仕事で成果をあげる人の多くが許可を取らない理由
こんにちは。諏訪・松本フロー父さんです。
あなたは、経費を使う時に上司の許可を必要とする人ですか? それとも必要としない人ですか? 普通の会社では、もしかしたら、経費を使うときは、上司の許可をもらわなければならないというルールがあるかもしれません。上司の許可を取らずに、経費を使った場合は、罰則のルールがある会社も、あるかもしれません。しかし、これからの時代は、全く違うルールや価値観が会社に芽生えてくるのです。
1.経費を使う許可を取る部下の心理を分析する
経費を使う時に許可を取る多くの人の心理の奥にあるのは、これからかけるお金に対し得られる価値をが低いという前提です。
許可を取り使う経費 > その経費から生み出す価値 であるため、あらかじめ許可を取っておかないと、あとで叱られるかもしれないという問題を回避するという前提であることが多いです。
一方経費を使う時に許可を取らない多くの人の心理の奥にあるのは、これからかけるお金に対して得られる価値が高いのでこのお金をかけるのは当然だという前提です。 許可を取らずに使う経費 < その経費から生み出す価値 であるため、5WINであり、そもそも当然かけて当たり前という前提であることが多いのです。
どちらの人が、お客様に、メンバーに、社会に価値をもたらすか? というと、多くの部下の許可を取る心理が、ビジネスマンとしての成長を妨げている理由が見えてくるかもしれません。
2.許可を取らない人ほど無駄なお金も使わない
一方で、経費を使う許可を取らない人ほど、実際には無駄なお金を使いません。そもそも、無駄なお金を使いだすと、お金で全てを解決しはじめるようになります。価値を生み出さないお金を使うことに慣れていくと、知恵や工夫が出なくなります。
お金がなければ、一生懸命考え、自然に出てきたアイデアや知恵が出てくる機会を、無駄なお金を使うことで、簡単に逃すようになります。知恵やアイデアが出なくなると、悲しいですが、そもそもあなたのビジネスマンとしての実力は、くだり坂をまっしぐらになり、近い将来終わってしまうのです。
だから、あなたは経費を使う許可を取ってはいけないし、そもそも無駄な経費を使うことは、あなたを恐ろしいほど早く退化させていくことを知っておく必要があります。つまり、重要なことは、お金を使う許可を取る事ではなく、許可を取らないでも良いような付加価値を生み出すお金の使い方や知恵や工夫を、伝えることなのです。
3.そうしても心配でそれでも許可を取りたい時
それでも、上司に許可を取りたいときは、その経費を使って達成したいことの許可を取ることをオススメします。例えば、広告費を使って、売り上げをアップさせたいときは、広告費を使う許可を取るのではなく、売り上げをあげる許可を取ります。会社で開催するパワーディナーの費用の許可を取りたくなったときは、その費用ではなく、パワーディナーを行い、メンバーの士気を上げてチームコミュニケーション術のアップをする許可を取るのです。
本来は、パワーディナーをして、コミュニケーション術がアップするのは当たり前。許可なんて取るわけがないという前提が良いですが、そこまでのレベルがハードルが高いと感じる場合は、同じ許可を取るにしても、お金をかけることにより、得られる成果の許可を取るでも、良いと思います。