諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

安曇野平野　田畑が広がる山々の囲まれた長野県でも屈指の平野です。この平野を見下ろすことができる小高い山が三箇所あります。南から　アルプス公園（松本市）、長峰山（安曇野市）、鷹狩山（大町市）です　この３つの共通点は、歩きはもちろん車でも
いくことができます、

今回、最北に位置する大町市にある　鷹狩山に登ってきました、この日は気温の上昇とともに、どうやら黄砂が流れてきていて
今一見にくい　北アルプスでした。
鷹狩山　標高１１６４m 往復3時間30分　5.５km 標高差　４４４mという　ライト感覚で登ってこれるコースです。

スタート地点は　大町市山岳博物館に車を停めて、脇に登山道というか　ウオーキングコースと書いてあります。
とはいえ、まだ残雪も予想できることから６本爪アイゼンを持ち、冬山用の登山靴装備で登りました。

最初は若干広め、軽自動車くらいは登っていくみたいな道を　登って行きます。　日向では雪はありませんが、日影には残雪がありますが、気温上昇からサクサクの腐れ雪のため、　アイゼンは不要です、
10分ほどで、少し眺望の良い場所に出ます、大町市内、北アルプスの眺めが　この先にある頂上からの眺めに期待が膨らみます。
葛折りの登りが終わると、頂上へ向かう方向に登山道が　伸びていきます。この辺りから　杉林の中を進みます。

なんだか鼻水が、　杉花粉だと思います、杉の木々の間を抜けますので、花粉性がひどい方はおすすめできません。
このあたりから完全に登山道は　雪で覆われてきていました。　相変わらず、腐れ雪　10センチあるかないかの深さ、防水、防寒の
冬用登山靴の選択をしたことは正解です。

徐々に標高も上げていき、私設キャンプ場まで出るとあたり一面も雪で覆われています。アイゼン装着と悩みましたが、面倒だからという気持ちが先にたち、取りあえずいけるところまで、アイゼンなしで進むことにしました。
少し、急登のところもありましが、つぼ足状態のため滑足元はすべりません。

やがて、車道に出て、あと１kmちょっとここで小休憩。　残り後少しですが　若干、息が上がってきています。1時間くらい登り続けてきましたら　ご褒美です　笑　１回休むと　パワーが戻ります。

さあ、ここから　勾配がキツくなってきますが　雪、雪解けと歩く場所によって変わっていますが、雪がある場所は、くるぶし以上までの積雪がのこり、時折、雪を踏み抜きます。　やはり、雪道の方が　1.5倍の体力を要します。
山頂、直前の３００m位は　雪を踏み抜くと膝たけくらいの積雪が残っています。頂上を見ながら　ズカズカと雪の中を進み
山頂の展望台が見えました。　深雪になりかなり歩きにくいのですが　どうにか、山頂へ。

真っ先に、鷹狩山のシンボル？　ハートマークのモニュメントへ。　恋人の聖地　と書いてありますが　私には関係ありません　笑
早速、大町市内へ目を向けます。高瀬川が　黒部方面から流れてくる様子がわかります。　その左手に蓮華岳、右手に　爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳が真っ白に包まれた様相は雄大です。八ヶ岳も好きですが、やはり北アルプスにも憧れを感じます。　これぞ山岳　って
思っているのは私だけでしょうか。

北アルプスは　富山県まで続く奥が深い山、ここから見える山頂はごく僅かですね、　立山連峰にいつかは、と思いがはてます。
そう思いながら　昼食のカップヌードルを啜りました。
４０分ほど、ぼっと景色を眺めます。　山頂にいた間、２名のかたが登ってきました、軽く挨拶をし　下山です。
下山は　ちょっとコースを変えて下り始めましたが　10分ほど、道の方向がちょっと違うと気がつき、戻ることに。大正解。その方向は八坂村へ、通づる道でした。

下りはカットびました、登りは1時間３０分くらいでしたが　下りは50分もかからずに下山できました。
腐れ雪のおかげで、滑るようなこともなく、そうです、雪の上で滑らない歩きは　なるべく新雪部分に足を置きます。
踏み固められた足跡の方が滑りやすいんです。　特にこの時期の雪が緩んでいるほど有効な歩き方です。
時々、深雪でズボって踏み抜きますがね。

鷹狩山も景色が楽しめる山でした。新緑シーズンもぜひ訪れたい山です。車で上がってくるより、森林の中を歩き自然を感じながら
登った方が、数十倍も気持ちもリフレッシュできます。ぜひ、北アルプスをまじかで見たい　と思ったら登ってみてください。
北アルプス全体を見渡すには、北アルプスの反対側の山に登ることですね。

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