遊動線といいます。
しかし、ぐるぐる回れるようにすると、そこには物を置けなくなります。
さらに、扉は結構お高いです。
平面図で見るとぐるぐる回れて楽しそうな間取りも、実際に暮らすと、ぐるぐる回らず、あってもなくても良いドアになってしまうこともあります。
あるいは、無い方が良かったドアになってしまうことも。

あえて回遊動線を取らない方がうまく行くこともあります。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

6.パントリー

パントリーは人気があります。
ただ、実際には、一軒家の標準的なキッチン、255センチ幅のものですと、それだけでもかなりの収納が取れます。さらに、カップボードも2.7m幅の大きな物を選ぶ方も多く、かなりの収納が取れます。
パントリーがなくても、普通のアパートの2倍近くあるいは2倍以上の収納量は可能です。
パントリーが本当に必要か考えてみるのも大事です。

7.対面キッチン

一軒家のキッチン=対面みたいになりつつありますが。
対面キッチンは意外と場所を取るレイアウトでもあります。
動線的にも、キッチンからダイニングにいくのに回らないといけません。

もちろん、LDの方を見ながら調理ができる、LD側からキッチンの足元を隠せるので、ゴミ箱を置きやすいなど、良い点もあります。

8.広めの洗面。洗面、脱衣を別にする。

昨今人気の間取りとして、脱衣室と洗面を別に分けるものがあります。
しかし、実際に暮らし始めると、
「脱衣室が狭い」
「結局開けっぱなしで使っている」
という声もあります。

また、広めの洗面は便利ではありますが、通常の2畳のサイズでも日々、暮らすのに差し支えることはありません。

洗面、脱衣を暮らしの中でどの程度優先するのか考えてみるのも大事です。

9.シュークロ、土間収納

便利そうで、いざ暮らすとものがぐちゃぐちゃにたまってイマイチになってしまう人もいるのが、シューズクローク(土間収納)です。
たしかに玄関近くにちょっと物が置けるのは便利なのですが。
便利ゆえに、ものが積み重なってしまう家が多いのも事実です。

また、シュークロを取るために、その分、玄関を小さくする家もありますが、毎日間違いなく使うのは玄関です。
でも、シュークロがあることで、玄関が美しく保ちやすいのも事実です。

思い切って土間収納はなしにして、外に大きめの物置を買うことも検討してみるのも大事です。

10.標準仕様以外の設備(キッチン、洗面、お風呂)

間取りではないですが、特にキッチンは少しこだわるだけで、あっという間に+50万円、100万円などになってしまいやすいです。
キッチン、トイレ、洗面と、それぞれお少しずつこだわると、そこだけで70〜100万円かかってしまう家もあります。

まとめ。あったら良いな?なくても良いな?

10のポイントでした。
いくつ削れそうでしたか?
あるいは、今のプランにはいくつ入っていましたか?

どれも、無駄ではありません。確かに便利な物もあります。
しかし、本当にそこにはお金をかけるほどの価値があるでしょうか?
別のところに優先的にお金をかけるところはありませんか?
吟味が必要です。

家を建てる予算をギリギリまで無理して、家族旅行にいけない、車を買うのに新車は我慢して中古車にしないといけない。
35年のローンは長いです。
他にお金を使うことはないか? コストダウンを狙う価値はあるか?

コストダウンを考える時のヒントにして下さい。

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