こんにちは、編集長の福田です。
少ない電気代でお湯を作れるエコキュート。しかし、欠点として、『お湯切れ』があります。
冬が寒い長野県でエコキュートがお湯切れになると大問題です。
今回はエコキュートってお湯切れするの?その対策は?というお話です。
そもそもエコキュートって何? 安いの?
まずは、エコキュートって何?というところから考えてみましょう。
ものすごく簡単に言うと、エコキュートとは、少ない電気代でお湯を作れる給湯器のことです。ただし、機械の値段が高いため、最初の設置費用は他の給湯器と比べるとお高いというデメリットもあります。
エコキュート以外ですと、普通の電気でお湯を作る電熱式の給湯器。
ガス給湯器(エコジョーズ)、灯油給湯器などがあります。
それぞれにメリットがありますが、
特にキッチンをIH(電気)にする場合は、給湯も電気で、なおかつ高効率にお湯を作れるエコキュートが相性が良いとされています。
逆に、キッチンをガスにする場合には、ガスや灯油給湯器を使う場合もあります。
キッチンと合わせて考えることも重要です。
エコキュートのお湯切れと原因
エコキュートはお湯切れする?ということを聞いたことがある人もいるでしょう。
エコキュートは安い夜間電力でお湯を作っておいて、タンクに貯めて使うというシステムです。
ですので、タンク内に貯まっているお湯がなくなるとお湯切れになります。
他の給湯システムと違い、すぐにお湯を作るということが苦手なため、お湯切れになると、しばらく待たないといけないというデメリットがあります。
・家族の人数が多い
・夜以外もお風呂に入ることがある
・シャワーをよく使う
・急な来客でその日に使うお湯の量が多くなってしまった時
という場合に、お湯切れの可能性があります。
お湯切れ対策、余裕のあるタンクの量を選ぶ
エコキュートのお湯切れ対策の一番の方法は、最初の時点で最適なタンクの量を選ぶということです。
例えばですが、エルハウスでは標準でエコキュート370Lとなっています。
メーカーの公表している目安としては、
・370Lのお湯の量の目安は3〜5人家族向け
・460Lで4〜7人向け
となっています。
「じゃあ、うちは5人家族だから370Lで足りるかな?460Lが良いかな?」
と悩む方もいますが、朝にシャワーを浴びる人がいる場合は大きめのタンクを選ぶ方がお湯切れの心配は少ないでしょう。
ですので、家族の中で女性の人数なども大事なポイントになります。
特にお年頃の女性は、朝にシャワーを浴びる方も多いでしょう。
もちろん、男性でも朝からシャワーやお風呂が好きな方もいますので、夜以外もお湯を使う人数を考えることが重要です。
ガス給湯器という選択肢も考える
エコキュートはIHと非常に相性が良い給湯システムですが、
「家族全員が朝からシャワーを浴びるのでお湯切れが気になる」
という方や、長野県でも原村のように標高が1000mを越えて非常に寒いエリアなどの場合には、エコキュートじゃない給湯システムを使う方もいます。
タンク容量を大きくすることで、お湯切れの問題は解決する場合が多いですが、どうしても気になる、心配だという方はガス、灯油などの給湯システムを考えるのも良いですね。
給湯設定を変えてお湯切れを防ぐ
また、エコキュートは給湯の設定を自動おまかせで使うことが一般的ですが、沸かすお湯の量を多めにしたり、少なめに設定することも出来ます。
おまかせ設定は、日々の使用量から、必要なお湯の量を計算してお湯を作ってくれますが、来客などでたくさんお湯を使う場合には、普段よりもお湯を使う量が増えてしまい、お湯切れを起こすことがあります。
来客がある場合などには、前日の夜にお湯を作る量を多めに設定しておくと良いですね。
エコキュートは高圧タイプもある
また、エコキュートは通常のものですと、「シャワーの水圧が弱い」と感じる方もいらっしゃいます。
その場合には、高圧タイプのものを選ぶのも良いでしょう。
シャワーをよく使う方は、高圧タイプかどうかもチェックしておきましょう。
まとめ。お湯切れが心配な場合は余裕のあるタンク容量のエコキュート
エコキュートのお湯切れ問題のお話でした。
エコキュートは電気代がオトクな非常に優秀な給湯システムですが、お湯切れ問題を気にされる方も多いです。
しかし、家を建てた後になってからお湯切れ問題に直面すると非常に困ります。
家を建てる時に、エコキュートのタンク容量についても考えるのがオススメです。