【注文住宅】現場監督は現場にどのタイミングで行くべきなのか?訪問頻度が増えるのは「目的が明確でないから」
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
現場監督の現場訪問はなんと40~50回!多い?少ない?
足場が外れる、建物の外観。
イメージは頭の中でできていても、実物を目にするまではドキドキするものです。
「早く足場が外れないかな」と思うのは、お客様も私たちも同じです。
最近は現場に足を運ぶ機会が増えていますが、一体何回くらい現場を訪れるのかご存じですか?
なんと40回から50回ほどと言われています。
現場への訪問頻度が増える理由は「目的が明確でないから」
「そんなに多いの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけ現場での確認が大切だということです。
では、なぜそんなに現場へ行くのか。その理由は「目的が明確でないから」だと感じます。
「何のために現場に行くのか」という目的意識が主体的でないと、訪問の頻度が増えてしまうのです。
例えば、「様子を見る」「工程を確認する」といった目的だけでは不十分です。
現場訪問の本来の目的は、「安全管理」と「品質管理」に尽きます。それ以外の理由で訪れる必要はありません。
では、どのタイミングで行くべきなのか?
答えは「工程が進んだ節目」です。
ただし、その節目であっても、目視による確認が不要な場合は、経過報告で済むこともあります。
効率的な現場管理のためには、訪問の頻度を見直し、目的に基づいた行動を徹底することが大切です。
もちろん、目視確認が欠かせないタイミングもあります。特に、「これ、大丈夫?」と不安を感じる箇所や、図面だけでは正確に伝わらない部分には注意が必要です。間違えると後戻りができない場合もあるため、現場での直接確認は欠かせません。
現場では予想外の「しょうもないこと」も起こる!
一方で、現場では予想外の「しょうもないこと」も起こります。例えば、現場のキーボックスが紛失したとの連絡が入ったとき。「そんなことあるの?」と思いましたが、鍵の紛失は大問題です。急遽、現場に向かい探したところ、なんとキーボックスごと草の陰に落ちていました。
このような事態も、広い意味での「安全管理」の一環です。現場では、些細なことにも目を配る必要があると改めて実感しました。
散らかっている現場ほど、しょうもないトラブルが起こりやすい
しょうもないトラブルを減らすことも、監督の重要な役割の一つです。大抵、散らかっている現場ほど、しょうもないトラブルが起こりやすいものです。
今回の鍵の紛失騒ぎが起きた現場は、決して散らかっていたわけではありません。ただし、キーボックスを置いていた場所が問題だったのかもしれません。ここは改善の余地があると感じました。