長野県の二世帯住宅でエコキュートが何台必要か計算してみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です。
二世帯住宅で最も検討する必要があるのは「冷暖房や給湯設備」
午前中、二世帯住宅を検討中のお客様との、打ち合わせがありました。
前回は間取りについて詰めてきましたが、今回は同居されるお母様も同席され、確認をいただきました。
二世帯住宅で最も検討する必要があるのは、間取り、外観、デザインだけでなく、冷暖房や給湯設備です。
現在、エコキュート(※)が主流になっていますが、エコキュートはタンクに貯める容量が決まっています。
目次
ご家族の人数にあわせたお湯の使用量の目安
4~7人 お湯はり1回+シャワー7回+キッチン・洗面・手洗い460 ~5人 お湯はり1回+シャワー5回+キッチン・洗面・手洗い370 L
2~4人 お湯はり1回+シャワー3回+キッチン・洗面・手洗い300 L
1~2人 お湯はり1回+シャワー2回+キッチン・洗面・手洗い185 L
* ※お湯はり温度設定40℃、シャワー湯量毎分10Lで8分使用。(貯湯ユニット内温度80℃・給水温度5℃)
* ※使用湯量は目安であり、使い方などにより変わります。
* ※2世帯住宅等でおふろが2ヵ所にある場合、2台のエコキュートが必要となります。
「株式会社コロナ 我が家のエコキュート?エコキュートHPから引用」
二世帯住宅でエコキュートが何台必要か計算してみた結果
一回のシャワーで約80Lを使用し、浴槽の湯はりの目安は180Lから200L程度だと思います。
浴室が2つあれば、エコキュートが2台必要ということは明確ですが、今回検討中のお客様の家族は7人で、浴室は2つではなく1つのみです。さらに、シャワーブースを別途設ける予定です。
家族の人数を考慮すると、最大サイズのエコキュートでもギリギリです。
「では、どうしたら良いか」という問題に直面しています。
エコキュートを2台設置するのはコスト面で難しいかもしれません。
代わりに、大容量の560Lのエコキュートか、エコキュート1台とガスボイラー1台の組み合わせが考えられます。
この点についてさらに調査していたところ、次のホームページを見つけました。
わが家に最適なエコキュート容量はどれくらい?地域別使用可能湯量一覧
「地域別使用可能湯量一覧」から読み取れること
このグラフから、長野県の真冬において、460Lのエコキュートでは6人家族ならば何とか足りるかもしれませんが、8人家族では湯切れが発生する可能性があることがわかります。
一方、560Lならば足りると読み取れますが、実際の使い方や生活の仕方によって左右されるでしょう。
今日出てきた難しい言葉を分かりやすく解説!
エコキュート
エコキュートは、主に電気を使って水を温める給湯器ですが、一般的な電気給湯器とは異なり、空気の熱を利用して効率よくお湯を作る「ヒートポンプ技術」を採用しています。
この技術は、外の空気から熱を取り込み、それを使って水を温めるため、非常に省エネルギーで環境に優しいとされています。
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