諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

  1. HOME
  2. 諏訪・松本の工務店|池原純一ブログ
  3. 【茅野市】神長官守矢史料館に行ったら休館日だった話|ちの旅主催アクティブツアー「フジモリ茶室」に参加したらこうなった

【茅野市】神長官守矢史料館に行ったら休館日だった話|ちの旅主催アクティブツアー「フジモリ茶室」に参加したらこうなった

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

神長官守矢史料館を外から眺めました

「フジモリ茶室」ツアーは、茶室だけではありません。茶室に向かう前に 神長官守矢史料館も見学できます。 この日は残念ながら休館日。外から建屋を眺めます。

これは焼杉の壁に土壁、そして地元産の鉄平石で葺いた屋根が特徴です。藤森照信先生が手がける建物には、屋根を突き抜ける鹿の角のような自然木が用いられるなど、独特のデザインが施されています。

神長官守矢史料館|茅野市で注文住宅ならエルハウス

この資料館は、照信先生の幼馴染である守矢さん(さなえさん)の敷地内に建っています。資料館の向かい側には守矢さんの住宅があり、現在は空き家となっています。守矢家といえば 諏訪大社上社の神長官(じんちょうかん)を務めてきた社家です

この写真の建物、どう思われますか?

神長官守矢史料館|茅野市で注文住宅ならエルハウス width=

この写真を見て、この建物についてどう思われますか?私が感じたのは、建物自体よりも周りに生い茂る草の存在感でした。草の名前はわかりませんが、この雑草が建物を引き立て、まるで浮かんでいるように見え、自然と調和していると感じました。もしこの建物が砂漠の真ん中に建っていたら、きっとただの小屋に見えてしまうのかもしれませんね。すみません、生意気を言ってしまいました。

ガイドさんによると、藤森先生も「地面と建物の境目、線を消してください」と指示されたそうです。線があると自然に見えないから、周囲に草を生やしてほしいとお願いしたとのこと。確かに、自然界には直線がないと思います。富士山が美しく見えるのも、緩やかな曲線の尾根が伸びているからで、もしそれがピラミッドのような直線であれば、印象は違っていたでしょう。

土壁にすることで、角ばった部分にも自然な丸みが生まれ、わずかに曲線となるため、優しく自然に見えます。また、壁に貼られた杉の皮も、うろこのように凹凸があることで、自然の一部に見えるのです。

建築には決まりがないからこそ、美しく、興味深い

建築には決まりがないからこそ、美しく、興味深いと感じます。例えば、社殿造りの屋根も真っ直ぐではなく、先端が反り返っています。それが美しい日本らしさを表しているのでしょう。そう考えると、現代の住宅は自然界と調和しきれていないように思えます。ここには改善の余地があると感じました。

松本市里山辺地区完成見学会

松本市里山辺地区|子どもの成長を一番に考えた、注文住宅の教科書になるような家

■場所:長野県松本市里山辺地区
■日時:2023年7月15日(土曜日)〜23日(日曜日)完全予約制
■時間:午前10:00~午後16:00(雨天決行)

※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。

売り込みは一切ありません。
安心してご参加下さい。

イベント情報を見る

セカンドオピニオンやってます

 

 

社長 池原純一のプロフィールへ
お客様の声
イベント情報

関連諏訪・松本の工務店|池原純一ブログ