美ヶ原高原でリハビリ登山に挑戦
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
まだまともに歩けないけど。。山への復帰を目指して
右足骨折から3ヶ月と7日が経ち、リハビリに励んでいますが、早く山に行きたいという気持ちが強くあります。現在はとにかく「歩く練習」を繰り返していますが、まだまともに歩くことができません。それでも何もしなければ、復帰どころか日常生活さえも難しくなるでしょう。
最近、ようやく支えなしで歩けるようになってきましたが、屋外ではまだ松葉杖かウォーキングポールが欠かせません。地面の凹凸があると、つまずきやすいからです。
リハビリ登山に美ヶ原を選んだ理由
登山への復帰というより、山でのリハビリをどこで始めるか、ずっと考えていた場所があります。それが「美ヶ原」です。
なぜ美ヶ原かというと、ほぼ平坦な道と砂利道で、登山道というよりも散歩道に近いからです。そして、王ケ頭や王ケ鼻まで行けば、絶景を楽しむことができ、往復でも5km程度の距離。リハビリの最初の場所として、ここに決めていました。
車で標高2000mまで行けて、駐車場からは八ヶ岳や蓼科山の美しい景色を一望できます。行ったことがある方はご存知かもしれませんが、美ヶ原は「日本百名山」にもかかわらず、登山装備がなくても散歩感覚で行ける場所です。
美ヶ原高原全体が牧草地であり、多くの人が観光気分で気軽に訪れることができるスポットなのです。
美ヶ原でのリハビリ開始|山本小屋からゆっくりと歩く
駐車場に車を止めて、山本小屋ふるさと館からリハビリ登山をスタートしました。
両手にウォーキングポールを持ち、砂利道をゆっくりと歩きます。
この道は、王ケ頭ホテルへの送迎バスが通るほど整備されていて、リハビリにはぴったりのルートです。
ゆっくりと歩くリハビリ、王ケ頭ホテルは無理かも。。
本当にゆっくり、ゆっくりと歩いていると、周りの人たちは次々と私を追い越していきます。でも、それは仕方がありません。今日の目標は、こうして少しでも山を歩くことにありますから。
しかし、200〜300mほど進むと、足の状態が気になり始めました。全体的な筋力がまだ戻っていないため、膝から下のふくらはぎ部分に大きな負担がかかり、足がパンパンに張ってしまうのです。本当は、遠くに見える王ケ頭ホテルまで行きたいと考えていましたが、いやいや、これは無理だと感じました。帰ってくる自信が全くありませんでした。
「昨年の訪れた時の写真」
リハビリでは「無理はダメよ」と言われていたことを思い出し、今回は美しの塔までにすることにしました。ここまでで約1kmほどです。足を伸ばしたり、揉んだりしながら10分ほど休憩を取り、その後、ゆっくり戻ることにしました。帰り道でも途中で2回ほど休憩を挟みながらのペースです。
往復2kmの距離を1時間ほどかけて歩く
徐々に足が上がらなくなり、砂利の石につまずきそうになる場面もありました。
あぁ、そういうことか、と実感。普通に歩ける状態であっても、山道を歩くのはまだまだ遠い話だと痛感しました。それでも、こうして少しずつ歩きながら足の筋力をつけていくしかありません。
結局、往復2kmの距離を1時間ほどかけて歩きました。これが、山歩きのリハビリです。