諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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建築業化も激震|ウッドショック影響から、段階的に値上げを決めました。

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

連日、ウッドショックの話題が耐えない業界ですが、ここ数日、ことの重大化からか、TVの番組でも話題を取り上げるようになりました。

ウッドショックで もっとも懸念することは材料の調達なのかもしれませんが それはさほど深刻に
ならなくてもいいのです。 構造木材が この国内から消えることは決してありません。冷静に考えても材木ゼロ となった場合 ハウスメーカー 工務店 9割の会社が倒産します。
残るのは、軽量鉄骨、RCを手がける建築会社だけです。そのようになる可能性は極めて低いからです。

であれば、もっとも懸念することは、住宅への建築費が高騰すること=1棟あたりの売値が上がることです。デフレを続けていきた住宅業界も、デフレ時代が終わってしまうこと。
これから家を建てようと思っている方には、明らかに以前と比べて負担が増えることは間違いありません。

木材価格がこの3ヶ月で1.5倍になっています。 上昇は止まるどころか、今日のところに届いた情報は、現在の高騰し続ける価格より2倍近い価格で取引されたとか・・。まだ、上がるのか。
アメリカでは、この1年で木材の価格が4倍になったそうです

2020年10月~21年4月のホワイトウッド集成管柱の価格を示す(資料:日刊木材新聞社が調査した木材価格を基に日経クロステックが作成)

引用:日経クロステックが作成

価格については、製材最大手の中国木材(広島県呉市)が4月21日の納品分からベイマツ乾燥材とスギ集成材正角を1m3当たり6000~7000円値上げするとプレカット会社に通知。同社の値上げは、21年に入ってから既に3度目になる。

 

当然ながら、どこの建築会社も国内の材木に目を向けるのですが、今までの需要の落ち込みから、
山が荒れ果てところが多く、伐採をするのですが、伐採をした木を山から降ろす作業員不足と、
財政不足から思うように進まないということです。
また、輸入材木に頼り切ってきたことから、丸太から製品に加工する街の製材所の多くが廃業されており数少ない製材所は、いま、裁ききれないほどの仕事を抱えこみ、到底、供給するのに時間がかかりすぎるそうです。

このような中、契約上の価格は今までと同じに据え置き、工事着手時の動向に応じて価格を改定、見直すという契約を交わした契約をするようですが、実際、天井が見えないような、曖昧な価格では、
多くの方は、資金計画からの家づくり、総額予算で決めるはずです。不透明な価格もいかがなものでしょうか。 当社としましては 7月から段階的に売価を上げることを決めました。

過去、材木の高騰は何度もあった中で、元の価格に戻ることは皆無でした。戻っても僅かばかり。
仮に現在の価格に落ち着いたとしても既に過去の売価設定からの材木価格を大きく上回っているからです。夏以降、材木供給は戻るはずですが、高い水準のまま推移するという予想ができます。

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