間取り図面では気が付かないこととは・・・。何か。

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

そんな位置に設置しても使えない。

家づくり、横方向の移動のサイズばかりが、気になってしまいますが、図面からなかなか、見えてこない、気がつかないのが
縦方向のサイズです、縦方向とは、床から天井までのサイズ感ですが、　こんなことがありました。

横方向に長く、縦方向が短い　横滑り出しまどを設置したのですが、実際にできあがったお家で、窓の開閉に手が届かないという
問題でした。平面上では取り付け高さを決めるにあたり、その部屋にある或いは、周囲の窓の高さの上に揃えるのが、綺麗に配置するための鉄則ですが、縦に長い窓や、掃き出し窓に関しては当然、子供でも開閉が支障がないのですが、横に細長い形状の窓の場合
窓下が高い位置になるため、背の高い方なら問題ないのですが、背の低い方ですと背伸びをしてようやく開閉のハンドルに手が届くといった状態です、窓下に家具配置などされた時は、もっと開閉に支障をきたしてしまいます
もう一つ、目から鱗って感じでしたが、衣類乾燥機の話です。　一昨年から爆発的に売れている　衣類乾燥機のかん太くん。
乾燥機といいうと、洗濯機の上に設置するのが当然と思い込んでいました決して広くない脱衣場で、洗濯機、乾燥機と２台設置するとなれば洗面台の置き場所？　衣類の収納スペースは？と思い込んでいたことから当然、洗濯機と乾燥機は上下しかないでしょ。
特に、衣類の取り出しには支障はないでしょ、と思い込んでいましたが、

洗濯機の上に設置した乾燥機の高さは、大凡、目線か目線より少し下の高さになりますが、乾燥機の中の奥に　靴下、ハンカチと
小物の物がとり残しが見えるのでしょうか。　ということにお客様から指摘されて気がつきました。乾燥機位置にたいして、
洗濯機の上ということが　当たり前でしょ、とい設計者として決めつけていたことを反省した瞬間でした。
乾燥機の奥まで見渡すことができる高さなんですが、　洗濯機と同じ高さなら問題はないでしょう。ということになると
洗濯機の横となりとか、乾燥機を床置きにするということになります。
床置きにした場合、乾燥機の上も　洗濯の上のスペースを生かすことも可能です。

ドラム式洗濯乾燥機という一体式のタイプがありますが、一体式は乾燥効率が悪いために私はおすすめはしません。
理由は　以前書いた記事を見てください