テレワークの家から生まれた新しい間取り
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
コロナ感染の第2波は収まる傾向どころか、都会では毎日3桁の感染者、田舎でも一桁の感染者が毎日のように続いています。 このままでは、第3波を迎えるのではなく、第2波が大きくさらに長引き、第3波と言われたときには、既にワクチンが開発されている状態ではないか?ワクチンの開発は来年以降と言われているだけに、それだけ第2波が長引くという予想です。
社会の流れを掴む
今、コロナ感染が騒がれ、約半年ほどになりますが、思えば、国内では2月から始まった騒動、3月にはいり、緊急事態宣言から一気に外出を控える、会社にもいかずに給与を得るため、業務を遂行するために
一気に在宅ワークが加速しました。 テレワークという言葉さえ馴染みがなく、はっ?って感じ。 ネット環境で仕事をすることは判りますが、何が不便で、何が必要で、どのように行うのか? 多くの人々が手探り状態で、テレワークをスタートしたはずです。
テレワークの間取りを考える前に
私たち、建築会社、工務店は、テレワークを取り入れた家を考えるにあたり、かなり簡単に安易に考えていたことは事実です。それは、書斎(個室)を作っておけばよかろう。 書斎という希望は建築主さんから求められることも時折あり、予算に合わせた家の大きさのなかにスペースを当て込むのは安易です。
なぜ、安易かというと書斎たる場所は条件は選ぶ必要はありません。仕事をするにあたり陽当たりは関係なく、とにかく個室。しかもデスクと椅子があれば十分。よって納戸の一角など、納戸と同等で。
動線もきにすることはない。安易ということは、間取りを考えたあと、余ったスペースに作れば良いからです。のちにわかるのですが、これらは、実際にテレワークを行ったことがない設計者が陥りやすい事柄でした。
テレワークの家へむけた苦労秘話
子育てをしたことがない親御さんが、対面キッチンの必要性を感じられない、家事をしたことがない人が、最短動線の必要性を感じない。 もっというと、生まれたときから賃貸暮らしを続けている人が一戸建の家の快適、利便性を感じられないことと同じことなのです。私たち設計者もテレワークを経験したことがないことから、先に述べてたようにとりあえず書斎でよかろう。という安易な考えになってしまいがちです。
テレワークをしてみて、必要なもことが沢山、見えてきました。家事、育児をしながらも仕事を行う。在宅するには、それなりの装備と、仕事に使う資料が必要。取引先や社内でのミーティングが必須。電話の音、家族の会話の声が邪魔と感じる時。一つの家の中でプライバシー空間との分け方。集中力が散漫になったときには、どうするのか。
これらは、今までにない生活の課題が設計に突き詰められました。余談ですが、建築士の試験には、◯◯が◯◯で暮らす目的で◯◯と◯◯備えた住宅を設計しなさい。といった課題が出題されます。来年以降、2世代の家族が介護をしながら暮らす在宅ワークのスペースを備えた・・・家。というような課題が出題されそうですね。
先読みするこが大切な理由
テレワークと同時に考える必要なことは、室内に入る時にはどこを触るのでないままに手洗いのできる場所。 そうです
玄関近辺に洗面を備える事。過去、日本の住宅は30年で建て替えといわれてきましたが、これからは長期に渡り50年以上住み続けられるような造りをしなくていけません。 いつか迎える核家族の暮らしにも対応できるよう家。
外飲みなどせずとも、家で友人、知人を迎え過ごせる空間。つまり可変性を持たせた間取りです。
たとえば、個々の生活に合わせるために、希望を叶えてもらうために、設計から間仕切り壁を全て取り外してみる。
そして、そこに住む方に考えてもらう。自分たちにあった生活スタイルと、求める働き方へ順応できながらも、1から考えるのではく、箱という枠を提案して個室が欲しい方は間仕切り壁を作るなど。必要がなければ、大空間で変幻自在を
楽しむスタイル。建築士主導ではなく、住む方主導型の新自由設計ルールを採用。
テーマは都会からの移住
テレワークといえば、1番のメリットは通勤時間がないこと。3密が多く存在してしまう都会ではなく、やはり自然が沢山ある田舎暮らしが魅力。自然との調和した外観も考える必要が。森や林に調和させたデザインでなければなりません。
自然のなか、かっこいい最先端モデルの家がマッチするのか?おそらく、浮いてしまうことは明白。時折、別荘地の中で
タイル調の町中にある家を見かけます。 個人的見解ですがミスマッチ。駅前のビル群のなかに、バラック家が建っている状態を思い浮かべると判りやすいかと。10人の方が10人とも ちょっと、首をかしげるのでは?と思います。
なるべく、「ザ、ハウス」という感じを消すために、屋根を大きく、建物そのものを低めに抑えることで、自然とマッチした形にする工夫をしてみまました。
この テレワークの家 詳しい概要、詳細、価格について
私、開発者の池原まで 直接 お問い合わせください
お問い合わせ先 メールアドレス ikehara@lhouse.co.jp