諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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中古住宅購入の移住者さんから リフォーム相談

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

東京から移住予定の方が 中古住宅を購入予定なので リフォームの相談にのって欲しいと言うご依頼で、安曇野市穂高町まで
行ってきました、 私たちの茅野から 大凡50kmほど離れた場所です、車で1時間ほどでしょうか。

たびたび、穂高町はじめ、周辺の松川村、池田町、大町など建築をさせていただいいていましたので途中感はそこそこあります。
安曇野平野、穂高あたりまで北上してくるといつも遠くから眺めている北アルプスが間近に迫り、迫力のあるアルプスの風景が
やはり魅力だよな、と思いました。

ご相談物件は、築40年ほど。外回りの壁には痛みがある部分も見受けられますが、致命的に取り替えをしなくては。と言う箇所が
ないことをまず、確認しました。もちろん、塗壁にヒビ、基礎の地窓(風取り穴)周辺にヒビが入ってはいます。
このヒビを改善するには、構造的の修繕が必要ですが現実の費用の問題から見れば、応急処置的な手段が適正化と思いました。
築年数が経過していれば、完璧な状態の中古住宅はあるのかな? と言う疑問も浮かびます。

ヒビに関しては 建物へ 雨水の進入を防ぐ処置だけを施すことです、シリコン剤、パテ埋めなどを使用する、ですが 数年で
同じ箇所に同じヒビが生じるかもしれませんが 心配になるお気持ちはわかりますがの築40年経過していますので、現在あるヒビ以外の場所に、新たにヒビが発生する可能性は皆無です。

建物のひび割れのメカニズムは、建物の全体の荷重負荷が、弱い部分に現れる、しわ寄せ って言った方がわかりやすいです。
建築物全てですが、 経年とともに、コンマ数ミリ歪みが生じます。 原因とすれば 構造材の伸縮、地面の変動かと思いますが
ビル、マンションなど 外装にタイルを使用するときに 誘発目地(伸縮目地)を設ける施工方法があります、この誘発目地に
しわ寄せ、ひび割れがくるようにこの目地にシリコン材など伸縮する材料をつかうことで、タイル部分のひび割れを抑えるここを
目的とします。

今回のご依頼の 主は、キッチン、お風呂、トイレ、洗面と水回りの改修、そしてリビング、ダイニングの模様替え。
キッチンは使い勝手から I型キッチンからL型へ、トイレの奥行きが狭いので拡張した、 大きい改修すればこの2点です。
問題なく改修できることの様子を確認しましたが、やはり 40年前の建物、サッシがアルミサッシ。かろうじてペアガラスで
すが、 ガラスの間の層は わずか5mm程度と、現在のペアガラスに比べると、寂しいかと・・。断熱性能面を向上させるには
まず、サッシの強化をと思いますが、家全体に強化するには費用がかかりすぎます、 最低、必要な箇所、今回でいえば
脱衣場の窓は 強化した方がいい そのほかは 全体の希望されている箇所の改修予算を出した上で、検討しましょうと
ご提案をさせていただき 打ち合わせを終えました。

私たちは建築のプロですから、全てベストの状態に差し上げたいと思う気持ちがありますが、完璧、パーフェクトを目指すには
お客様に費用の負担をかけることになります。であれば、今の状況、条件からベストな提案を差し上げる このことが
プロとして、お客様の事を考えてあげる大切なことです

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