4月23日、24日 見学会の隠れた見どころを解説
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
斬新なデザイン住宅ほど 雨漏りが潜む危険な罠。
世の中には、建築家と呼ばれる設計事務所を開設しいてる建築屋さん、 全国展開をしているハウスメーカー、地元のみをエリアと
している工務店があります。
建築家呼ばれる設計士さんの作った住宅は、斬新なものが多いです。外観から内観まで、1つ1つに凝った造りをされています。
素晴らしいと感じる方と、なんだかしっくりこないと思う方 二極化かと思います。
一方、ハウスメーカーさんは、その時代の流行りを取り入れて、スタイリッシュな家づくりをされています。
従来は、屋根を強調するようなどっしりとした見栄えの家でしたが、昨今は 箱物と思えるような屋根があるのかないのか
わからないような外観から見て、一見事務所?って感じのスタイリッシュの形が主流になってきています
私たちのような 地元工務店は、その時々の流行をとりいれた設計に引っ張られる傾向にありますが、一番重要に私が思っていることは、家というものは劣化してしまうもの、つまり 手を加えて長きに渡り持たせるものです。
そこで、私が考えていることを申し上げると、屋根の形状を複雑にしない。 なるべくでしたら総2階建てが理想ですが、
昨今、リビングは広くしたいなど要望が多いことから 予算との兼ね合いで どうしても1Fの面積は大きく、2Fは小さくといった
下屋根と呼ぶ屋根ができます。 雨が漏れやすくなる箇所は 3つ。 屋根と壁との取りあり、窓の周囲、バルコニー です。
屋根形状について、最近の流行りのキューブ型 つまり軒先が無い作り、まともに雨がかかりする箇所が 外壁の上と屋根との取り合い部分。ここに弱点を持っています。もちろんながら この部分に水が入らないような処置を施すわけですが、施工精度が悪いと
雨漏れしやすく、また、経年劣化した時に雨が入りやすい場所となってしまいます
故に、屋根の形状は流行り廃りに左右されない 切妻屋根というのがベストなんです。
バルコニーに関して、形状問わず、必ず漏れやすくなる場所といっても過言ではありません。 まともに、雨を受ける、陽射しを受ける 屋根と一緒ですね、であるにも関わらず、バルコニーの床は屋根素材とは違う、FRPと言う防水施工をしていること。
FRP防水とは、劣化は避けられません。 塗り替えをすれば長期維持することは可能ですが、屋根材より短期間で劣化をすることが
わかっています。 故に、設計上でバルコニーに対しては、屋根を設ける 天井を作るように工夫を凝らします。
今回、23、24日で開催する見学会会場の物件をご覧にいただくときに、アーチ型の開口入り口や、工夫を凝らした壁紙や
動線の間取りも参考になりますが、普通つくり、形状でもある理由をまじかで見てもらいたいと思います。
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下諏訪町の完成見学会は2022年4月23(土)、24(日)の二日間のみ 〜混乱期の今だからこそ「古き良き伝統のある3世代の暮らし方」から学ぶ3つのポイント〜
■場所:長野県下諏訪町西四王地区
■日時:2022年4月23日(土曜日)24日(日曜日)完全予約制
■時間:午前10:00~午後16:00(雨天決行)※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。
売り込みは一切ありません。
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