湿度が健康に影響することは 知っていましたか。
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
放射冷却で冷え切っている このところの朝です。 −7℃。えー
WHO(世界保健機関) は 「住まいと健康に関するガイドライン」 で、寒さによる健康影響から居住者を守るための室内温度 として18℃以上を強く勧告し、また、寒い季節がある地域の住宅では新築時や改修時の断熱材設置を条件付きで勧告して います。
知っていましたか?
慶応義塾大学の 伊加賀教授からのセミナーを拝見して いかに健康を守るためには 室内温度、湿度、が
重要だということを再認識しました。
室温のことは 知ってはいましたが、 湿度については 新たな学びが。
中耳炎が少ない湿度は 40%から60%。 教授からの発表を書きますが
子供1041人のうち、 居室床上1m室温 19.7℃以上の世帯 414人の子供を対象として分析をしたところ
中耳炎の子供は、冬季の居間湿度が40%から60%。未満の住まいに比べて
湿度40%未満の乾燥した住まいでは 3.1倍
湿度60%以上の湿った住まいでは 4.0倍
これって 湿度が高いと カビ菌 の割合も高いっていうことです。
エアコンでの暖房、高気密傾向にある室内は乾燥も然り、 空気の入れ替えが行われていないと
カビ という菌が充満している可能性があります。
断熱改修が多く叫ばれている理由は、室温が健康と関係していること、そして、室内の空気。
空気がきれい である必要もあるんです。 換気をせずに 空気清浄はできません。
ですが、寒い冬、換気をするとなるともちろん、冷気が室内に入ってきます。 空気の性質上
冷たい空気は暖かい方へ流れる んです。
では この冷気を室内に流さないで且つ、空気清浄というと 第1種換気システム そう、熱交換 という
換気システムを導入すればいいんじゃない って思いますが
熱交換部分のフェルターの汚れが半端ない、 (我が家で確認済) はっきり言って掃除は面倒、だと私は思う。
そして 換気システムのダクト内部の汚れも気になる。 長く使っていればいるほど汚れるリスクあり。
とすると 第1種換気もダメか・・。
ということから ちょっと今きにかかっている工法があるんです 通気断熱工法。
壁の外側と内側の2重の通気層を設けての 呼吸している環境を作り出している 日本の住宅は元々、土壁、漆喰などの
壁の仕上げ、 自然に壁が呼吸をさせていた そう 空気が行き来している状態であったはず。そのような状態に
近づけた工法。 を 研究、検討していこうと思案中。です