窓種は適材適所に使いわけたほうがいい。
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
常識に囚われない、建築ができるのは自由設計の利点です。
一番、感じていることが樹脂窓の多投です。 今、業界でおきていることは
開口部分からの熱の出入りが 室内空間への影響が大きいことから、
アルミサッシから、 アルミ樹脂複合サッシから オール樹脂窓を標準にする
というのが主流です。
なぜ、樹脂窓を採用するのかというのは、 熱還流率が低いからということが大きい理由です
熱還流率が低い=外部からの温度の影響が受けにくい=断熱熱性が向上 ということで
外皮熱還流平均を 計算をするときには この 窓の熱還流率が大きく左右をするためです。
もちろん、数字が現した通りの期待とはなります、
ですが、 全ての窓を樹脂窓にしてしまうのは 実に残念だと思うんです。
樹脂窓の欠点というか、 私の勝手な思いですが、 ガラス周辺の縁が太いこと。
つまり ガラスの面積は アルミ、アルミ樹脂複合に比べて小さくなります。 ガラスの面積が
小さいということは 断熱面で言えば有利、反面、外部からの日射の取得は不利になります。
どちらいいのか?という議論は 出来ない と思います、 主きをどちらに置くのか、だけです
1つの家で 全ての場所に同じ窓種を使用するという概念がこの業界ではありますが
それは あくまでも建築者側が楽であるため、 見積もり、発注を1メーカーだけで
済ませることができる、また サッシメーカーとは 多数採用をすることで仕入れ値を下げる
という交渉の材料で過ぎないです
本来なら 適材適所で 使いわけた方がいい、
日射量が期待できる南面に、ガラス面積が大きい アルミ樹脂複合のサッシを使う、
室内から眺めのよい場所にも 同様にガラス面積が大きいサッシを採用する
その逆で、 日射量の期待できず、 眺望も望めない箇所には 樹脂サッシを採用する
それが 一番いいと思いますし、自由設計と小さい工務店だからできる技です
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