
足元の暖かさを左右する「基礎断熱」と「床断熱」の違いとは?真冬のフローリング表面温度を測定した結果
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
暖かいよ 寒いよ どんだけ???
足元の暖かさが最も大事!重要なのは「基礎断熱」と「床断熱」
足元の暖かさが最も大事だと思います。
そこで重要なのが「基礎断熱」と「床断熱」という、床下の断熱方法の違いです。
この2つの断熱方法によって、家の暖かさや快適さが大きく変わります。
それぞれの特徴を知って、自分たちに合った断熱方法を選ぶことが大切ですね。
床下からの冷気をしっかりと遮断「アクリUボードピンレス」
床断熱は、フローリングの下にある構造用合板の真裏に、断熱材を入れる工法です。
この工法では、床下の空間に外気が流れる仕組みになっており、湿気がこもらないように工夫されています。
写真の白い材料は、グラスウールの床用断熱材の中でも最強クラスの性能を誇る「アクリUボードピンレス」(36kg/㎥・厚さ105mm)。
その熱抵抗値は3.3 m²K/W という高性能仕様で、床下からの冷気をしっかりと遮断します。
基礎断熱の圧倒的なメリット
基礎断熱工法は、基礎のコンクリート立ち上がりの内側に断熱を貼ります。
特徴は、地面と接している土間にも断熱材を設置しています。
基礎断熱の圧倒的なメリットは
・気密性能を確保しやすい
・床下空間の温度が室内空間に近い です。
断熱材は湿気に強い。
押出ポリエスチレンフォーム スタイロエースⅡ これまた最強
基礎立ち上がりは 100mm厚み 熱抵抗値 3.57m2k/w
土間部分 50mm厚み 熱抵抗値 1.7m2k/w
断熱材や工法の違いについては理解できたと思いますが、それによって足元のフローリングの表面温度はどのくらい変わるのでしょうか?
フローリングの材料は同じで、その下の構造用合板も同じ条件です。
また、室内ではエアコン1台のみがリビングで稼働中。
今回計測したのは、そのエアコンが設置されたリビングから最も遠いエリアの床温度です。どれくらいの差が出るのか、結果を見てみましょう!
測定した日が異なるため、外気温にも違いがありました。
・床下断熱工法の家を測定したときの外気温:0℃
・基礎断熱工法の家を測定したときの外気温:2℃
この「外気温2℃の差」をどのように考えるか?
単純にそのまま2℃を測定温度に加えれば、床の表面温度はほぼ同じとも言えますが、外気温の影響をそのまま受けるとは考えにくいですよね。
そこで、2℃の差の半分 1℃ を調整して考えるのが妥当でしょう。
結果として、基礎断熱工法の家の方が床の表面温度は快適に近いといえます。ただし、床下断熱工法の床も18.7℃あれば、「冷たい」とまでは言えない 温度です。
さらに、無暖房時の床の体感温度を比較すると…
床下断熱工法の床 → 明らかに冷んやり冷たい
基礎断熱工法の床 → まぁまぁ冷たい
この差をどう捉えるかですが、やはり「基礎断熱の方が底冷えしにくい」という印象ですね。
床下断熱工法の場合
床表面
基礎外周部立ち上がり表面
基礎断熱工法の場合
床表面
基礎外周部立ち上がり表面