松本・諏訪地域の【地震】多発から家を守るのは
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
コロナウイルスにくわえ、ここ長野県中部では地震が続いているのではないですか。 一昨日は、松本市で震度4 を記録した。 周辺の諏訪地域でも、震度3と、感染で不安の気持ちを煽るような出来事です。
県中部震源 地震16回 震度4~1観測
信毎さんから引用
今回の地震と関係ないかもしれませんが、 松本市東側を走る牛伏寺断層が巨大地震ランキングで1位になった記事を目にした。以下、exciteニュースの記事です。
1位:牛伏寺(ごふくじ)断層(長野県)…… 発生確率25%
糸魚川静岡構造線の一部。長野県松本市の中心街付近から南へ10kmほど延びている。活動間隔がおよそ1000年とされるが、この1200年間に大地震が発生していないため、いつM7~8クラスの地震が起きてもおかしくないといわれる。2016年9月放送の「NHKスペシャル」で、地震学者の遠田晋次氏(東北大学理学部教授)が、過去20年間の地震データから導き出した「地震の火種」がある危険エリアとして2カ所の活断層を挙げているが、その1つがこの牛伏寺断層だという。松本市の人口は約24万人で、市街地に近いところを通る活断層が動いてM8前後の巨大地震が起きれば、甚大な被害となることが予想される
では、私たちができることは
避難具の準備、家族での連絡方法、避難場所の確認などもあるのですが、私たち工務店とすると、家が倒壊しなことを考えなければいけません。
建築物で、耐震等級という言葉を聞いたことはあるでしょう。 建築基準法で定められた建物を支える壁の量を、簡単に説明すると 1.25倍や、1.5倍にすることで、耐震等級2、3ということにになります。もちろん、2より3 の方が強度がますわけですが、強度をますだけではない、考え方もあります。それは、揺れを逃すことから建物を守る、という考えです。
これが、免震装置や、制振装置です。
免震装置は、建物と地面を切り離し揺れを減らします。
制振装置は、建物の中に制振装置を入れ揺れを吸収させます。
先に述べてた、耐震等級は、建物の強度をますことで揺れに耐えることです。
免震、制振 と 耐震では、全く違うものだとお判りでしょう。
日経ビジネス引用
制振ダンパーの実績
私たちの建物は、耐震において 建物を支える壁の量を、建築基準法の1、5倍を配置することに決めていますが、熊本地震での、ショッキングな記事をみつけ、制振にも導入することを3年前から始めています。熊本地震で制振ダンパーを設置した家では、食器一つも落ちない、隣の家では物が散乱。棚もたおれ、足場の踏場のない。 壁には、クラックがひび割れも起きたそうです。
反面、ダンパーを設置した家は 冷蔵庫が2、3センチほど動いただけだったそうです。
制振ダンパーを設置しただけではなく、 耐震性をましていたことが、重要であったという見解があります。 つまり、基本は耐震。 そこに、壁内に制振装置を設置することで壁の揺れを逃し、食器棚など壁に立てかけてあるような物の、倒壊を防いだのです。ここまで読むと、制振装置を入れた法がいいよね。思うかたがほとんどかもしれませんが、もっとも大切なことは
壁の量だけでなく、家のバランス、縦横方向の壁のバランス、床の水平剛性(吹き抜け、階段の位置)なども影響していることを知っておいてください。
住友ゴム工業 ミライエ (制振ダンパー