【価格改定のお知らせ】建築資材の値上げが止まらない!製造自体が中止されている現状を考えてみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
今月から売価を上げることを決断しました
7月に入りました。今まで価格維持に努めてきましたが、じっと我慢の時と考えていたものの、今月から売価を上げることを決断しました。つまり、値上げを実施いたします。
以前もブログでお伝えしましたが、建築資材の値上げが止まらない状況です。
値上げで対応できるならまだしも、一部メーカーでは製造自体が中止されています。
たとえば、ロックウール(断熱材)メーカーが製造を中止したことで、弊社が採用する某グラスウールメーカーにも影響が出ており、生産見直しや商品ラインの縮小といった対応が取られる見込みです。
安く大量に作る時代が終わりつつある
値上げしてまで生産を続けるより、製造自体をやめることが、企業にとっては確実な選択肢なのだと感じます。今は、ただ安く大量に作る時代が終わりつつあるのだと認識しなければならないと実感しています。
資材高騰や職人不足、さらには住宅ローン金利の上昇の影響で、一戸建てや注文住宅の価値がますます高まっています。車の新車ですら、注文から納入まで半年から1年が当たり前になりつつあると聞きます。
「建売時代」の到来か!?
こうした状況の中、「建売時代」の到来を感じるのは寂しい気もします。建売住宅は、売価から逆算して仕様や内容が決められていることが多く、販売できなければ困るのも事実です。その気持ちはよく理解できるだけに、変わりゆく住宅業界を複雑に感じています。
建売は、どこに価値を見出すかで「安い・高い」と感じるかは変わってくる
先日、遠方で縁あって度々訪れる場所に建売物件ができました。
確か4000万円ほどの価格で、地域的にも安く、お得だと感じていました。
若いご夫婦が購入されたと聞き、「売れたんですね。安くて良い物件でしたよね」と隣人の方と話をしていると、驚きの声が返ってきました。
「近所なので建設中の様子を見ていましたが、内容は粗末なものでしたよ。あの価格で売って不動産会社は随分儲かったでしょうけど、他の近所の人も『あの価格では買わない』と言っていました」とのこと。価格と品質のギャップには注意が必要だと感じました。
建売を購入する際、どこに価値を見出すかで「安い」「高い」と感じるかは変わってきます。きっとそのご夫婦は、立地や環境を優先したのでしょう。そう考えると、決して高い買い物ではなかったのかもしれません。
諏訪市上川地区|Instagramを徹底的に使いこなし、20年越しの夢を実現させた家
■場所:長野県諏訪市上川地区
■日時:2023年7月8日(土曜日)〜17 日(月祝日)完全予約制
■時間:午前10:00~午後16:00(雨天決行)
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