今回は、先日お客様から頂いた質問で古民家、中古住宅についてです。
『中古住宅(古民家等)を買ってリノベーションするメリット、デメリット、注意点』の解説動画はこちら
オシャレさを求めるなら古民家のリノベーションはアリ!
今回の質問ですが、ポイントとしてはどうして中古住宅が欲しいか、というのが大事になります。
古民家リノベのメリット
古民家リノベのデメリット
住んだ後のメンテナンス費用を考えると
もちろんスケルトンリフォームをかけてほぼ全て新しくするということもできるのですが、新築で家を建てるよりもかかってしまうこともあります。
自動車で旧車を乗ろうと思うとメンテナンスなどで金額がかかってしまうのに似ていますね。
ローコストメーカーや地域工務店の新築と中古どちらが安い?
地域工務店などで新築を建てるのも、「意外と思っていたより安い」と言われることも多いです。
どちらが安いか?という問題になると、地域がどこか、築年数はどうかという問題も出てきますので、断言することは難しいです。
これに対して、新築の家についてはある程度までは価格が出せます。
地域工務店って実際にいくらくらいで家を建てられるの?
地域工務店では実際に、いくらくらいで家を建てられるのか?という問題ですが。
僕の働くエルハウスの場合ですが、ノーマルの住宅が坪単価44.5万円です。
間取りなどにもよりますが、33坪3LDKの一般的なファミリーで住めるサイズで考えますと、
33×44.5=1468.5万円
これに消費税、諸費用、土地の価格ですね。地盤が弱い地域ですと地盤改良費用を50~100万円ほど見積もります。
諸費用は100~150万円程度。
土地については、場所によります。
ここではいったん土地を1000万円と仮定して、単純に足し算すると2700万円。
仮に全額フルローンで組んだとしても、35年払い、金利1%で月額76,217円ですね。
土地が500万円程度で手に入るエリアなら2200万円で、月額62,102円となります。
あくまで目安の金額ですが、オプションをしっかり付けてプラス100万円くらいする人もいますが、このままの金額でも当然ですが、靴箱やキッチン、お風呂など普通に住むのに問題ないもの全て入っています。
(具体的な金額については、どこの地域にするか、間取りをどうするかなどがありますので、お問合せ下さい)
中古住宅は築年数何年までのものが良い?
今の住宅の基礎は木造はベタ基礎が主流ですので、床下は全面コンクリートの基礎になっています。
また、自殺などの心理的瑕疵のある物件もあるので注意が必要です。
中古住宅の状態を判断するにはインスペクション
インスペクションには別途費用がかかりますが、購入前にインスペクションをかければ、安心して買えるか分かりますし、どの程度リフォーム費用がかかるかなども相談できます。
まとめ。中古住宅は買う年齢とどのくらいの期間住むかも大事
中古住宅をリノベして住むか、地域工務店などの手頃な金額で建てられるところで新築を建てるか。
中古住宅を買って、新築並にリフォームしようと思うとどうしても金額がかかりますし、築年数の浅い物件は多くないです。
築年数が30年を越えている物件については、住んだ後のメンテナンス費用なども考えると、あまりコスパが良いとは言えないことも多いです。とにかく屋根と壁さえあれば何でもいいという人には良いですが、なかなかそういう人はいないですよね。
買う時の年齢と、購入してから何年間住むかということを考えるのが大事ですね。
20年以上住む予定がある人は、20年後の築年数をよく考える必要があります。
また住宅ローンが35年で問題なく組める人は、新築で買っても月々の支払い金額は今住んでいるアパートと変わらないくらいになる人も多いです。
オススメは、実際に新築の家の金額の見積もりを出してもらって、具体的な住宅ローンの支払い金額を出して、狙っている中古住宅の金額と比較して考えるのが良いと思います。