対面キッチンとアイランドキッチンのメリット、デメリット

住宅

こんにちは、諏訪、松本地域の工務店エルハウスのふくだです。
家を建てるときに悩むことの一つにキッチンをどうするかということがありますよね。特に奥様にとってキッチンはとても重要ですし、男性でも料理が趣味という方もいますよね。
今回は昨今人気のアイランドキッチン対面キッチンメリットデメリットについて書いてみようと思います。

アイランドキッチンって何? メリットは?

 

そもそもアイランドキッチンって何?

 

アイランドとは島。島のようにキッチンが独立しているようなものをアイランドキッチンと言います。
四辺が完全に壁から離れていますので、開放感がありますし、存在感もあります。
テレビのお料理番組なんかに使われるキッチンのイメージですね。
ホームパーティーなんかするとなると、大活躍するキッチンです。
また、子育て世代ですと、料理の間にお子さんから目を離すのが不安という人もいますよね。アイランドキッチンなら、まさに部屋の中のテーブルの延長のようにキッチンがあるので、お子さんから目を離さなくて安心というのも大きなメリットです。

アイランドキッチンのデメリットは?

さて、そんなアイランドキッチンですが、デメリットとしてはとにかく広いリビングダイニングが必要ということが一番になります。
全ての面を壁から離せるだけの広さが必要になります。
そして、いつも掃除して綺麗にしていれば問題はないのですが、現実問題としてなかなかそうもいかないという方もいらっしゃいますよね。
散らかったままだとアイランドキッチンはリビングから丸見えですので、そこもデメリットの一つと言えるでしょう。

また、料理の時の油などが跳ねることもデメリットですね。
においもリビングまで流れやすいというのもデメリットです。
ただ、油はねとにおいについてはコンロの前面にガラスで仕切りがあって防いでくれるオプションが用意されていますので、さほど心配ないかもしれません。

また、通常のキッチンですと、水洗部分の上部に吊り戸棚があるのですが、アイランドキッチンの場合、何もないので収納力が落ちてしまうというのもデメリットの一つでしょう。

メーカーにもよりますが価格は通常の壁付けキッチンより高額なものが多いのもデメリットの一つでしょう。

アイランドじゃない対面キッチンのデメリットは?

お料理番組のようなおしゃれなアイランドキッチンは憧れるけど、現実問題としては日本の住宅環境ですと、なかなか大きなリビングダイニングを作りにくい場合が多いですね。
アイランドキッチンまで行かなくても、やはりリビング、子どもから目を離したくないという方には対面キッチンがおすすめです。
正確にいうと、アイランドキッチンも対面キッチンの一種なのですが、片方が壁にくっついているものを対面キッチンという場合が多いです。
(片方壁に付いているアイランドキッチンでペニンシュラというのもあり、厳密には片側付いている=対面キッチンというわけでもないのですが。話がややこしくなるので今回は省略いたします)

対面キッチンは片方が壁に付いていますので、比較的場所は取らないのが良いところです。

また、完全な独立型のアイランドキッチンと違い、通常の壁付けキッチンと同じくらいの価格でラインナップがあるのも特徴の一つですね。
アイランドキッチンが高額になる理由の一つに、天井から換気を出して吊るような構造になるため値段が高くなりやすいんですね。
対面キッチンの場合、一般的にキッチンを据えるコンロ側には壁を作って、そこにキッチンパネルを貼り、上部に換気扇を付ける場合が多いです。
なので油はねなどの心配も少なくて済みます。

対面キッチンは、場所的なデメリットも少なくおしゃれな雰囲気も残りますし、価格的にも高くならずに済むので、新築で一戸建てを建てる人には一番人気がありますね。

アイランドキッチン、対面キッチンじゃない普通のキッチン

昔からある普通の壁付けのキッチンの最大のメリットは空間が広く使えるということです。
対面キッチンを設置する広さだけで壁付けキッチン+小さめのテーブルセットまで置けてしまいます。
家事の動線としても、振り向けばすぐにテーブルがあって料理が出せるというのはとても良いですよね。

YouTubeで見られる家づくり勉強会

今の主流はリビングとダイニングとキッチンがくっついたLDKですが、壁付けキッチンにすればすぐにダイニングテーブルを置けます。
そこで区切って、リビングはリビングで独立させるということも可能です。
LDKのデメリットは、ダイニングテーブルセットとソファセットの両方を置きたくなるということじゃないでしょうか。
リビング用にソファとローテーブル。
でも、ご飯を食べるためにダイニングテーブルも必要となります。
これ、両方とも置きますと、かなり広い家ならいいのですが、一般的な家の場合、ぎっしり、ゴチャゴチャした感じになってしまいます。

食事のにおいがリビングに流れますしね。

またリビングを独立させるメリットとして、生活感を感じさせないということですね。
お客さんが来た時にキッチンを見せなくても良いということです。
キッチンとくっついていない純粋なリビングってスッキリしていて綺麗です。

また、コンパクトな家を建てる場合には、やはり壁付けキッチンがおすすめです。
壁付けキッチン、ダイニングテーブル、テレビという構成にすればかなりコンパクトにLDKを作れます

現実問題として、日本の場合、お客さんが来てご飯を振る舞う機会って滅多にないという家が大半ですからね。
ホームパーティーが出来るようなアイランドキッチンは、必要性は少ないでしょう。

実用性という意味で言えば、空間を有効活用しやすいスタンダードな壁付けキッチンはメリットが大きいです。

しかし、壁付けキッチンにも機能面でのデメリットがあります。
それはゴミ箱なんかを隠すスペースを作りにくいこと
対面キッチンの場合、キッチン側はリビングから見えないスペースとなりますので、ゴミ箱などが隠せるというのは大きなメリットです。

アイランドキッチンのデメリットが分かっていても

こうして考えていくと、アイランドキッチンはデメリットが多く、意味がないのだろうかと思う方もいるかもしれません。
確かに、空間の有効活用という意味で言えばアイランドキッチンは不利です。
値段が高いというのも不利なポイントです。

そうは言っても、やはり現物のアイランドキッチンを見るとオシャレだなと多くの人が思うでしょう。
大手ハウスメーカーのモデルルームの大半は印象を良くするためにアイランドキッチンを採用している場所が多いです。
はっきり言って、アイランドキッチンがあるだけで、リビングはものすごくおしゃれに見えます

また、アイランドキッチンとして使えるタイプのキッチンで片方だけ壁に付けて対面キッチンとして使っても十分におしゃれな感じはします。
吊り戸棚が無いタイプになるので収納力は落ちますが、その分開放感は出ます。

通常の対面キッチンでも工夫次第で開放感は演出できますが、やっぱりアイランドキッチンは豪華で、おしゃれです。

まとめ。良いとこ取りの対面キッチンが人気

アイランドキッチン、対面キッチン、壁付けキッチンのメリット、デメリットについてでした。
それぞれにメリット、デメリットがありますが、やはり中間の良いとこ取りということで対面キッチンにする方が多いですね。

それでも、筆者の個人的な考えとしては、妻がアイランドキッチンが良いと言えば、アイランドキッチンにしても良いかなと思います。
確かにデメリットも多いですが、料理って毎日するものですし、多くの時間を過ごす場所です。
男性が仕事に集中できるオシャレな書斎が欲しいように、女性はオシャレなキッチンが欲しいという方は多いです。
妻だけでなく、子どももそうですよね。オシャレな空間で育てばオシャレな感性が身に付くかもしれません。
オシャレな空間にいてもらって、可能であれば何歳までもオシャレな妻でいて欲しいものです。

どうしても、場所を取るというデメリットがあるので日本の住宅では使われることの少ないアイランドキッチンですが、家族が集う食卓をオシャレに演出するっていうのも大事なことだと思います。

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