2位は「冬寒い」では1位は?家を建てた後の不満ベスト3はコレ!
積水ハウスがトップの座を奪われた!日本のハウスメーカーで一番売れている住宅会社はどこ?
今、日本のハウスメーカーで、一番売れている住宅会社をご存知ですか?
大手ハウスメーカーの中で、ずっと全国的にトップを譲ることのなかったあの積水ハウスが、ついにトップの座を奪われました。その猛進撃した住宅メーカーは、「一条工務店」です。
「家は性能」というキャッチフレーズで、その名の通り、ハウスメーカーの中でも「性能」に関しては、ずば抜けています。なぜ、テレビコマーシャルをバンバンしているわけでもない、ハウスメーカーが全国一位になれたのでしょうか?
日本の住宅は欧米と比較すると赤ちゃんレベル
日本の気候は、皆様もご存知の通り、高温多湿気候と言われています。
ここ数年は、地球温暖化の影響もあり、私たちが住む長野県の中部地域(中信・南信)でも、夏はムシムシとした猛暑日が続き、冬は凍るような寒さの日が多くなりました。
世界的に見ても、今までの日本の住宅は高気密高断熱化が進んだとはいえ、まだまだ欧米レベルの基準にはほど遠い性能です。
アジアの周りの国と比較しても、中国や韓国の足元にも及ばないという、温熱環境性能の家が未だにごく普通に建てられています。
なぜ、世界第3位のGDPでもある日本の住宅が、そこまで低レベルなのでしょうか?
大手ハウスメーカーの住宅展示場を見れば、見た目のデザインや豪華な設備機器には最先端の配慮や最新の設備や装備が施されていますが、いざ、家本体の性能はというと、技術面では可能なことも、どうしても価格面でこれ以上は上げられないというのが、本音のところです。
家は性能で選ぶ時代!
もちろん、大手ハウスメーカーも以前に比べれば、家の性能も上がってきていますが、家の快適性を求める上では、鉄骨造よりも木造のほうが熱を伝える比率が低いため、どうしても数字上は有利になります。
ご存知の通り、一条工務店も規格化された木造住宅を建てています。
数年前に比べれば、地元の工務店や不動産業者が建てる家も、格段に気密性や断熱性は上がってきています。しかし、まだまだ夏はエアコンをフル稼働させても暑いし、冬はファンヒーターを各部屋でつけなければ寒いというのが現状です。
ちょっとこのアンケートを見ていただきたいのですが、これに関しては、家を建てた後にしかわからないことだと思います。
「家の不満を教えてください」
1位:夏暑い 28%
2位:冬寒い 27.3%
3位:結露する 15%
これはある建築雑誌が過去3年以内に新築住宅を購入した人、11,000人を対象に実施したアンケート結果です。
家を買う前、建てる前の不安や悩みはどこへ行ってしまったのでしょうか?と思うくらいに、間取りや収納、デザインではなく、家本体の性能に関わる部分の不満がダントツに多いということです。
エアコン一台で冬は暖かく、夏は涼しく
「家は性能」で選ぶ時代と言いましたが、そもそも家の性能とは、どうやって買う前に知ることが出来るのでしょうか?
ハウスメーカーであれば、カタログに家の性能を表す値、例えば、Q値、UA値、C値というのが書いてありますが、気をつけなければいけないのは、その数字はあくまでカタログ上での数字であり、実際に建てた家で測定された数字ではないという場合も多いのです。
Q値やUA値に関しては、窓や断熱材、間取りが決まれば設計段階で算出することは可能ですが、C値に関しては、実際に現場で測定しなければ、本当にカタログの数字が出ているのかはわかりません。
C値とは、家の気密性を表す数値で、この数字が小さいほど家の隙間が少なくなり、冷暖房の熱が外へ逃げにくいということになります。
一般的には、C値は1.0を切れば、気密住宅であると言われています。
とはいえ、暑さ、寒さ、結露という問題を引き起こす一番の原因は、「窓」にあります。サッシと呼んでいますが、窓の枠とガラスの部分です。
最近の家は、ガラスの部分に関しては、ペアガラスでほとんどの家が2重ガラスになっていますが、結露を引き起こす一番の原因は、サッシの枠の部分にあります。
最先端のエコ住宅であれば、サッシの枠部分は内外とも樹脂製を使用していますが、未だに、家の外側に関してはアルミ製を使っている住宅会社も少なくありません。
建ててから後悔しないためには、しっかりとした予備知識を持った上で家づくりをしなければ、快適な家を手に入れることは難しい時代なのかもしれません。
これは一つの目安にしていただきたいのですが、一年中、出来るだけ光熱費を抑えつつ快適に暮らすには、家の省エネ性能を表すUA値が0.46以下で、なおかつ、隙間を表すC値が0.5以下の家づくりが必要になります。
このレベルの性能であれば、冬はエアコン一台で、真冬でも家の中は快適に過ごすことが可能です。真夏であれば、住まい方の工夫だけで家中を快適温度に保つことができます。
エコ住宅のメリット、デメリットとは!?
最近の家は気密性が高いと言いましたが、もう一つ結露を引き起こす原因になっているのが、ファンヒーターの使用です。
気密性が高ければ高いほど、家の中で燃焼する器具を使用すれば結露のリスクが高まり、せっかく暖かくなったのに1時間か2時間程度で窓を開けるなどの換気が必要にもなります。
灯油のファンヒーターやガスのファンヒーターは確かに暖かいですが、気密性の高い家で燃焼器具を使用してしまうと一酸化炭素が発生してしまい、健康的にもよくありません。
エコ住宅の唯一のデメリットは、排気設備付き器具を除けば、家の中で燃焼する暖房器具を使えないことです。
逆に最大のメリットはと言えば、リビングだけではなく、廊下やトイレに至るまで家中がほぼ一定の温度を一日中保てることです。
基本的に、エアコン一台で家中の暖房をまかないますので、光熱費が気になることと思いますが、22℃設定の弱運転を24時間連続運転させることにより、エアコンの能力を最小の状態でキープできますので、高いと思われがちなエアコンの電気代が逆に一般的な住宅に比べて、年間で約11万円も安くすることが可能です。
注文住宅を建てるなら会社の比較をしてください
家は一生に一度の人生で一番高い買い物だと言われています。
建ててから、住んでから、思っていたより冬が寒いとか、夏が暑いという不満が出ないように、しっかりと家の性能についてもご家族で検討されることをお勧めいたします。
エコ住宅を建てるには、確かに一般的な住宅と比べると、初期投資は少し高いと感じられるかもしれません。
多額の住宅ローンを抱えつつ、初期投資を抑えて、住んでから毎月高い光熱費を支払う生活をされるのか、価値あるエコ住宅を建てて、光熱費を抑えたライフスタイルを過ごすのかはぜひ、家を建てる前にご家族でお決めいただければと思います。
ハウスメーカーのエコ住宅であれば、平均的に2,500万円は下らない価格になりますが、私達、地元の住宅会社であればハウスメーカーと同等の性能でも、700万円安くつくることが可能です。
つまり、最先端のエコ住宅を建てたとしても、1000万円台で手に入れることができます。
住んでからの光熱費も安くなり、初期コストのアップ分を住宅ローンに組み込んだとしても、十分にご満足されることと思います。
家を建てる時だけの費用を比較するのではなく、建てたあとの費用、毎月の光熱費や維持管理費用を合わせた上で、家づくりを30年間程度のトータル的な費用で考えなければ、毎月の住宅ローンの返済に追われるはめになっては本末転倒だと思うのです。
太陽光発電パネルを載せたり、蓄電池をつけたりすることも光熱費を抑えるという意味では良いと思いますが、これからの時代は発電した電気の買い取り価格も年々安くなることが予測されますので、長期的な目で見れば、電気の買い取り金額で光熱費を補うことは難しくなることは目に見えています。
体感すれば必ずわかる!エコ住宅が一年中快適な秘密
私たちは毎月、比較見学会を開いています。この見学会の目的は、「今、いったいいくらで家ができるのか?」「子育て世代の家づくりの基準とは?」を示すためのものです。決して住宅の売り込みが目的ではありません。
「家づくりで失敗しないためには、3社の見学会に参加すること」と言われています。ぜひ一度われわれの見学会にご参加ください。そうすれば、みなさんの家づくりは、きっと成功することでしょう。