建築士から見た賢い土地の選び方 一つの方法とは
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
そこの土地にしようか、どうか迷われているというお客様がいます。 同じ場所に複数土地があることで、どの区画にしようかということに、悩まれています。陽当り、進入口、庭の配置などなどと、選ぶ区画によって変わることは当然です。
土地を決める時に、決断できない理由は 選んだ土地にどんな形の家がたつのか、 家を建った時に周囲の状況はどうなるのか、
ということが 想像できないために決めることができないのです。
ということことから、このお客様に決断できる材料として 間取りを描いて差し上げることを決めました。
間取りを描く上で、もっとも私が大切にしていることは周囲の状況、情景を頭の中に入れて考えることから始めていきます。
既に、隣接地に家がが建っているとすれば、その家との位置関係、離隔はもちろんのこと 窓の位置を気にします。
お隣さんと 窓が同じ位置であれば窓を開けた、覗かれるという問題もあるでしょう。（お互いですが）
道路との関係性も重要です。角地であれば メインの道路からの視界を気にして生活するのも不便なことでしょう。であれば
視界を遮る配置や、家の形を変えるようにしてみます。屋根の形状からも 落雪、降雨から隣人に迷惑をかけることにも
なることも想定しておかなくてはなりません。
以上のことは、一つ、一つの希望とする部屋の種類、目的の収納などから描きはじめることより事前に考えていくことと決めて
います。
つまり、間取りへの希望を伝えていただいたとしても、どこに建築するの？ということを想定しない限り描いて差し上げる意味は
ないと思っています。
ネットで、「３０坪 間取り」と検索エンジに入力すると 数百の間取りパターンが閲覧できる時代です。 設計士である私たちが
考える必要もないと言ってもいいでしょう。仮に、どのような形、間取りが良いか だけを知りたいのであれば、自分で選べるわけです。素人でもわかり易い、選択できるという点からは利点でありますが、土地を購入、決めようかな？と決断するには
建築士、専門家に相談することをおすすめします。
賢い、土地の選び方の一つに、 建築士に相談する ということです
