諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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地域工務店の小さな【家づくり】物語

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

先日、印象深い、出会いさせていただいた お客さまのお家のお引き渡しをさせていただきました。 様々なお客様と出会い、それぞれの方の家づくりのストーリーがあり、出会いから、お家の完成、そこに住まわれる、お客様の背景、人生、将来、が詰まった 家づくりに携わらせていただいています。

最初の出会い

ご両親が終の住処を建てたいとご相談にいらしゃいました。 決して広くないですが、街中の利便性のよいご実家があり
ご実家も老朽化していることから、空き家状態で悩み、今、お住まいの持ち家をどう利用しようと悩んだすえ、ご実家を
終の住処として建て替える決心でのご相談でした。

老後資金

だれしも、当然ですが、晩年をむかえると老後にくらす資金が気になります。ゆえに、30、40代のころとちがい、
住宅ローンを組もうとは思いません。手持ちの自己資金の中から、家づくりを考えます。また、家族もご夫婦二人というケースも多く、大きい家は不要となり、1部屋ないし、2部屋での平屋を希望するようになります。

安心・安全で健康に過ごす

家を性能の進化はめまぐるしく進歩しています。 国策で、住環境改善に乗り出し、実現はされませんでしたが、
2020年から、一定の基準を満たす、省エネ住宅を義務づけようとしたことも追い風になりました。
今や、交通事故での死亡より、家のなかで、ヒートショックなどで命を落とされるケースがうわまっています。
それだけ、30、40年前の家は危険が潜んでいる家になっているのです。また、あたりまえとなった、バリアフリー
構造の家も、同じように、家の中の段差が多く、年老いてきたときの不便な状況を生み出しています。

不安は、見えないから不安

おそらく、自己資金での建築は可能だったはずですが、持ち家をどうするのか?予想以上に自己資金を使ってしまうという不安から、一時は終の住処を諦めることになりました。お別れの最後におかけした言葉は、娘さんが建てるのも良いかもしれないですね。 と 言って家づくりのお話は途絶えました。
半年後、娘に譲ることにしたので、相談に載ってほしいと連絡があり、そこから、ご両親のお気持ちから、娘さんの家づくりの思い、決心を確認するかのようにお話を進めさせていただきました。

私も親ですから、子供への思いは痛いほど伝わってきて、そこまで思う親御さんの気持ちを、娘さんへの家づくりの気持ちの背中を押してあげることに勤めました。おそらく、娘さんからすると大きい住宅ローンを背負うのですから、(親御さんの援助はありますが)将来の不安自信のない気持ちでいっぱいであり、乗り気ではなかったでしょう。

心配ごとは見える化

一番は、今後何十年もつづくローンの支払い。まず、家づくりの総額予算の見える化(資金計画)をしました。
全ての希望をとりいれるのではく、負担のかからない総額予算を出し、その予算ないで成得ることができる、お家の間取りと、そして、敷地にたいしての配置計画をお見せし、月々返済額が無理ないような計画づくりを行いました。
返済額がわかると、現在の家賃、そして将来にかかる教育費と考え、また、住む場所がかわることで、子供さんへの送迎がなくなり、仕事に、家事に費やせる時間ができる という 見えない負担も軽減されることもしましました。
こうして、不安でもあった 家づくりを、希望に期待に変えていただき、見事に、完成までこぎつけられることになりました。

ですが、私がおこなったことは、見える化しただけ。やはり、このお引き渡しまでこぎつけられたのは、言うまでのなく
ご両親が娘さんを支えてきてことから であったことは確実です。

先日の父の日に、ご両親から、こんな素晴らしい、プレゼントをいただきました。

同じ日に、おうち合わせ中のお客さまのお子様からも、びっくりプレゼント。
なんてかわいいのではないでしょうか 車を形どったコースター おうちでつくったから つかってね、と
いただきました。 嬉

 

■場所:長野県塩尻市広丘地区
■日時:2020年6月27日(土)28日(日)
■時間:午前10:00~午後16:00(雨天決行)
※一対一のWEB見学会か、直接現場での参加かお選び頂けます。

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