建築士が松葉杖生活を始めて感じたことをまとめてみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
と、書くより松葉杖生活の池原です。笑
退院してから、建築士である私が松葉杖生活を始めて感じたことをまとめてみました。
片足は完全に地面につけずに生活しており、基本的に介助は受けていません。
唯一受けているのは食事の準備だけです。
建築士が松葉杖生活を始めて感じたことをまとめてみた
* 両手が松葉杖で塞がっているため、荷物を持っての移動ができません。
* 雨の日は傘をさせず、カッパを着用します。先日の雨の日に外出が必要になり、この経験をしました。
* 玄関ポーチに屋根があると濡れませんが、健常者とは違いドアの開け閉めに時間がかかります。
* 自宅では駐車スペースから玄関までの最短距離が望ましいです。
* 濡れた屋外では、滑りやすい素材の使用は避けるべきです。タイル床や濡れた木材も滑りやすくなります。
* 床や地面に落ちているものは危険です。
* 屋外での土の地面は杖の先が食い込み、バランスを取りにくくなります。
* 室内では松葉杖よりもキャスター付きの椅子の方が移動に便利です。
* 靴を履く際には適切な高さの椅子が必要です。玄関にはスツールを置くスペースが必要です。
* 車の乗り降り時にはドアを大きく開けるため、駐車場所選びが重要です。
* 階段は上りやすいですが、下りは転倒の危険があるため、エレベーターの利用や階段を使用しないようにします。
* 同一階での生活が便利ですが、階段を使うことで筋力を養うことも大切です。
* トイレに手すりがなくても、何かしらの支えがあれば対応可能です。
* 玄関ドアは引き戸が便利です。ドアクローザー付きの自動開閉は便利ですが、通過時間が限られるため不便です。
* バリアフリーの通路幅は車椅子通過を前提にする必要はないかもしれませんが、十分な通行スペースを確保することが重要です。
* 家具の配置は通行可能な幅を確保することが大切です。
* 照明のスイッチやリモコンはとても便利です。
* 浴室には手すりが1本あれば、一人で浴槽に入ることが可能です。
* 脱衣室には椅子が必要で、椅子に座れば体を拭くことや下着を着ることができます。
* 浴場へは松葉杖よりキャスター付きの椅子が便利です。
この経験は、きっと今後の家づくりに生かせることでしょう。