諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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間取りをチエックする ポイントは

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

建築士として 図面を見せられたら・・・。

間取り・図面を書きましたので、見てください って言われときにまず、すること、見るところ

方位を確認します。 図面の基本 方位が描かれているかなんですが、 図面の下向きが南 上が北って決まっています。
地図も同じ、地球義も 上が北極・下が南極です。とはいえ、真南に向いている土地はほとんどありませから 方位を描いて欲しいでのです、方位の重要性はこの後を読めばわかります

敷地内に 車はどう置くのか?
私が図面を書くときに、最初に決めるのが駐車の位置からなんです、 車の出入りは需要です。 転回することも想定して決めるのですが
折角の一戸建て。 庭だって欲しいはず、 駐車スペースと庭の関係から 建物の位置を決めています
ここに、どうやって車を止めるの?っていうことを考えなくてはなりません

で、駐車スペースが決まれば、玄関の位置を決まります。 車から降りて 玄関までのアプローチライン。
南向きの土地だから 南側に玄関がある間取りをよく見かけますが、 あまり賛成しません、折角の陽当りが良い南面、なぜ?玄関に陽当りが
必要なの?って思うからです。 そのような間取りを見ると 工夫が足りないんだよね って思います

この敷地の中で、陽当りが一番いい場所はどこかを見て、その位置にリビングですね、 家の中に居て一番長くいる場所はどこですか?
ってことです。 リビングでしょ、 もちろん、私は寝室にいます って言われれば 笑 寝室ですが、 寝室は寝ている時間が多くない
ですか、陽当り重要??って言いますね。
キッチンを明るくしたいっていう理由で南側にキッチンを配置する間取りを見ますが、 そのときには窓の位置に注意しますね。
南面には その家で一番大きい窓を配置して、陽当りからの暖かさを室内に取り入れますが、 真夏にキッチンが暑すぎませんか?
ということから キッチンにおいての窓については必要以上に大きくはしません。

明るい室内にしたい・・。故に窓が沢山ある間取りを見かけます。これも、あまり良いとはいえません。
窓が多い=熱が逃げやすくなる ってことと、 窓が多すぎると=壁がすくない ことから 家具の配置に困るのと、家の強度が不利に
働くことです。 強度についてはリカバリーは可能なのですが、家具配置、TV や最近流行りの飾り棚など設置に困るはずです。

もう一つ、窓が多いってことのへ真逆なのでうすですが、窓の位置関係 風が抜けないような間取りを見かけます。基本、真上から
間取りを見て、窓が対角にないのがよくありません、 水回りの部屋など 北側に集中して 北面だけの窓となりがちですが、
ドアを開けた状態で、家全体に風が抜けるのかを、気にかけます。
風の動きって 出口があってはじめて通り抜けがよくなるんです。

最近気にかけているのが あまりにもパッシブという 言葉から 北側、西側の窓を小さくする思考が多いのでうすが
室内から見た眺望を大事に考えます。例えば、北側に八ヶ岳、アルプスなど素晴らしい景色を眺めることができる敷地であれば
そちらに 大きい窓を使って見てもいいんじゃないでしょうか。 もちろん、その景色を望めるスペースをどう配置するのかって
という処を考えなくてはなりませんが、 この関係が一番、難しくもあり 建築士の手腕だと思うのです

最後に 要望、ヒアリングです。
ヒアリング、10個ほど出されたとすると、それを全て叶える間取りは 家全体を大きくすれば叶いますが、予算があっての家づくり
10個あったら、優先したいことを2つほど教えてって聞きますね。 そのほか、 10個全てに 必要な理由を聞き取りますね。
理由を聞いているうちに、優先したいことが変わるケースがあるんです。あと、ヒアリングで出てこなかったことを取り入れてみます。
これが提案です。素人の皆さんには思いつかなような発想こそ、専門家ではないんでしょうか

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