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能登半島地震|エルハウス

地震から家族を守る!災害に強い家の条件を工務店社長が徹底解説

こんにちは。諏訪・松本・伊那地域の工務店エルハウスです。
最近、地震のニュースをよく目にします。
私たちは「地震大国である日本に住んでいる」という自覚を持つことが大切です。

能登半島沖地震で考える、1981年以前の建物が危険な理由

令和6年の能登半島沖地震では、多くの方が犠牲になりました。
倒壊した建物の多くが、1981年以前のものであることに気づかされました。
古い建物は倒壊のリスクが高く、無償の耐震診断や耐震改修、解体の補助金が利用できる場合がありますが、まだまだ知られていないことも多いです。

私たちが住む長野県の中心部も最大震度7の地震が予測されています。
震度4の地震が発生した際には、事務所の物が落ちるなどの被害が出ました。

家を建てるなら絶対読んでほしい!制振ダンパーと耐震設計の違いとメリット

制振と耐震の違い|茅野市で注文住宅ならエルハウス

家を建てる際には、耐震性を重視しつつ、制振ダンパーの設置を検討することが大切です。
エルハウスの家では、標準で制振ダンパーを装備しています(U-35の家は別途)。

制震ダンパーミライエΣ

制振ダンパーは、揺れを吸収して家を守るもので、耐震だけでなく、揺れを緩和する効果もあります。耐震設計は家を固めて守る方法で、制振設計は揺れを逃がす方法です。

それぞれに長所があり、どちらが良いというわけではありませんが、制振装置を設置した家は、揺れ幅が少なくなり、地震の際の被害を軽減する可能性が高くなります。

災害に強い家の条件とは?地震で重要な「水」の確保と対策

災害に強い家とは、単に頑丈な構造を持つだけではありません。
能登半島での地震では、多くの避難者が最も困ったこととして挙げたのが水の問題です。
水は飲料水として必要なだけでなく、トイレを流すのにも欠かせません。

災害時には、電気温水器やエコキュート器が役立ちます。
これらの機器にはタンク内に水が溜められているため、水道が止まっても使用できます。

しかし、地震で倒れるリスクがあるため、貯湯タンクは適切に設置し、転倒防止金具で固定する必要があります。国土交通省からも、給湯器への転倒防止の技術指導が出されています。

電気も災害時には重要!

電気も災害時には重要です。
災害時の連絡手段や情報収集のために携帯電話の充電は欠かせません。
発電機や蓄電池を用意しておけば、太陽光パネルで発電した電気を非常用電源として活用できます。

ポータブルストーブも忘れずに

また、ポータブルストーブも必要です。
燃料さえ確保していれば、暖房や煮炊きに使えるため、停電時でも役立ちます。
現在、IHクッキングヒーターが主流ですが、災害時にはガスが使えることが重要です。
プロパンガスなら復旧も早いですし、ポータブルストーブは煮炊きもできるので便利です。

建築実務者に課せられた責任とは

私たち建築実務者は、災害から身を守るために安全な建物を提供する義務があります。
絶対に倒壊しない建物を約束することはできませんが、災害に備えるための適切な対策を施すことは私たちの責任です。

いかがでしたか?
家づくりの参考になりましたら嬉しく思います。

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