諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

建築工事へ最初に行うことは、建築地の調査ではありますが、いざ、工事に入るという準備として、また、もっとも
重要なことが、建築地の敷地に実際の建物の位置だしです。専門用語で　「縄張り」または、「地縄」と言います。
図面、机上で考えた隣地境界線からの建築物への離隔を　現地で確認するために行います。

なぜ、重要なのかわかりますか？

この作業で建築計画の全てが決まるからです。道路からの入り口との兼ね合いから車を駐めるスペースは十分に確保できているのか？庭や、家庭菜園、また、植栽をする、そのほか外構への計画は予定通りに行けそうなのか？
ライフライン（水道、下水道）は、確実に繋げることは可能なのか？などを実際に確認していきます。

今回、現場監督と縄張りを行ったわけですが、机上での計画から現地にて確認をした結果から、もう少し、建築物を西へ移動することが可能であることが判明をし、移動することで車の出入りがもっと楽になるのではないか。
外に出ることが可能な掃き出し窓をリビングに配置したことから、庭をなるべくおおきく取れることもわかりました。　また、周囲の構造物からの影響も移動した方が眺望が改善され、洗濯物を干すウッドデッキへの陽当たりも
いい方向になることがわかりました。

たった１m移動することで、建築計画が大きく変わります。今回は１mですが、30センチ、15センチと　細かい単位で移動させることもあります。一生住み続ける家、場所。完成してからではどうにもならないことゆえに、机上の上ではAIで解決できますが、実際は私達の目がでたしかめる、といった大切な作業です。

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