諏訪地域の方必見!地域別地盤の強さをチェックする方法
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
土地選びの条件として、地盤の強さは気になるところです。 通勤、通学、買い物、便利さなどに目がいきがちですが、地盤にかんしてかなりの重要項目。土地購入の前に、地盤の状況を見極めることは、建築費用の総額に関わりますし、最悪は、軟弱地盤であることに気がつかないまま家を建ててしまうことで、将来、住めないような状況を避けるためにも
少々手間や費用はかかっても、あせらず不安材料はなくしておくことをお勧めします。
軟弱地盤は何故悪い?
知らず知らずのうちに家が傾いて、ドアが閉まらなかったり、壁にひびが入ったりしてきますので、注意が必要です。社会問題となっている欠陥住宅も土地(住宅地盤)の悪さかが原因となって発生することもあります。瑕疵担保履行法という法律のもと、建物の欠陥は守られる法律が制定されものの、実は、地盤の沈下により家が傾いた原因には、適合されない、守られないという問題がのこされているのです。
地盤調査の大切さ
軟弱地盤とは、例えば水田や川の近く、低地、谷地など、水の溜まりやすい場所に多く見られます。つまり、軟弱とは水分と空気を多く含んだ土地のことを言い、このような場所に家を建てると家の重さで土中の水分が抜けて、その分だけ建物が沈下してしまいます。必ず地盤調査をすることが大切です。調査費用は数万円、工事は数十万円ですが、将来住めなくなって取り壊すかもしれないことを考えると、決して高いとは言えないでしょう。
硬い地盤に比べて軟弱な地盤では、木造住宅を振動させやすい周波数が実に25倍にも達するという報告が京都大学防災研究所から出されています。
土地購入前に地盤の特性を知ろう
先に述べたとおり、地盤調査は重要なのですが、購入前の土地を地盤調査をすることは、ほぼ無理とういうか、購入検討するだけで数万円の調査をし、仮に検討する土地すべてに調査をした場合、数十万かかることが予想できますから馬鹿げているかもしれません
地名からの由来は大事
やはり、水の存在や低いところを意味する地名がつけられた場所は、「軟弱地盤」が多いといわれています。例えば
さんずいのついた地名 池・沼・沢・汲・渋・溝・洲・潟・泥
水にまつわる地名 田・稲・川・橋・水
軟弱な地盤は長野県内各地にあるが、中でも弱いとされるのが諏訪湖周辺です。 総面積約13.3平方キロメートルで、諏訪市、岡谷市、下諏訪町に接する諏訪湖。その南東部分の地盤は、特に軟らかいといわれています。
具体的に、地名から推測するには、 例えば、
諏訪市に存在する、赤沼、中洲、湖南、杉菜池、渋崎、沖田町、湖岸通り、清水町、上川
下諏訪町に存在する 西赤砂、東赤砂、湖畔町、西浜、高浜、清水町
岡谷市に存在する 湖畔、湊
地名から 地盤の状態が指名検索できるサイト
地盤データと地震予測
陸部でも「崎」の地名がつくところには、縄文時代など海面が高かった時代に、海と陸地の境目だった地域もあり、地盤が強いところと弱いところが入り組んでいる可能性があります。
高低差、周囲からの観察
造成地は要注意です、特に、擁壁とよばれるコンクリートの壁で囲まれた土地です。 これは100%盛土されていますから、盛り土された高さが重要です。例えば、岩盤の地の上ある、茅野市、原村、富士見町など元々の地盤は硬くとも、その上に 盛り土されたことにより、柔らかい地盤が形成されてますから決して安心できません。
お豆腐が盛り土された土、この上に、家を建てる、イメージをしてください。 不安定なことが想像できますね。
松本市、塩尻市でも 傾斜地に見られる、寿、松原、岡田、沢、里山辺、塩尻町など 傾斜地に造成された分譲地、
平坦部であっても、田んぼを埋め立てた、造成地や、水が湧き出る、埋橋、源地なども注意したほうが良いです。とはいえ、諏訪地域にくらべ 松本地域では比較的に、軟弱地盤は少ないといえるでしょう。
インターネットなどから情報収集
ハザードマップをみるのも良いです、軟弱地盤だけではなく、土砂災害警戒区域なども確認できます。
このサイト、全国から地域検索ができ便利です
防災上の危険地域を閲覧できるホームーページ
地盤の調査マップを閲覧できるホームーページ
あと、私たち、工務店などに訪ねることです。エルハウスでは 900棟以上の建築をしてきました。全ての建物で地盤調査をしていますので、お探しの土地の近郊の、調査データを持っています。より具体的なデータを蓄積しています。
次回は地盤調査と地盤補強工事について お話しします。
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