紀州杉 間伐材の利用
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
きれいだと思うですが・・・。
大壁、真壁 というのは木造在来工法で、室内側の仕上がりのことを指します。
大壁といのは、現代の住宅で主流、 構造では木も柱や梁(床を支える木)を貼りくるみ、
仕上がりの室内から 構造の木は見えない、壁です。
真壁というのは、従来、昔から伝わる仕上がり、構造の柱がそのまま室内側に見えている状態
柱、柱間の壁を、塗壁にしたりクロスで貼った仕上がりです
私は木の匂いが好き、 木の雰囲気、特徴を維持して暮らしたいという人は真壁が適している
ですが、真壁とは壁の厚みが 大壁に比べ薄くなる構造から充填する断熱材の厚みを落とすしかない。
ということで 断熱性能が落ちます。 ただ、外張りという壁の外側に断熱をする 外張り断熱とすれば
補うことはできますが・・。コストUPにはなりますね。
真壁でつくる住宅は圧倒的に少ない中で、サイエンスホームは真壁が売りですね、 思いっきり
木の自然を感じて暮らしたいなら サイエンスホームですね
サイエンスホームをオープンさせる準備は整いました。
従来のエルハウス は そう、大壁の仕上がり。 ですが 木の自然の香りも大壁で
感じたい、せっかくの木造住宅、一部でも木を見えるようにしたい という方には
化粧梁 という天井の一部に梁ををみせていましたが、 この梁、材種が米松だったんです。
米松の特徴は 粘り強い木(たわみに強い)ですが、欠点は 節。 しかも、節がでかい、
節が全くない材を 無節って呼ぶんですが 材木のサイズが 柱程度の10センチ角くらいでしたら
無節もあるんですが、梁というと 10センチ✖️24センチ以上になることか、無節のざいはほぼないです
化粧針を希望されてお客様から 時折、節の大きさ、数に指摘も受けたこともあり、
今回、材木屋さんにお願いして 紀州杉 を用意しました。
林業を営む人が 年々減少して山は荒れていく、同時に需要がないと切り出しても仕方がない
悪循環ですね。 で、紀州杉がきれい という紹介をいただき
化粧梁の材を 米松から紀州杉に 変えていきます。
サンプルとして 本社打ち合わせコーナーに 大工さんに設置してもらいました
赤っぽい色が 米松、白っぽいのは 杉 です